昨日の高知『珊瑚冠賞』は激しいレースでしたね。
1番人気の【ギンガセブン】は逃げて失速。
初の重賞挑戦となった【スウィングベル】が中団から追い上げて、2番人気【プラネットワールド】を競い落しての初重賞制覇。
2着は最後方から追い込んだ6番人気の【ステラパラダイス】で、馬複2万円越えの高配当を演出しました。
勝った【スウィングベル】は、初の距離・初重賞挑戦を物ともせず、しかも前に行かずに中団に控えての勝利。
まだ4歳だし、これから高知の重賞戦線を大いに賑わしてくれそうですね。
そして今日は、盛岡『OROカップ』、佐賀『ロータスクラウン賞』、ばんえい『岩見沢記念』です。
盛岡『岩手県知事杯OROカップ』 芝1700m 16:25発走
まず注目は北海道からやって来る2頭。
【ダブルオーセブン】は盛岡初登場ですが、札幌『すずらん賞』を勝っているように芝適性は十分。
これまでかなり強いメンバーと戦って鍛えられて来ました。
少し不安なのは、北海道の競馬場以外で良績がないこと。
輸送が気になるのか、初めての場所が気になるのか...
ただ、戦っている相手をみると、結果を出してなくても仕方ない気もしますけど。
【マチカネカミカゼ】は、初の盛岡となった『せきれい賞』を勝利。
前2頭が飛ばして展開が向いたとはいえ、着差以上に強い内容でした。
今回少し距離が短くなるため、展開の流れが速くなるとは思いますが、上手にこなしてくれるはず。
昨年の覇者【コスモヴァシュラン】は、前々走の『せきれい賞』で3連覇を逃しました。
大事に乗りすぎたかな、という印象もあり、力負けではないと感じます。
展開次第では、『せきれい賞』で負けた【マチカネカミカゼ】や【ボスアミーゴ】を逆転する力も十分でしょう。
中央で芝5勝を挙げている【エイシンタイガー】は、地方移籍からなかなか力を発揮出来ずにいますが、芝の舞台で替わり身を見せてくれるかに注目です。
◎2、ダブルオーセブン
〇6、マチカネカミカゼ
▲7、コスモヴァシュラン
△10、エイシンタイガー
☆9、ボスアミーゴ
佐賀『ロータスクラウン賞』 1800m 16:30発走
注目しているのは【リョウマニッポン】。
デビュー3連勝の後、休養初戦がB級格付けで古馬と対戦し大敗。
復活の兆しが見えたのが6月の『九州ダービー栄城賞』で、後方から3着に追い上げました。
その後3戦ともに古馬と対戦。
ここまで戦ってきた相手を考えると、揉まれて揉まれて強くなっているのでは。
中央から転厩して来た【ドゥルキス】は、現在3連勝中。
すべて3歳同士の戦いとはいえ、前走では『九州ダービー栄城賞』2着の【リネンハイブリット】を破っています。
3キロの斤量差があったとはいえ、後方から豪快に差し切る姿は圧巻でした。
今回は54キロを背負いますが、重賞でいきなり勝ち負けを期待しています。
ハナ差で【ドゥルキス】に敗れた【リネンハイブリット】ですが、小柄ながらバツグンの安定感を見せています。
好位から早めに先頭に立つ競馬を得意としているので、どうしても最後が甘くなる傾向にありますが、逃げ馬がもう少し踏ん張っててくれる展開になれば、もう一歩前進出来そうです。
◎5、リョウマニッポン
〇6、ドゥルキス
▲3、リネンハイブリット
△7、スペシャルドリーム
☆12、セトノジェントル
ばんえい『岩見沢記念』 200m 20:05発走
まずは馬場状態。
昨日の最終レースが晴れの3,4%で、今日の帯広の天気は晴れのち曇りですから、少し乾いて3,4%よりも低くなりそうですね。
極端に軽い馬場ではないということを念頭に置いて...
ここは2連勝中の【フクイズミ】を本命にします!
