2012年が幕を開けました。
みなさんは、どんなお正月をお過ごしですか?
地方競馬はまさに書き入れ時。
1年の中で1番豪華な週じゃないでしょうか。
今日2日の開催競馬場は、帯広・水沢・川崎・名古屋・園田・福山・佐賀の7場。
その中で、3つの重賞が行われます!
まずはばんえい『帯広記念』。
ばんえい第10R『帯広記念』 直200m 16:15発走
このレースの本命は、毎年【フクイズミ】と決めている私です。
斎藤さんが仰るように、理由もなく本命というのはどうか...という感じですが、09年10年と【フクイズミ】に新春初当たりをさせてもらってますから、ここはチャンスがあるなら常に狙っていきたいです。
昨年は『岩見沢記念』を制したあと、4着が最高着順というイマイチな成績が続きますが...
斤量は毎年恒例の880キロ。
障害を越えきったあと、ゴール前で目の覚めるような末脚を繰り出して、牡馬たちを一刀両断して欲しいです。
対抗には【カネサブラック】。
8月の『ばんえいグランプリ』では、07年以来の大崩れを見せましたが、その後の休養を経て復活。
改めて、王者の貫録を見せてくれています。
ただこのレース、意外にも一度も勝っていないというのが気になるところ。
3連勝で『北見記念』を制した【ギンガリュウセイ】は、その後休養して今回は休み明け。
勢いはかなりあるので、ここで一気の世代交代もあるかもしれません。
休み明けで、初めての900キロがどうでるかが鍵だと思います。
◎4、フクイズミ
〇2、カネサブラック
▲5、ギンガリュウセイ
△6、ニシキダイジン
☆9、ホッカイヒル
【フクイズミ】もついに11歳か~...と、出馬表を見てしみじみしてしまいました。。
続いては、水沢で行われる『金杯』です。
水沢第10R『金杯』 ダート1600m 15:15発走
明け3歳馬たちのこのレース、ここはもう【アスペクト】でしょうがないでしょう。
もともと能力の高さを感じさせる馬でしたが、昨夏JRAでのレースを経て、一段と磨きがかかった印象です。
特に印象的だったのが、10月の『若駒賞』。
同厩舎の【エスプレッソ】相手に、10馬身もの差をつけて独走!
地元では敵なしの強さを見せつけました。
前走『全日本2歳優駿』では、かなりの強敵相手に5着に踏ん張る健闘を見せてくれたし、揉まれたことでまた一段と強さが増すんじゃないでしょうか。
対抗は【エスプレッソ】。
さすがに【アスペクト】には敵いませんが、それでもここでは上位の存在です。
前走『寒菊賞』では、【ウエディングサクラ】にハナ差まで詰め寄られましたが、【ワタリドラゴン】に早めに来られたことを考えれば、着差以上の内容だったと思います。
このレース2着に追い上げた【ウエデングサクラ】も注目の存在。
◎5、アスペクト
〇1、エスプレッソ
▲2、ウエディングサクラ
△10、トーホクアロー
そして、名古屋競馬場の『尾張名古屋杯』。
名古屋第10R『尾張名古屋杯』 1600m 16:00発走
ここは難解なメンバーですが、その中でも【ハートオブストーン】を本命にします。
名古屋デビューの生え抜きで、今回が初めての重賞挑戦。
前々走の『さざんか特別』では、内3番手から終始砂を被る展開の中、直線外に持ち出すと一気に伸びて【ミルリュユッテ】を差し切りました。
2番手から楽な競馬だった【ミルリュユッテ】とは、着差以上に力の差があると感じるレースでした。
前に行ってよし、押さえてよしと、器用に対応できるのも魅力。
初重賞ですが、タイトルを獲れる器だと思います。
9月の『きんもくせい特別』から、6回連続2着が続いている【ミルリュユッテ】。
どうしてももう一歩勝ちきれませんが、常に安定して走っています。
『尾張名古屋杯』は3着に健闘した実績があるし、ポンと好位を取れるスピードも信頼度が高いです。
◎4、ハートオブストーン
〇6、ミルリュユッテ
▲1、デジタルゴールド
△3、セイピーシーズ
今年の『オッズパークグランプリ』は、12月5日(月)佐賀競馬場にて行われます。
第9R 『オッズパークグランプリ2011』 1400m 15:50発走
ここはなんといっても【ラブミーチャン】でしょう!
