今月19日に川崎競馬場で行われた『スパーキングサマーカップ』。
笠松から遠征した、【マルヨフェニックス】が勝利しました〜!!!
スタートしてから少し狭くなる場面もあり、いつもよりも後方から。
3,4コーナーではグングン位置取りを上げ、最後の直線でキッチリと差し切りました☆
『オッズパークグランプリ』に続く2連勝!
管理する柴田高志調教師は…
「これまで左回りは苦手だったけど、今回は上手く回ったね。
状態が良くなってきているし、成長した証拠だと思っている。
今は8分くらいのデキだけど、本当に良く頑張ってくれた。
最後は届かないかと思ったけど、良く差して来たよね。
最近は少しズブさが出た分、最後の直線で追われてから、長くいい脚を使ってくれるね。
昔はヤンチャなところもあったけど、今はずいぶん落ち着いているよ。
輸送も前よりは気にしなくなったけど、やっぱり減るんだよな〜。
今回も笠松から15キロくらい減ってるから。
このくらいの馬体重が合っているのかもしれないけど、輸送は気を使うね。
帝王賞で強い馬と戦って、かなり成長してくれたと思う。
次はまだ迷っているけど、9月はお休みして、10月の園田『姫山菊花賞』を目指す予定。」
ということでした!
地方競馬を代表する馬となった【マルヨフェニックス】。次走も楽しみですね〜♪
お待たせしましたっ!
『第1回KRA国際女性騎手招待競走』に出場した、3名の女性ジョッキーたちのインタビューをお届けします!
[全員集合☆☆☆撮影:井上オークスさん]
まずは、見事優勝を飾った、名古屋の宮下瞳騎手!
[第1回KRA国際女性騎手招待競走☆☆☆撮影:土屋真光さん]
:おめでとうございますっ!
「ありがとうございます。すっごく嬉しいですね。」
:ですよね〜。まずは、遠征が決まった時のことから聞かせて下さい。
「韓国で国際的なレディース競走に出場出来るって聞いて…ちょうど1ヶ月くらい前に聞いたんですけど、もう嬉しくて嬉しくて、早く行きたい!って気持ちでした♪」
[レース直後の宮下騎手☆☆☆撮影:井上オークスさん]
:実際に、韓国に着いてからはどんな感じでした?
「5日に着いて、6日から朝の調教に乗ったんです。」
:え〜?!調教もつけたんですか?
「そうなんです。競馬場で調教するから、馬場の下見が出来てすごく良かったですね。
広いコースだし、こっちとはルールも違って面白かったですよ。」
:7日のエキストラ騎乗はどうでした?
「追い込み馬だったんだけど、名古屋の感覚で少し早めに追い出してしまって…
最後の直線50mくらいで止まってしまったんです。レースに騎乗してみて、思ったより直線が長かったですね。」
[笑顔が弾けている宮下騎手☆☆☆撮影:井上オークスさん]
:本番のレディース競走は、最後方一気だったんですよね?
「そうです。調教師から、4コーナーを回るまで追うなっていう指示をもらっていたし、エキストラ騎乗で早めに動いちゃったから、とにかく直線まで我慢しようと思って。
それに、日本のレディースと同じでペースが速くなるから、展開も向きそうだなと思ってました。」
:ごぼう抜きで勝った気分は?
「思わず、人生初のガッツポーズしちゃいました(笑)。最高に嬉しかったですね♪」
:競馬の他はどうでしたか?
「買い物をしました。いっぱい買いましたよ〜」
:旦那様(小山信行騎手)にも?
「もちろん、買いました。
今回の優勝も、すっごく喜んでくれました☆」
:そうですよね〜!では最後に、これからの豊富をお願いします。
「来年も国際女性騎手レースが開催されるようなので、絶対に出場したいですね。
それに、今回すごく勉強になったので、短期免許で釜山で武者修行したいとも思いました。
秋には日本でのレディースもあるし、地元の開催も1つ1つ大切に騎乗して、成長して行きたいです!」
続いては、荒尾の岩永千明騎手。
:急遽選ばれた感想はどうでした?
「宮下さんと別府さんで決まって、自分は選ばれなかったので、すごくガッカリしてたんです。
だから、連絡が来た時はビックリしたけど、本当に嬉しかったです♪」
:韓国に行ってからはどうでした?
「色々なことにビックリしました。
馬場は広いし、あと全頭タテガミがないんですよ!切ってあって。」
:え?ゲートの中で、タテガミを持たないんですかね?
「そうなんですよ。掴むところがなくて…。でも全頭マルタンガールを付けているので、そこを持ってました。」
:エキストラ騎乗はどうでしたか?
「絶対にハナに行けっていう指示だったんですけど、行けなかったんです。それで、調教師にものすごく怒られました。頭の中で色々考えちゃって、失敗してしまったんです。もう本当に悔しかったです。」
:それが本番に活きて3着でしたね!