『岩見沢記念』を2勝していますが、今回の斤量は800キロ。
昨年は810キロ、08年は820キロで勝っている【フクイズミ】にとっては好材料。
前走25キロ差で負かした【ホクショウダイヤ】【フクドリ】とは、さらに5キロ斤量差が広がります。
豪快な差し切り勝ちで、『岩見沢記念』3勝目を期待しています。
対抗は【ニシキダイジン】。
前走は【ホクショウダイヤ】【フクドリ】の2頭に敗れていますが、その前の4連勝は強い内容でした。
今回トップハンデの840キロも、高重量を曳きなれているこの馬にとっては問題ないでしょう。
安定感のある【ホクショウダイヤ】、2連勝中の【ギンガリュウセイ】まで。
◎7、フクイズミ
〇5、ニシキダイジン
▲1、ホクショウダイヤ
△8、ギンガリュウセイ
今日は高知競馬場で、『珊瑚冠賞』が行われます!
高知『珊瑚冠賞』1900m 20:15発走
まず注目したのが【ギンガセブン】。
南関東の重賞戦線で活躍して来た馬で、高知では2戦2勝。これまでの経験から、距離適性も十分です。
前々走の名古屋遠征では、全国の強敵牝馬を相手に3着に踏ん張ったし、前走は逃げてほとんど追うところもなく突き放しました。
ここは初重賞制覇のチャンスです。
重賞初挑戦となる【スウィングベル】も注目の存在。
中央未勝利からやって来て、高知ではここまで20戦17勝。
唯一馬券圏内を外した7月の『ヴェガ特別』は、1300m戦でハナ争いが1コーナー過ぎまで激化していました。
今回は1900m戦。前半はゆっくりめに流れるだろうし、すんなりと逃げられれば怖い存在です。
前走『建依別賞』で重賞初制覇を果たした【プラネットワールド】。
船橋でデビューして、3歳の時に高知に移籍。そこから永く活躍して来ましたが、7歳の夏を越えてようやくタイトルを掴みました。
『建依別賞』では、ハイペースの流れを2番手につけて、3コーナー手前ですでに先頭。全く危なげない走りを見せました。
今回、カギは距離。1900mは3歳の時に『黒潮ダービー』で一度だけ経験がありますが、その時は途中からズルズル下がって2番人気10着に大敗しています。
3歳の頃よりも断然パワーアップしているとはいえ、やはり少し長い気がします。
『トレノ賞』、福山『金杯』とこの夏重賞2勝している【マルハチゲティ】は、自身初の1900mに挑戦します。
道中は中団待機で追い込み脚質の馬ですから、距離延長は問題ないのでは。
前走の負けが少し気になりますが、安定して力を発揮してくれるのも魅力です。
◎2、ギンガセブン
〇1、スウィングベル
▲8、プラネットワールド
△3、マルハチゲティ
明日20日は金沢で『兼六園ジュニアカップ』、そして明後日21日は笠松で『オータムカップ』が行われます!
金沢『兼六園ジュニアカップ』出走表
なにが起こるかわからない2歳馬戦。
東海から5頭がやって来て、展開の読みが難しいですね...
デビューから2連勝中の【マーメイドジャンプ】は全く底を見せていません。
前走は楽に2番手に取りつくと、馬なりで先頭へ。
直線に入って1頭になると、少しフラフラする場面も見られましたが、他に馬がいればもっと伸びそうな手ごたえでした。
揉まれた時にどうかですが、外枠に入ったし、すんなりと2,3番手を取れたら前走のようなレースが出来ると思います。
そして、8月29日の名古屋2Rで対決した、【アウヤンテプイ】と【オーリーライアン】。
好スタートから【アウヤンテプイ】が馬なりでハナ、内から切り替えして【オーリーライアン】が2番手の位置取り。
終始馬体を併せる展開で、完全なる2頭の一騎打ち。
【オーリーライアン】が外を走っている分、3コーナーから手が動き出していましたが、直線に入ってもバテることはありませんでした。
結局逃げた【アウヤンテプイ】が勝ったけれど、道中内外逆だったらどうだったのかな、と思わせるレースでした。
2頭の能力が高いことは確かですが、展開によっては着順は変わりそうですね。
地元勢では、前走人気を裏切って7着と惨敗してしまった【ファイヤーボマー】の巻き返しに期待しています。
前走は1コーナーで左右の馬と接触し、耳を絞って全く走る気を失くしてしまいました。
気性の幼い面を出してしまったわけですが、これまで勝った2戦共に前半は外に馬がいませんでした。途中からは砂を被ったり、さばいたりするのはOKのようだし、前半スムーズであることがカギではないでしょうか。
ステッキを打たれると尻尾を振ったり、先頭に立つと気を抜いたりと、かなり難しい気性のようですが...まだまだ秘めた能力がありそうです。
◎11、マーメイドジャンプ
〇10、アウヤンテプイ
▲6、オーリーライアン
△5、ファイヤーボマー
笠松『オータムカップ』出走表
注目は中央から移籍初戦の2頭。
まず【エイシンフレンチ】は久しぶりのレースで初の笠松コースとはいえ、かなり強いメンバーと戦ってきた実績があります。
ダート経験がないことが少し気になりますが、血統からもこなせると判断。
これまでは後ろから行って差す競馬が多かったですが、このメンバーに入れば道中の流れも緩く楽に追走出来るのではないでしょうか。
約5か月ぶりの実戦なので、馬体重とパドックの気配は要注意ですが、力からいえばいきなり勝負になってもおかしくないです。
【セイウンワキタツ】も同じように約5か月ぶりのレース。
こちらも強い馬たちと戦ってきた実績があるし、なんといってもダートで2勝していることが心強い。
小回りの笠松ならば1900mの距離もこなせるでしょう。
ただ、この2頭はどうしても初の笠松で5か月ぶりというのが...