長らく続いた体調不良を乗り越えて、パワーアップして完全復活を遂げました。
6月の『名古屋でら馬スプリント』では、返し馬の時点でかなり状態が良かったようで、レースは圧倒的なパフォーマンスでレコード勝利☆
続く全国交流の『習志野きらっとスプリント』では、逃げる【ジーエスライカー】の2番手追走から、直線抜け出して最後もうひと伸び。
これまでのスピードを生かして押し切る競馬から、相手のペースに合わせて走って直線伸びるという新たな一面を見せてくれましたね。
この時は、金色に光る毛づや、柔らかそうなムキムキの筋肉、そして堂々とパドックを歩く姿に圧倒されました。
体の成長はもちろん、精神的な成長がかなり大きかったですね。
精神的な成長は、人間が促してもなかなか上手くいかないもの。
馬自身が経験して、乗り越えて行くのを待つしかないのです。
関係者の皆さんは、大きなプレッシャーと戦いながら、【ラブミーチャン】をここまで育てたこと、本当にすごいことだと思います。
その後の3戦は勝ち星こそないものの、中央交流戦で惜しいレースを連発。
特に『東京盃』『JBCスプリント』の大井2戦は、一番苦しい競馬を強いられながらの粘り腰。
勝った【スーニ】も強かったですが、【ラブミーチャン】の根性と底力が光ったレースでした。
今回は佐賀初登場。
基本的にはコースを問わないし、先行超有利な佐賀競馬場はまさに得意とするところ。
他にも行きたい馬がいるので先行争いは激しくなりそうですが、番手でも競馬が出来る今、スタートして相手次第の競馬が出来るのは強み。
ここは圧勝を期待しています。
問題は2着争い。
注目は3歳馬の【ウルトラカイザー】です。
ここまで10戦9勝。唯一負けたのは、初めてのJRA挑戦で芝のレースだった『つわぶき賞』のみ。
2度目のJRA挑戦では、『くすの木賞』をクビ差粘って勝利☆
長期休養から復活したこの秋2戦も、古馬を相手に余裕の2連勝。
地元のアドバンテージもあるし、1枠になったのも有利。
一気のメンバー強化になりますが、どこまで戦えるか楽しみです。
『九州大賞典』を勝った【メイホウホップ】は、長い距離で強さを発揮するタイプ。
能力は高いですが、1400m戦の今回はちょっと分が悪いですね。
JRAから佐賀に移籍して来て、この距離3戦3勝の【アリガタイ】も怖い存在。
この馬も前に行く脚質なので、先行争い激化は必至です。
名古屋からの刺客【スマートブレード】は、やはり短い距離が得意な馬。
地方へ移籍してからは少し距離が長かった印象。
『クラスターカップ』で4着しているように、ここに入れば実績上位の存在です。
◎6、ラブミーチャン
〇1、ウルトラカイザー
▲4、アリガタイ
△7、スマートブレード
☆3、マンオブパーサー
年に一度の『オッズパークグランプリ』。
プレゼントキャンペーンもビッグになってますので、レースと併せてお楽しみください♪
さぁ、いよいよ12月1日は、LJS第2戦の荒尾ラウンドです!
盛岡ラウンドを終えて、現在のポイントはこちら↓
1位: 岩永千明 (荒尾) 5着 5P 1着 20P 合計25P
2位: 増澤由貴子(JRA)2着 15P 3着 10P 25P
3位: 山本 茜 (愛知) 1着 20P 6着 3P 23P
4位: 別府真衣 (高知) 4着 7P 2着15P 22P
5位: 皆川麻由美(岩手)3着10P 5着 5P 15P
6位: 下村瑠衣(北海道)6着 3P 4着 7P 10P
どのジョッキーも、まだまだ逆転可能なポイント差になっています。
今年は6人と出場騎手が少ないですが、その分差のない激戦が期待出来そうですね。
第3戦は『アテナ賞』。
荒尾第8R 『アテナ賞』 1400m 14:35発走
ここは大外枠に入った増沢由貴子騎手【ダイワジョリー】に注目しています。
今年の2月、中央でデビューした3歳馬。
荒尾に移籍してからは、13戦7勝2着3回。
大きく崩れたのは1度だけで、その時は砂を被って嫌気がさしたようで、全く競馬になりませんでした。
逃げるか2番手を気持ちよく走れれば、常に力を出してくれる馬。
前回の盛岡ラウンドでは、久しぶりの騎乗とは思えないレースを見せてくれた増沢騎手鞍上で、積極的なレースを期待しています。
◎6、増沢由貴子騎手【ダイワジョリー】
〇5、皆川麻由美騎手【オーマイミー】
▲2、岩永千明騎手【テイエムリニア】
△1、山本茜騎手【プリティジェンヌ】
第4戦は『デメテル賞』。
荒尾第9R 『デメテル賞』 1500m 15:10発走
ここは、岩永千明騎手のお手馬で、今回は皆川麻由美騎手が騎乗する【アイファインバンド】に注目しています。
今年は春から秋にかけて長期休養しましたが、休み明けからは8戦5勝2着2回と、確実にパワーアップ。
逃げてよし、好位から差し切るのもよしの馬なので、展開に左右されずに自分の競馬が出来そうです。
岩手のシーズンオフには、荒尾で期間限定騎乗をしたこともある皆川騎手。
特にこのコースは得意にしているし、ライバルと公言している岩永騎手のお手馬が回って来ました。
ここはかなり燃えるものがあるはずです。
対する岩永騎手も気持ちは同じ。
自分のお手馬と対戦する時のジョッキー心理は、とにかく自分の馬には負けたくないもの。
特に今年は荒尾の廃止も決定して、「荒尾を背負ってレースをします!」と宣言しているように、例年にも増して気合いが入っています。
この戦い、どっちに軍配が上がるのか...
