
*23日園田 第10R『兵庫ジュニアグランプリ』 1400m 15:55発走*
今年のJRA勢はかなり強力なメンバーが集まったと思います。
その中でも本命にしたのはハングリーベン。
芝のデビュー戦こそ大きく崩れたものの、2戦目からダートに舞台を移すと4戦すべて馬券圏内という安定感を見せています。
前走は好スタートから楽にいい位置に付けると、終始手応えはバツグン。
直線追い出すとしっかりと伸びて2勝目を挙げました。
経験を重ねてどんどんレース運びが上手になっているし、末脚もしっかりしているのでどんな展開にも対応できると思います。
初めての園田も、今なら先行力を活かして対応してくれるでしょう。
対抗はネコワールド。
ダートは2戦2勝と負けなしで、ハングリーベンにも勝っています。
前走のヤマボウシ賞はトップスタートを決め、二の脚も速く持ったままハナへ。
道中は外からプレッシャーをかけられ引きつけた逃げになりましたが、直線もうひと伸びして押し切りました。
とにかくスタートからのダッシュが速いので、小回りの園田はもってこい。
ここも好勝負必至と考えます。
アズールムーンは芝で2連勝中。
前走は二の脚が速くハナを奪うと、直線もまったく危なげない走りで勝利しました。
能力は相当高そうですが、今回が初ダートということと、514キロの大きな体なので小回りがどうかということ。
ダートは血統的にもこなせるでしょうが、初めて砂を被って揉まれた時のことを考えて3番手までにしました。
前走ハングリーベンの2着だったゲキリンも差のないところ。
新馬戦は逃げ切り勝ちだったので、初めて控える形になりましたが、道中も上手に運んで2着を確保。
まだ底を見せていないし、スピードもあるので園田も上手に走ってくれそうです。
◎9、ハングリーベン
〇12、ネコワールド
▲7、アズールムーン
△5、ゲキリン
△1、リンクスゼロ
*22日浦和 第10R『浦和記念』 2000m
ここは3歳馬ケイティブレイブに期待します。
兵庫チャンピオンシップでは、早め早めに動く逃げで、当時無敗だったゴールドドリームに初めて土を付けました。
その後もジャパンダートダービー、レパードステークスと2着にがんばり、初の古馬対戦だったオープン戦ではかなり厳しい展開になりながらも2着にふんばりました。
勝ち切れなかったものの、3戦ともにいい内容だったと思います。
そして前走の白山大賞典では、楽にハナに立ったと思ったところで途中から抜かれるというトリッキーな展開になりながらも、終始落ち着いたレースぶりで圧倒。
まったく危なげないレース運びで完勝しました。
今回も同じく斤量55キロで戦えるのは大きなアドバンテージ。
浦和の小回りも左回りもまったく問題ないし、ここも強い内容で連勝してくれると思います。
対抗はクリソライト。
現状GIではちょっと厳しくなってきましたが、今回のメンバーでは明らかに格上。
ソウルに遠征したコリアカップでは、早め先頭で後ろを突き放す圧勝を見せてくれました。
カギは前半に揉まれないこと。
58キロと斤量は重いですが、揉まれずスムーズに運べれば好走してくれるのではないでしょうか。
ストロングサウザーは佐賀記念、マーキュリーカップとダートグレード2勝を挙げています。
どちらも勝負所で内を捌いてのもので、キレイに捌けた時の末脚は素晴らしいものを持っています。
今回はケイティブレイブ、クリソライトと有力馬が前で競馬をするので、おそらくは縦長の展開になると見ています。
小回りの3,4コーナーをいかにロスなく回れるかがカギでしょう。
昨年の勝ち馬ハッピースプリントにも注目。
本来はもっと上位の印を付けたかったのですが、ここ最近のレースぶりが物足りず...
