5/15『黒潮皐月賞』、6/26『高知優駿』、そして10/23『黒潮菊花賞』を制して、見事高知三冠馬に輝いた【グランシング】!
この偉業達成に、管理する炭田健二調教師にお話を伺いました♪
:まずはおめでとうございます!
「ありがとうございます」
:三冠を獲ったお気持ちはいかがですか?
「今高知は日本一小さい競馬場で、なかなか強い馬が来ない中でね、こうやって頑張ってくれる馬と出会えて嬉しいです」
:三冠目に挑む時は、プレッシャーもありましたか?
「実はこの馬は、まだ1度も仕上がった状態でレースに出走したことがないんですよ。
いつも腰に疲れが残ってしまうので、追い切りもビシッとはかけられないんです。
菊花賞の時も2ヶ月休みを取って、レースに間に合うように調整したんですけど、少し急仕上げでもあったし、余裕残りの身体でした。
それでも、高知の馬相手では負けないと思ってました。
ゴール前で脚色が鈍ってしまったけど、余裕残りの分ですね。よく頑張って三冠馬になってくれました」
:昨年の年末、道営から移籍して来た時は、どんな馬だと感じました?
「最初に使った時は前に行きたがってね。勝つには勝ったんだけど、このままじゃダメだと思って中西騎手と相談して、番手に控える競馬を覚えさせたんです。
そうしたらいい脚を使ってくれるようになりました。
あの時の脚質転換が良かったと思ってます」
:今後の予定は決まってますか?
「今はもう元気でいい状態に戻ってますから、来週6日か7日に走る予定です。
このまま順調に成長していってほしいですね。それが1番の望みです」
高知を代表する馬に成長した【グランシング】☆
まだ3歳ですからね、これからどんな馬になっていくのか...
そしてどんなレースを見せてくれるのか...期待しています♪
北海道のリーディング調教師、角川秀樹先生。
昨日は、門別・『サンライズカップ』と川崎・『鎌倉記念』という2つの重賞を制覇しました!!
これは快挙ですっ☆
―NARグランプリ2008にて 最優秀2歳牝馬に選ばれた【アンペア】の表彰式
左・山口竜一騎手 中央・角川秀樹調教師 右・オリオンファーム:三浦啓一さん―
早速、電話インタビューしました!
まずは、川崎『鎌倉記念』を勝った【ナンテカ】のお話。
「普段はけっこううるさい面を見せるし、どちらかというと乗りやすい方ではないんですよね(笑)
でもレースはすごく乗りやすいんですよ。
この馬は追ってからの反応がすごくいいので、好位のポジションにつけられれば常にいいレースをしてくれる。
カイバも普通に食べてくれるし、扱いやすく特に癖はないんです。
レースセンスが良くて、器用さがあるので、次の目標は小回りの船橋『平和賞』を目指そうかと考えてます。
これからオーナーと相談して決めますよ。」
同じレースで1番人気・3着だった【ブンブイチドウ】については...
「今回は馬場が響いたのかな。
あとゲートを出て左にヨレてたので、左回りも影響してるかもしれないですね。
自分のレースが出来ればと考えていたけど、道中は後ろからになってしまいました。
普段は先行タイプで、もっと前で競馬するんです。
でも最後はよく伸びてくれました。あんな脚を使ってくれたのは初めて。
新しい面を見せてくれました。
門別の広いコースだったら...と思える内容でしたね。
次走は門別『北海道2歳優駿』を目指す予定です。」
そして、門別『サンライズカップカップ』を快勝した【ビッグバン】
「もともと将来はうちのナンバー1にと思ってた馬が、ようやく開花したという感じです。
男の子の割には食いが細くて、理想の体重になかなかならなくて。
付いてほしいところに筋肉が付かなくて、トモの踏ん張りがなかったんです。
それがお盆を過ぎて涼しくなってきて、食いが良くなった。
トモに力が付いて、しまいのキレ味が出るようになりましたね。
今回も強い競馬をしてくれたけど、あれでも遊んでるよ(笑)
前回、今回の走りを見て、中央馬相手でも見劣らないと思う。
最大目標は【ブンブイチドウ】と同じく、『北海道2歳優駿』です!」
そしてもう1頭は、牝馬の【オノユウ】について。
「530キロ前後の、本当に大きな馬ですよ。
何事もいたって扱いやすくて、まるで2歳じゃないみたい(笑)
大人な女の子なんです。
『エーデルワイス賞』を目標にしてるんですが、出来ればもう少し距離があったほうがいいかな。
1200mの栄冠賞を勝ってはいるんだけど、その時から距離はもう少しあった方がいいんじゃないかって話だったから。
でも牝馬同士なら、1200mでも大丈夫でしょう。」
この他にも、55頭の馬を管理してるそうですよ!