それとも他のジョッキーが勝ち星を挙げるのか、注目の一戦です!
◎3、皆川麻由美騎手【アイファインバンド】
〇2、岩永千明騎手【フリークムーン】
▲4、別府真衣騎手【メルシーレインボー】
△5、山本茜騎手【ヒノクニシンゴ】
当日の荒尾は、LJSだけでなく、中央交流戦が2R組まれています。
第7R『シーサイドカップ』1500m 13:55発走
第10R『たんぽぽ賞』1500m 15:50発走
そして!なんとなんと、JRAの武豊騎手が来場します。
7Rでは【ゴールドユソネット】に騎乗。
9R終了後にはトークショーに登場して、LJS表彰式のプレゼンターも務めて下さいます。
「荒尾を少しでも盛り上げたい」という気持ちから、今回の来場を決めた武ジョッキー。
中央・地方を問わず、率先してPR活動を務める姿勢はさすがです。
トークショーには、武騎手のバレットである吉井慎一さんも登場しますので、武騎手の知られざる素顔などなど、お聞きしたいと思ってます。
ぜひ1日通して荒尾競馬をお楽しみください!!
~JRA武豊騎手トークショー~
<実施時間> 15時15分頃より
<実施場所> ウィナーズサークル
<出演> 武豊騎手(JRA栗東所属)
吉井愼一さん(バレット)
<司会> 赤見千尋
昨日は2つの快挙がありました!
まずは【オオエライジン】デビューから無傷の10連勝達成です☆
スタートで出遅れた時はドキっとしましたが...
やはりエンジンが掛かってからのペースアップは誰も付いて行けませんね。
追ってから手ごたえほど伸びないのは、ちょっとソラを使うところがあるのか?
まぁなんにせよ、強かった!
この後の戦いがさらに楽しみになりました。
そして、『浦和記念』は川崎の【ボランタス】が勝利☆
後方から直線グイグイ伸びて、ゴール前でまとめて交わす豪快な勝ちっぷり。
『JBCクラシック』で、【スマートファルコン】【トランセンド】という両雄を追いかけて勝ちに行く競馬を演じた【シビルウォー】を差し切っての勝利は、大きな価値があります。
山崎誠士騎手のガッツポーズに、喜びの気持ちが現れていましたね。
そして今日は、『笠松グランプリ』です!!
『笠松グランプリ』 1400m 15:50
北陸・東海・近畿・中国地区交流戦。今回は兵庫から2頭の遠征馬を迎えて10頭で争います。
注目は、地元笠松の【エーシンクールディ】。
少し距離が長いのでは?と思われた、大井『レディスプレリュード』では、気持ちよく逃げてあわやの3着に大健闘☆
続く『JBCレディスクラシック』も大きな期待を寄せていましたが、マイペースで逃げることが出来ずに撃沈...。
敗因がしっかりしているので、悲観することはないし、今回1400mに距離が短縮されるのもプラス。
大外枠なので、逃げるまでに脚を使わされそうですが、この馬のスピードを信じて本命にします。
対抗は、兵庫の刺客【フィオーレハーバー】。
重賞3勝を挙げている素質馬が、ここに来てさらにパワーアップ。
前走のOP戦も、中団から向正面で一気に先頭に立って、3,4コーナーは持ったままで後続を待つ状態。
直線追い出すとしっかりと伸びて、OP特別2連勝を飾りました。
デビューした頃は450キロ台の体でしたが、現在は480キロ台まで増えて、明らかに筋肉がついてダイナミックな走りになりました。
レースセンスが良くて、器用に立ち回れるのが特徴。
初めての笠松遠征でも、戸惑うことはないと思います。
そして【キングスゾーン】。
さすがに交流重賞では辛くなりましたが、地方馬同士の戦いならばまだまだ格上の存在。
9歳になった今年も重賞3勝の活躍を見せています。
昨年のこのレースは【マルヨフェニックス】の2着と健闘しているし、軽視は禁物です。
◎10、エーシンクールディ
〇4、フィオーレハーバー
▲3、キングスゾーン
△7、ニシノコンサフォス
明日13日(日)は、盛岡で『南部駒賞』、金沢で『北國王冠』が行われます!!