パドックに出て来てみないと読めないのが実際のところです。
これまでの対戦を考慮すると、【ベルモントパッシオ】の安定感が光ります。
名古屋に移籍してから11戦4勝。4着以下は一度もなく、地元一線級と戦っても崩れることがありません。
初の笠松ですが、名古屋をこなしているのでそれほど心配はないでしょう。
軸にするならこの馬ですね。
◎3、エイシンフレンチ
〇2、ベルモントパッシオ
▲1、セイウンワキタツ
△10、リーヴザネスト
今開催の笠松は、イベント盛りだくさんです♪
笠松けいばイベント情報
続いては、金沢『オータムスプリントカップ』と、ばんえい『銀河賞』です。
金沢『オータムスプリントカップ』出走表
かなりいいメンバーが揃ったこのレース、注目は地元金沢の【ジャングルスマイル】です。
金沢に移籍してから27戦22勝2着4回という驚異的な成績を挙げています。
唯一崩れたのは、船橋に遠征した『JBCクラシック』のみ。
かなり気難しいところのある馬で、調教でも嫌になると止まってしまうこともあるそうですが、金田厩舎が上手になだめながら仕上げてここまで成長させて来ました。
距離の融通も利くし、地元での勝負なら、強敵相手でも引けを取りません。
名古屋から参戦の【ニシノコンサフォス】は、長く中央OPで活躍して来ただけあって、地方に移籍してからも存在感を見せています。
さすがに、『習志野きらっとスプリント』や『サマーチャンピオン』で戦った相手ではレースをさせてもらえませんでしたが、今回のメンバーならば実績が一枚上。
若手売り出し中の阪野学騎手がどんなレースを見せてくれるかも楽しみです。
同じく中央OPから移籍して来た【エイシンタイガー】も気になる存在。
まだ地元で走っていないので移籍後の力関係を比べるのが難しいですが、『習志野きらっとスプリント』の走りを見れば、【ニシノコンサフォス】を凌ぐものがあります。
このメンバーに入ったら、かなり楽に道中運べるんじゃないでしょうか。
◎4、ジャングルスマイル
〇2、ニシノコンサフォス
▲7、エイシンタイガー
△5、ナムラダイキチ
なんと!
今日は金沢競馬場に、歌手の山川豊さんが登場しますよ♪
☆秋のイベント情報☆
ここは勝ったり負けたりのメンバーで、予想がかなり難しい...
馬場状態ですが、今日の帯広は午前中から弱い雨が続くようで、昨日の最終レースの馬場水分5,0%よりさらに軽くなる可能性があります。
ということで、スピード勝負になると強い【トレジャーハンター】に注目。
前走の、3,4歳馬戦『はまなす賞』では人気を裏切る形になってしまいましたが、軽斤量の前々走は持ち味を生かしての勝利。
久しぶりの720キロでも、軽い馬場ならば十分対応してくれるはずです。
『柏林賞』を勝っている【レットダイヤ】は斤量710キロ。
700キロを越えて連対していないのがちょっと気になりますが、他の馬たちと斤量の推移を比べても悪くないプラス。
反対に680キロと過去最高の斤量を曳くのが【ツジノコウフクヒメ】。
『はまなす賞』を勝っていますが、あの時は【トレジャーハンター】とは50キロ差、【レットダイヤ】とは40キロ差がありました。
その差が10キロ詰まる今回も同じレースが出来るのか。
でも軽斤量なのは事実だし、今日の馬場を考えればこの馬にとってはプラス材料でしょう。
◎8、トレジャーハンター
〇9、レットダイヤ
▲2、ツジノコウフクヒメ
△4、ファーストスター
昨日から、ありがとう!ばんえいJRAジョッキーDAYキャンペーンをやってますので、こちらも併せてお楽しみ下さい♪
明日18日は、全国の地方競馬場で4つの重賞が行われます。
まずは、盛岡『ジュニアグランプリ』と福山『福山3歳牝馬特別』の注目馬からお届けします。
盛岡『ジュニアグランプリ』出走表
経験の浅いこの時期の2歳馬にとって、コース経験があることはかなりのアドバンテージだと思われますが...