「そうですね。レディースでは落ち着いて乗れました。
でも最後の直線で追う時に、荒尾でいつも注意されることをしてしまって…。ハミがキッチリかけられず、プラっとなってしまったんです。そこが反省点ですね。」
:他の国の女性騎手はどうでした?
「レセプションパーティーで、すごくドレスアップしてて、みんなキレイでした!
レースでは、日本以上に声を出してましたね。周りに言ってるんじゃなくて、自分や自分の馬に気合を入れてる感じで…最後の直線とか、ものすごい声でした。」
[表彰式の様子☆☆☆撮影:土屋真光さん]
:今回の遠征に行って、何か変わりましたか?
「とにかく勉強になりました!
また来年も絶対に出たいという目標が出来ました。選ばれないと行けないので、今まで以上に頑張ろうっていう気持ちが強くなりました。」
そして高知の別府真衣騎手。
[レセプションパーティーの様子☆☆☆撮影:土屋真光さん]
:出場が決まった時はどうでしたか?
「瞳さんは確実と聞いてたけど、私はわからなかったので、決まった時は本当に嬉しかったです。
初海外だったし♪」
:韓国に着いてからはどうでしたか?
「調教は乗りやすかったですね。
高知の倉兼騎手に韓国のことを色々聞いていたんですが、思ったよりも乗りやすかったです。」
:他の女性騎手はどうでした?
「ドレスアップがすごくて、ビックリしました(笑)。背中とか、胸元とか開いてて、日本とは違うな〜って思いましたね。
みんな、馬に乗ってる時と全然違って、キレイでした。」
:コミュニケーションは取れました?
「ずっと通訳さんがいてくれたので、困ることはなかったですね。
ただやっぱり、直接話したいなって思いました。もっと言葉をしゃべれればいいのにって」
:馬乗りの技術はどうでした?
「スタイルが全然違うので、一概には言えないんですけど。
すごく力強いですね。ずっと追ってるし。
でも改めて、瞳さんは上手いなって感じました。うまく対応していて、すごいと思いましたね。」
[別府真衣騎手☆☆☆撮影:井上オークスさん]
:レースはどうでした?
「エキストラ騎乗も、本番も前に行く馬だったんです。
前に行って止まった…って感じでした。
特に本番は、ものすごく緊張しちゃって…。日本のレディースでは落ち着いて乗れていたんですけど、プレッシャーを感じて緊張してしまったんです。」
:別府騎手には珍しいですね。
「そうなんです。
向こうは調教師さんの指示がすごく細かいこともあるし、内容も日本と全然違うことを言うので、それでプレッシャーを感じてしまったんです。
もう、自分に負けたって感じで、それが本当に悔しいんです!!」
:具体的には、どんな感じだったんですか?
「落ち着いていれば、もっと待てたのに、後ろから馬が来た時に焦って早めに動いてしまったんです。
もう悔しくて悔しくて…。
だから、短期免許を取って釜山に行って勉強したいんです!」
:さすが、前向きですね。では今後の抱負をお願いします。
「来年も絶対選ばれたいし、今年のレディースも優勝目指して頑張ります!」
[別府騎手、宮下騎手、岩永騎手☆☆☆撮影:土屋真光さん]
3人とも口を揃えて、「来年も行きたい!」と言っていました。
そして、他の女性ジョッキーたちにとっても、すごく刺激になったと思います。
「来年は私も行きたい!」と、みんな思っているでしょう。
今年の秋に開催される予定のレディースジョッキーズシリーズは、例年以上に盛り上がりそうですね♪
明日、韓国・釜山慶南競馬場で、『第1回KRA国際女性騎手招待競走』が行われます!!!
韓国、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ、日本の5カ国から、11名の女性ジョッキーが集まりました。
日本からは、
名古屋:宮下瞳騎手
の3名が選出されました〜!!
本番の前に、昨日エキストラ騎乗があり、
2レース 別府真衣騎手 11着
7レース 宮下瞳騎手 4着
9レース 岩永千明騎手 8着
という結果。
明日のレディース競走は第3レース、18:10発走です!
世界の女性ジョッキーたちを相手にどんなレースを見せてくれるのか…
そして、どんな成長を遂げてくるのか…
本当に楽しみですね♪
3人とも、頑張って〜〜〜
アスコット競馬場のコースは、右周りの3000メートル。
そして、直線1600メートルのコースと、障害用の3つのコースがあります。
アップダウンがものすごく激しくて、裸眼で見ていても上がったり下がったりがよく見えます。
芝はこんな感じ。
今週8日(土)には、内田博幸騎手が、ここで世界の競合たちと戦うんですよね〜。
チーム対抗で争う『シャーガーカップ』☆
相当スタミナ使うでしょうが…内田騎手なら、やってくれるでしょう!
