オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
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9R...スタート巧者が揃ったが、鈴木宏が外枠からカマシ気味に出て谷島を追う態勢を作る。その流れに乗っていきたいのは篠原。道中で鈴木宏に隙が生まれると差し場がある。岩見は外枠勢をスタートで突っ張れれば展開が向く。その岩見に先行できれば久門もチャンス十分。田中正はエンジンが良く、序盤の位置取り次第では勝負になる。
◎ 7 鈴木宏和
○ 8 篠原睦
△ 5 岩見貴史
△ 3 久門徹
▲ 2 田中正樹
おすすめの買い目
7=8-235
別線 3日目に意地を見せた久門がもう一本
3-2578
10R...鈴木圭は3日目の動きが冴えなかったので本命には推しづらいところだが、2日目までの動きが戻れば追っていけるだろう。位置的に魅力あるのは浦田で、スタートで後手を踏まなければ勝機ある。スタート力ある佐藤摩は序盤勝負。長田稚は混戦になっても番手を上げられる機力と腕がある。松本康は初日から動きが悪くなく穴の狙いに。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 3 浦田信輔
△ 7 佐藤摩弥
△ 6 長田稚也
▲ 5 松本康
おすすめの買い目
8-3567-3567
別線 トップスタートを切った時の松本康
5-3678
11R...注目の2級車・浅倉はハンデが重くなり、スタートを残せるかどうか大きな疑問が残る。今節は負けなしの佐藤貴が外寄りからでもダッシュをつけて先行する。その後は間髪を入れずに浅倉を交わしそう。佐藤貴のスタートに乗って行きそうなのは永井と有吉。競り勝った方が優出のキップを掴みそう。岩崎はトップスタート決めると好勝負。浅倉はとにかくスタートを残すことが最低条件。
◎ 6 佐藤貴也
○ 8 有吉辰也
△ 7 永井大介
△ 4 岩崎亮一
▲ 1 浅倉樹良
おすすめの買い目
6-78-1478
別線 独走に持ち込めた際の浅倉
1-4678
12R...3日目に12Rで1着を取った荒尾にはセッティング面でのアドバンテージがある。スタートもある程度決めて速攻に持ち込みそう。8番手からの競走になりそうな中村雅だが、腕は確かで優出圏内にまで浮上できる。若さある栗原佳は初日に上がり一番時計を出したように動きが活発。ハンデ重化した北原だが、スタートをこなせば戦えるだけの機力はある。田中茂の動きが急上昇しており、動向には注意したい。
◎ 7 荒尾聡
○ 8 中村雅人
△ 6 栗原佳祐
△ 2 北原岳哲
▲ 3 田中茂
おすすめの買い目
7-68-2368
別線 走りに力強さが出てきた田中茂
3-2678
強烈な捲りで桜井晴光が微差先着!
見るからに寒そうな伊勢崎オートの優勝戦。圧倒的な実力者である金子大輔を人気で凌駕したのは佐々木光輝。目標がない1号車で試走3.32と30m後ろの金子大が3.30だったことを考えると人気になるのはうなずける。3連単は1-7-4、1-7-6、1-7-3、1-7-5が上位人気。7-1-6、7-1-4は20倍ちょっとを示していた。2連単は1=7、1-4、7-4が売れていた。
発走。10m後ろの落合淳のスタート残した佐々木光は少しずつ差を拡げる。金山周平は序盤で後方へ下がってしまい、吉原恭佑を捲った桜井晴光が落合淳を差して追う展開に。この時、金子大は5~6番手。桜井は佐々木光の背中を視界に最終3~4コーナーでイン入ったと同じタイミングで、3番手上がった塚越浩之を金子大が捌くがそこまで。自身の初優勝狙った佐々木光は残念な結果に終わったが、これもいい経験と言えよう。結果は3連単4-1-7で5,710円、2連単は4-1 1,900円とマズマズの配当でした。
森下輝がパワーを発揮した
森下輝にとってまず幸いだったのは、10メートル後ろが先行力の高くない岩科鮮太1車だったこと。森下は20線3車並びの大外枠から後続のスタートを残して発進すると、2周目に0ハン2級車の藤本悠仁をインから交わして2番手、4周目に同ハン1級車の稲原良太郎を捲って先頭へ抜け出した。
これまで2度の優勝がある森下は、地元・浜松以外のレース場での優勝は今回が初めて。そして良走路での優勝もこれが初となった。通算6度目の優出で3度目のV。通算勝利数は68勝に。
岩科鮮太が6周回1コーナーで稲原良の内へ突っ込んで2着。山陽S級の丸山智史と長田恭徳は、前団の流れが速くなったのが敗因か、地元の晴れ舞台で主役を務めることはかなわなかった。
文/鈴木
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《G1開設69周年記念レースの展望》
今期全国ランキングの地元S級8名が勢ぞろい。そしてA級の上位2名は『開設記念レース』通算V4の浦田信輔と、目下の進境いちじるしい福岡鷹。今の飯塚が誇る最強の布陣だ。
近3回はそれぞれ異なる遠征選手による3連覇、さらに過去10回の内なんと9度も外来勢に優勝されている。栄冠を地元勢の手に奪還すべく、そして次回以降もタイトルを防衛できるように、地元飯塚勢の逆襲が今年こそ始まるか。
有吉辰也は開設記念V3ながら、最後に制したのは15年も前になるが、先日の飯塚デイレースSG『日本選手権』は初日から5連勝で決勝戦へ進んで準優勝。今大会の決勝戦と同じ8周回の準決勝戦を大差で勝利し、決勝戦も8周目を過ぎるまで先頭を走っていた。
荒尾聡は当大会に過去2度優勝。選手権は優出ならなかったが、先週の飯塚ミッドナイトではスピードアップしていた様子だ。