競馬場のすぐ裏にある育成牧場を丸々使って、入れ替えながら調整しているということです。
道営競馬を引っ張る存在の角川厩舎。今後も大注目です!!
昨日川崎競馬場で、2歳重賞『鎌倉記念』が行われました!
北海道から、4頭の馬たちが参戦して、11頭の争い。
雨でグチャグチャの超高速馬場の中、勝利したのは...
5番人気、北海道所属の【ナンテカ】でした。
道中は2,3番手の内で我慢して、勝負ところの3,4コーナーは楽な手応え。
最後の直線も力強く抜け出して、1と1/2馬身差で勝利☆
騎乗した坂井英光騎手のコメント。
「今回初めて乗せてもらって、どんなもんかなと思ってました。
馬場も悪かったから、どんな走りをするかなと。
返し馬で行儀も良かったし、キレイな走りをしますね。
操縦もスムーズでした。
厩務員さんからは、砂を被っても馬群でも大丈夫と言われ
ていたので、折り合いだけ考えて乗りました。
道中はずっと手応え良く、4コーナーで勝ち負け出来ると思いました。
追い出してもいい反応で、ゴール手前では勝ったなと。
今回は初めての川崎で、コーナーコーナーで少しもたれて走っていたけど、川崎はカーブがキツイし慣れれば問題ないです。
センスがいいし、オールマイティーな感じですね。長い距離も大丈夫でしょう」
2着は船橋の【ドラゴンキラリ】
3着は、1番人気・北海道の【ブンブイチドウ】でした。
騎乗した岩田誠成騎手のコメント。
「返し馬でハミを嫌がるそぶりを見せていたけど、まだ若いからね。
レースもわかってないみたい。
道中はなかなか進んで行かなかったから、思い切って後ろから。
この馬場で、あの位置から伸びてくるんだから、すごく力があると思う。
これから走ってくるよ。上を目指せるね」
今月27日、帯広ばんえい競馬の『ナナカマド賞』で、【テンマデトドケ】が優勝☆
手綱を取った長澤幸太騎手にとっても、嬉しい重賞初制覇となりました!
『ナナカマド賞』は2歳世代3冠レースの1冠目。
初めての重い重量を引くため、第2障害に入るまで何度も何度も息を入れるジョッキーたち。
一気に最内の【ミスタートカチ】が障害を上ると、そのまますんなり越えて、後続の馬たちを突き放します。
そして、【ホクショウバトル】【ハクバオウジ】【テンマデトドケ】が障害を越え、最後の直線は4頭の大激戦。
最後の最後まで【テンマデトドケ】がグイグイ伸びてゴール。差のない2着には【ミスタートカチ】が粘り込ました。
今年1月にデビューした長澤幸太騎手は、これで56勝!重賞初制覇を果たした今の気持ちを聞いてみました!
:おまでとうございます!
「ありがとうございます。ゴールした時は勝ったかどうかわからなくて…。
VTRで確認して勝ってたので、これはやっちまったなぁ〜って(笑)」
:尊敬する大河原騎手からの乗り替わりでしたが、何かアドバイスはあったんですか?
「特に何も(笑)
お前じゃ勝てないんだから、どうせ負けるんだから思い切って乗れって…調教師から言われてました(笑)」
:勝った喜びは大きかったんじゃないですか?
「本当に嬉しかったです!
ミスタートカチがスイスイ逃げてたから、第2障害のところでミスッたと思ったんですよ。楽に逃がし過ぎたなと。
最後の直線はもう必死で追いました。馬がよく頑張ってくれましたね。」
:重賞初制覇の気分は?
「感動しました!
今嫁さんが妊娠中で、結婚してから運気がいいというか…(照)
そのおかげもあると思います。
2人で美味しい焼肉食べに行ってきますよ。」
:すでに56勝目。同期4人の中でもダントツの成績ですね。
「自分はおじいちゃんが馬主で、小さいころからばんばと接していたし、草ばんばとかもやってたから。
これで他の人と同じじゃ困るでしょ。今まで何してたんだってことになるから。」
:重賞も勝って、今後の目標は何でしょうか?