頑張って〜!!!
私が訪れたのは7月25日(土)。
『キングジョージ?世&クイーンエリザベスS』当日。
まず第1レースは、なんと!!
レディースジョッキーレースでした♪
直線コースでの、19名の叩きあいは、かなり迫力がありました〜
勝ったのは、Mrs V.Faheyさん。
笑顔がとっても素敵でした☆
こちらでは、ジョッキーや関係者とファンとの距離がとても近いんですよ。
ジョッキーたちが、レース後に競馬場を後にする時は、パドックのファンエリアを通っていくんです!
鞍が入っているであろう、大きなかばんを持って、ファンの間を掻き分けて帰って行くんですよ。
で、ファンの方も、
「おう、お疲れ〜」
みたいな感じで、あんまり気にしていない様子☆
調整ルームもないし、日本とは根本的な考え方が違うようでした。
どちらがいいとかはわからないけれど、同じ競馬でも、色んな考え方があるんだな〜って思いましたね。
そしてメインのキングジョージ♪
スタートして、少しポジション取りをしたら…一気にペースが下がる。見た目にハッキリわかるくらい遅くなってるから、相当な下がり方のはず。あれはジョッキー大変ですよ。馬もね。
それで、道中はアップダウンを繰り返し…
最後の直線500メートルは、どの馬が伸びてくるか…というよりも、どの馬から脱落していくか…って感じ。
本当にタフなコースと展開だと思います。
レース自体が、全く違いました。
今まで、テレビでは何度も見ていたけれど…生で観戦すると、そのタフさがよくわかりましたね。
勝ったのは、マイケル・スタウト厩舎の【コンデュイト】。ライアン・ムーア騎手騎乗。
彼はパドックに入って来た瞬間に、他の馬を恋しがっていななき…関係者が慌てて他の馬の後ろに近づけた…という経緯を見ていたので、
「ちょっと子供だな〜」
と判断。馬券から外してしまいました…
レースでも、最後けっこうヨレていたし、4歳だけどまだ成長しきれていない面があるようです。
それでも強いんだから、このまま成長したら、どれだけ強くなるんだろう…と感じました。
凱旋門賞に出てきたら、【ブエナビスタ】の強敵になりそうです!
2着は【タータンベアラー】。マイケル・キネーン騎手騎乗。
3着は【アスク】。オリビエ・ぺリエ騎手騎乗。
なんと!3着まですべてがマイケル・スタウト厩舎という結果になりました!
すっごいですね〜。
あと、この日は日本でもお馴染みの、クリストフ・ルメール騎手とアラン・ムンロ騎手も騎乗していたんですが…2人とも、メインには乗っていなかった。
世界の競馬の厳しさ、そしてレベルの高さを改めて感じました。
今回の渡英の最大イベント、アスコット競馬場〜☆
しかも当日は、『キングジョージ?世&クイーンエリザベスS』!!
アスコット競馬場へ続く道は、すでにお祭り騒ぎでした♪
みんなお洒落して乾杯して…気持ちいいくらいの青空の下、G?デーが幕を開けました。
アスコット競馬場〜!!!
なんと!
カーナボン卿のご子息である、ハリー・ハルバート卿(ハイクレアレーシングの社長さんでもあります)のご好意によって、ゴール前の馬主席に入れていただきました!!
さいっこうのロケーションの中、シャンパンを飲み…
セレブになった気になりました(笑)
スタンドやコース、広場など、日本とはまた一味違う作りになっていました。
特に、装鞍所も見られるようになっているのにはビックリしました。
パドックに出る前に、じっくりと馬たちの様子を観察できます♪
こちらがパドック☆
お花に囲まれていて、ものすごくキレイでしたよ〜。
日本と違って、整列していっぺんに出てくるわけではなく…
準備が出来た馬から、ランダムに登場するのです。
熱心にパドックを見ている人もいれば…
パラソルの下や〜
ベンチに座って、パーティー中〜♪
馬券を買う列よりも、ドリンクを買う列の方が長い…という現象が起こってました(笑)
しかも、 そのお店がまた凝ってるんですっ!
ダンシングブレーヴ・バーや…
ドバイミレニアム・バーなど…
名馬の名を冠したお店なんですよ。
こういうのは、ファンにとって嬉しいですよね。
日本でもやってほしいな〜
ウオッカ・バーとダイワスカーレット・バーで、売り上げ対決とか(笑)
アスコットは、ギャンブルというよりも、社交場といった雰囲気が強かったですね。
だって入場料…約4000円もしました!
これは、日本じゃ考えられない高さです。
入れる場所によって、もっと高くなるらしいですよ(汗)
それでも行きたい!
それでも見たい!
そんな競馬場なのです☆