浦田は今年8月下旬の飯塚デイレースあたりから攻撃の決め手が上向いて勝ちきるレースが増え、選手権でも6戦中3連対が3度と、近況は状態の良さに加えて勢いもある。
篠原睦は本大会の優勝歴はなし。というよりG1に優勝したことがまだない。しかし過去1年間の飯塚での安定感は素晴らしく、昼夜とりまぜて21節に出場して17度も優出。そのうち9節に優勝している。今回で69回目を数える飯塚伝統のタイトルを獲ることでG1ウイナーに仲間入りしたいところだ。
岩見貴史は4年前、第65回大会の覇者。その決勝8周戦は約6周回にわたって荒尾の追撃を抑え込んでみせた。今季は、大きな数字の着順が増えていた夏場を経て、10月以降は大敗する場面がほとんど見られなくなった。
長田稚也は2023年の飯塚ナイター『ダイヤモンドレース』で篠原よりひと足さきにG1制覇。今年は2月の浜松SG『全日本選抜』に優出したもののSG戦線では目立った戦歴を残せていないが、選手権の翌週に出走した飯塚デイレース一般開催では6戦5勝して決勝戦3着。発走時に前輪が浮いて金子大輔に先行されたが、後方7番手から追い上げて3着に喰い込んだ。
鈴木圭一郎は選手キャリア丸10年にして本大会をすでに3度も制している。今年の選手権6日制の後半2日間は苦戦が続いたが、先週の川口デイレースG2『オートレースメモリアル』では初日は3着ながら本走タイム3.358秒、2日目から3連勝して決勝戦へ進んだ。
鈴木圭と同期の鈴木宏和は、昨年12月の前回開設記念に優勝して、初めてのグレード制覇を果たした。その後は暮れの川口デイレースでSSトライアルを勝ち抜いて『スーパースター王座決定戦』まで進出。今年も冬の全日本選抜、夏の伊勢崎ナイター『オートレースグランプリ』、今月の選手権と、SG優出が3度。大会連覇をめざせるだけの実績を引っ提げて飯塚の地を踏む。
山陽勢で注目したいのは岡部聡だ。今期は全国ランキングA級に降格していることが表すように、このところ昼開催でも夜開催でも本走タイム3.41秒~42秒で頭打ちだったのが、直近節の山陽ミッドナイト3日制では3走とも3.3秒台を計時し、初日の予選と2日目の準決勝戦に連勝して決勝戦へ駒を進めた。その節間のコメントからは、気候が涼しくなりタイヤの喰い付きが良くなったことが活躍につながったようで、レース中盤に先頭へ立つと後続を引き離して独走するシーンが印象的だった。
今月16日の川口デイレースG2『オートレースメモリアル』。一緒に今節へ転戦してくる篠原・佐藤貴・佐藤摩・鈴木圭・辻大樹をくだして優勝したのが永井大介。2年半あまりを経た久しぶりのグレード制覇となったが、青山周平を何周回も抑え込んだテクニックはさすがだった。
同開催には浅倉樹良も参戦していて、5日間の着順は2着・3着・2着・3着・2着と、2級車ながら大活躍。4日目の準決勝戦は鈴木圭と佐藤摩に喰い下がっての3着、最終日は1周目で有吉に捌かれたものの、10m後ろの岩田裕臣を差し返し、同ハン1級車の筒井健太をも捌いて、番手を盛り返しての2着。この開催は走りが一段と進化していた。
その川口決勝戦から数時間後の飯塚では、浅倉と同じ37期の福岡鷹も成長ぶりを見せつけた。ミッドナイト3日制3日目の決勝戦がおこなわれて、福岡は先輩1級車の早津圭介と道智亮介をほんの10秒くらいの時間で立て続けに捲りきると、今年5月に山陽ミッドナイトでマークした本走3.369秒を更新する自己最高タイムの3.366秒を計時して、荒尾を全く寄せ付けずに圧勝したのだ。日本選手権は連日0mオープン戦だったため苦戦を強いられたが、ハンデ戦になる今回のG1開催なら活躍する可能性は大いにある。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-5(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-8(26期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-9(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 A-1(23期)〕
福岡 鷹〔飯塚 A-7(37期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-3(32期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-16(32期)〕
永井 大介〔川口 S-18(25期)〕
岡部 聡〔山陽 A-12(19期)〕
浅倉 樹良〔伊勢崎 A-34(37期)〕
文/鈴木
金山周平が独走態勢を築くか
全国ランキングS級が浜松は2名のみである今節。うち1名の木村武之が準決勝戦で敗退して、金子大輔が断然の主役となるシチュエーションだが、今回の2走とも勝ちきれてなく、決勝戦の10メートル前の選手たちとのタイム比較からみても追い上げに苦労する可能性がある。
準決勝戦7レースに大差勝ちした金山周平は「エンジンもタイヤも準決勝戦の状態のまま戦える」と述べており、準決勝戦のタイムが速くなかった落合淳と、すでに準決勝戦で破っている佐々木光輝を一気に交わして主導権を掴もう。隣の枠の桜井晴光が付いて回る展開がまずは想定されるが、同ハン大外枠から吉原恭佑がカマシ気味に出るシーンや、強気な差しがある塚越浩之が追走するケースもあろう。今節の試走が3.3秒台の金子大輔が3.2秒台までタイムを上げてくれば底力を発揮して勝ちきる可能性も十分ある。
◎ 3 金山周平
○ 7 金子大輔
△ 6 吉原恭佑
▲ 5 塚越浩之
穴 4 桜井晴光
おすすめの買い目
3=7-654
穴なら
4=3-765
文/鈴木