「まずは頑張って、NARグランプリの新人賞を獲りたいです!
あとは…どんなレースでも精一杯頑張る。大河原騎手が乗ってたら勝ってたのに…って言われるのが1番嫌だから(笑)」
重賞初制覇した、【テンマデトドケ】と長澤騎手のコンビは、ばんえい競馬の新しいスターです!
ベテラン揃いのジョッキーの中で、これからどんな活躍してくれるのか…楽しみですね♪
12月に阪神競馬場で行われる、第23回【ワールドスーパージョッキーズシリーズ】へ出場するための切符を懸けて、地方競馬のトップジョッキーたちが争う【スーパージョッキーズトライアル】が始まりました!
第1ステージは今月25日、晴天の船橋競馬場でした♪
出場ジョッキーは…
北海道・五十嵐冬樹騎手 岩手・村上忍騎手 大井・戸崎圭太騎手 大井・坂井英光騎手
大井・的場文男騎手 川崎・今野忠成騎手 名古屋・岡部誠騎手 笠松・尾島徹騎手
兵庫・木村健騎手 金沢・吉原寛人騎手 福山・楢崎功祐騎手 高知・赤岡修次騎手
佐賀・山口勲騎手 荒尾・吉田隆二騎手
計14名です。
さすがトップジョッキーたち。みんな凛々しくてかっこよかったですよ!
第1戦は、初船橋の山口勲騎手が逃げる形に。1000メートル戦だけに、速い展開になりました。
好位から今野忠成騎手が差して1着。山口騎手が粘って2着という結果。
1着:今野忠成騎手
2着:山口勲騎手
3着:戸崎圭太騎手
4着:赤岡修次騎手
5着:吉原寛人騎手
6着:的場文男騎手
7着:坂井英光騎手
8着:村上忍騎手
9着:吉田隆二騎手
10着:岡部誠騎手
11着:五十嵐冬樹騎手
12着:楢崎功祐騎手
13着:木村健騎手
14着:尾島徹騎手
2戦目は1600メートル戦。楢崎騎手が先頭、2番手には木村騎手が付けて、3番手には吉田騎手という位置取り。向正面から坂井騎手、戸崎騎手が上がって行って、3,4コーナーで前2頭を捕らえる勢い。
直線を向くと、坂井騎手が先頭。その外から吉原騎手が力強く抜け出して、1着となりました。
1着:吉原寛人騎手
2着:坂井英光騎手
3着:吉田隆二騎手
4着:五十嵐冬樹騎手
5着:的場文男騎手
6着:岡部誠騎手
7着:山口勲騎手
8着:今野忠成騎手
9着:村上忍騎手
9着:尾島徹騎手
11着:木村健騎手
12着:戸崎圭太騎手
13着:楢崎功祐騎手
赤岡騎手の馬が取り消しになり、13頭での戦いでした。
第1ステージの総合ポイントは…
1位:吉原寛人騎手 30点
2位:今野忠成騎手 24点
3位:坂井英光騎手 20点
3位:山口勲騎手 20点
5位:吉田隆二騎手 16点
5位:的場文男騎手 16点
7位:戸崎圭太騎手 14点
8位:五十嵐冬樹騎手 13点
9位:赤岡修次騎手 12点
10位:岡部誠騎手 8点
11位:村上忍騎手 7点
12位:尾島徹騎手 4点
13位:木村健騎手 3点
14位:楢崎功祐騎手 2点
第1ステージ1位通過の吉原寛人騎手は…
「嬉しいです!今まで、いつも予選落ちだったんで…。
いい馬に乗せてもらって、しっかり結果を出せて良かったです。
夢の阪神へ向けて…園田の第2ステージも頑張ります!!!」
と笑顔で語ってくれました♪
そう…第1ステージには、予選落ちがあるんです…。
全員第2ステージまで戦って欲しいのですが…今回は残念ながら、木村健騎手と楢崎功祐騎手が落選。
木村健騎手
「第2ステージが地元の園田なんで、絶対に残りたかったんだけど…。
でも思い切って積極的なレースをして、それで負けたんだからしょうがない。悔いはない!!」
楢崎功祐騎手
「福山に帰ります…。うう…残念だぁ…」
ということで、第2ステージの園田は10月15日!!今度は12人の戦いです。
阪神への切符は、どのジョッキーが手にするでしょうか♪