それでも、北海道からやって来る【イブニングラッシュ】が気になります。
ここまで4戦2勝2着2回。
新馬戦は好スタートを決めてハナに立ちましたが、外から行く馬がいて厳しい流れに。
4コーナー辺りでは頭を上げてしまう場面もありましたが、直線に入るともう一度ハミを取って先頭に出ます。
ゴール直前で差されてしまいましたが、デビュー戦としてはかなりキツイ展開の中、よく盛り返したと思います。
一度集中力が切れると、なかなか盛り返すことは難しいですからね。
2戦目はスムーズな流れで逃げて、危なげなく初勝利。
3戦目は途中で砂をかぶって、後ろの方まで下がってしまいましたが、直線で外に出すと、じわじわと伸びて来て2着を確保。
4戦目の前走は逃げ粘って2勝目を挙げました。
この4戦、スムーズならば勝つし、揉まれても最後は必ず伸びて来るというレースを見せてくれています。
どちらかというと、勝った2戦よりも2着に負けた2戦の方が、より強さが際立っている感じ。
今回は、初の輸送競馬、初の盛岡、初の芝、初の距離...と、克服しなければならないことがてんこ盛りですが、高い能力を持ったこの馬ならば、力を出してくれるんじゃないでしょうか。
それに、芝ならば揉まれても砂を被ることはないですからね。
地元勢では、今回と同じ舞台の『若鮎賞』を勝っている【ワタリドラゴン】に注目。
4戦して芝3戦2勝と適性の高さを見せています。
ただ、気になるのは前半のダッシュ。
スタートはいつも速いんですけど、そこから追ってても下がっていく印象が...
前走は初めての距離でみんな押さえ目だったので、すんなりハナに行けたけど、もう少し他の馬たちが出して行ったらどうだったのかな、と疑問が残りました。
前半いい位置にさえつけられれば、最後までバテずに伸びてくれる馬なので、鍵は先行争いだと思います。
◎6、イブニングラッシュ
〇8、ワタリドラゴン
▲1、キモンパーティー
△3、リアルサンボーイ
しかも!
明日は盛岡競馬場に、【トウケイニセイ】が登場しますっ!!
イベント情報はこちら→ 岩手競馬HP
生で【トウケイニセイ】に会えるなんて...
さらに先着30名様は一緒に写真撮れるなんて...
競馬場に行ける方が羨ましいです♪
福山『福山3歳牝馬特別』出走表
注目しているのは、兵庫から移籍して来た【クインオブターフ】です。
2歳時からずっと活躍しているし、5月の『のじぎく賞』では【マンボビーン】には及ばなかったものの、2着に健闘しています。
福山移籍初戦の前走は3着でしたが、負けた2頭は4歳馬だし、1番人気だった同じ3歳馬の【ムツミマックス】には先着。
環境やコース慣れも見込めるし、距離も少し短かったので、今回は前進を期待しています。
『福山チャンピオンシップ』を圧勝した【フレアリングマリー】は、前走も4コーナーまで持ったままで、直線突き放すという強い勝ち方を見せてくれました。
前々走で【マルサンライナー】に離されたことが気になりますが、勝つ時はものすごく強い勝ち方をする馬。
距離の心配も全くないし、【クインオブターフ】との対戦が楽しみです。
中央1勝の【マルサンライナー】も気になる存在ですが、福山初戦は超不良馬場の中、1250mを逃げて最後甘くなっていたので、距離の面で不安が大きいですね。
前走取り消した影響も心配です。
◎7、クインオブターフ
〇4、フレアリングマリー
▲10、ムツミマックス
△3、マルサンライナー
明日から、福山ハッピーマンデーキャンペーン開始です!
私は携帯マイ箸狙ってみます☆