まずは盛岡の2歳全国交流戦『南部駒賞』。
『南部駒賞』 1600m 15:15発走
ここは、地元で驚異的な強さを発揮している【アスペクト】に注目しています。
ここまで10戦6勝。
負けたのは芝とJRAのレースで、地元のダート戦は無敗。しかも、どのレースも2着馬を大きく引き離して勝っています。
時計も優秀だし、自分でレースを作れるので展開も不問。地元勢ではすでに格付け済みです。
相手は北海道からやって来た馬たちでしょう。
まずは【ヘヴンズパワー】。
新馬戦を圧勝して、2戦目はJRA札幌へ挑戦。
好スタートから2番手につけて、直線では早めに先頭。ゴール前に【シェアースマイル】に捉えられましたが、踏ん張って2着を確保。
同じレースに【アスペクト】が出走していたことを考えても(9着)、能力の高さが伺えます。
ただ、『鎌倉記念』でのレースぶりがちょっと気になる...。
好スタートで楽にハナを奪ったにもかかわらず、1,2コーナーの中間で大きく外に膨れて失速。
初めての左回りに戸惑ったのか、それとも初めての川崎で物見をしたのか...。
今回も初コースの盛岡、そして左回りなので2番手評価にしました。
【グランデスボスケ】は4戦1勝といっても、ここ2戦はほとんど差のない2着に入っています。
初遠征、初盛岡、初マイルと、克服しなければならない条件は揃いましたが、【アスペクト】とは初対戦だけにどこまで追い上げることが出来るか注目の存在。
他に地元勢では、【アスペクト】と同厩舎の【エスプレッソ】でしょう。
『若駒賞』では、【アスペクト】との対決で思った以上の力差が出てしまいましたが、それでも他の馬たちに比べたら力上位。
安定して走れているし、地元の利を生かして頑張って欲しいところです。
◎8、アスペクト
〇9、ヘヴンズパワー
▲2、エスプレッソ
△4、グランデスボスケ
そして、翌14日(月)は、いよいよ『レディースジョッキーズシリーズ』開幕戦です!
現地レポートしっかりして来ますので、こちらもお楽しみにっ♪
続いては、金沢『北國王冠』です。
金沢『北國王冠』 2600m 15:45
ここは、【ナムラダイキチ】VS【ジャングルスマイル】の3度目の対決に注目しています。
ここまでの対戦成績は1戦1勝同士。
初対決となった、7月のOP戦(1400m)では、【ジャングルスマイル】が【ナムラダイキチ】に6馬身の差をつけてレコード勝ち。
2度目の対決は9月の『オータムスプリント』(1400m)で、こちらは【ナムラダイキチ】が【ジャングルスマイル】に8馬身の差をつけて勝利。
しかも、タイムも1秒以上更新してレコードを叩きだしました。
まぁ、馬場状態が違うのでなんとも言えませんが、3歳の【ナムラダイキチ】の成長力に脅威を感じます。
今回は2600m戦。
2頭ともにこの距離は初めてですが、2000m以上を何度も経験している【ジャングルスマイル】にとって不安はないでしょう。
前に行くことが出来て、しかも掛からないので、距離は長い方がいいと思います。
対する【ナムラダイキチ】は距離経験で言ったら今回は不利。
高い成長力を見せてくれるので、1度長い距離を使えば逆転可能だと思いますが、今回は【ジャングルスマイル】に分があるとみて本命にします。
前走『サラブレッド大賞典』で2着に踏ん張った【サーストンヴィンス】、重賞で好走を続けている【ナムラアンカー】にも注目。
◎5、ジャングルスマイル
〇6、ナムラダイキチ
▲7、サーストンヴィンス
△10、ナムラアンカー