状態さえ整ってくれば、ここでも上位に絡む力は十分。
昨年強い勝ち方をした舞台で、復活を期待します。
◎6、ケイティブレイブ
〇9、クリソライト
▲11、ストロングサウザー
△4、ハッピースプリント
△1、メイショウヒコボシ
*20日水沢 第11R『ダービーグランプリ』 2000m 15:50発走*
昨年は船橋のストゥディウムが、アッと驚く積極策で完勝。
ジェネラルグラント、ドラゴンエアルから続く南関東勢3年連続の勝利となりました。
今年も南関東から強力なメンバーが遠征して来ます。
特にバルダッサーレは、移籍初戦だった東京ダービーを後方から一気のマクリで圧勝。
その後勝ち星がないのは物足りないですが、ジャパンダートダービーでも4着に入っているように、世代上位は明らかです。
東京ダービーのようにロングスパートが利けば、小回りの水沢でも勝ち切れるのではないでしょうか。
対抗も同じく南関東のベルゼブブ。
戸塚記念ではバルダッサーレを破り重賞初制覇を果たしました。
前走の埼玉新聞栄冠賞は初めての古馬対戦で、押してハナを奪ったものの、早々に失速。
ハナに立つまで脚を使ったし、向正面で来られる厳しい展開だったことを考えると仕方のない面も。
1枠という絶好の枠に入ったし、楽に先手が取れれば巻き返してくれるでしょう。
岩手ダービーダイヤモンドカップ、不来方賞を制し、三冠に王手を懸けるエンパイアペガサスにも注目。
現在8連勝中で、地元同世代には敵なしの状態です。
前走の不来方賞は、2番手から早め先頭でまったく危なげないレースぶりで勝利しました。
このメンバー相手にどんな競馬ができるか楽しみです。
能力的には相当なものを持っているトロヴァオ。
今回低めの評価にしたのは、休み明けということと、先行有利な水沢競馬場という2点を考慮して。
それでもポテンシャルでカバーできる可能性もあるので、軽視は禁物です。
◎11、バルダッサーレ
〇1、ベルゼブブ
▲5、エンパイアペガサス
△2、トロヴァオ
△3、ジャストフォファン
*17日名古屋 第12R『東海菊花賞』 1900m 16:15発走*
本命にしたのは3歳馬カツゲキキトキトです。
今年は本当に強くなって、7連勝で東海ダービーを制覇!
JRA勢相手のジャパンダートダービーでも積極的なレースを展開し、黒潮盃ではロングスパートで2着にがんばりました。
すでに3歳世代では、全国に通用することは明らかです。
そして前走、初めての古馬対決で白山大賞典に挑みました。
結果は6着だったものの、地方馬最先着を果たし、古馬に混じっても十分戦えることを証明。
今回は地元での初古馬対戦になりますが、メンバー的にもスルリとクリアして欲しいです。
対抗は兵庫のサウスウインド。
今年3月のはがくれ大賞典で初重賞制覇を果たすと、この秋はオータムカップ、姫山菊花賞と重賞連勝中。
重賞ではあと一歩で勝ち切れないイメージがありましたが、5歳になって完全に本格化しましたね。
先手を奪えば渋太く粘ってくれる馬。
枠も内目でいいところに入ったし、逃げてどこまで粘れるか注目です。
ここ最近の成績がパッとしないものの、ストゥディウムも怖い存在です。
実力は文句なしですが、気性面の難しさや体調面などから、なかなか本来の力を発揮できずにいます。
でも、昨年のダービーグランプリではアッと驚く積極策で完勝。
基本的には末脚が武器の馬ですが、ハマればどんなレースもできるのが強みです。
距離も合いそうだし、久しぶりの勝利を期待します。
コスモナーダムは名古屋に移籍してから、24戦して2度しか馬券圏内を外していないという超堅実派。
先行できるスピードがあるので小回りの名古屋はピッタリ。
ここも楽にいい位置に付けられれば面白いと思います。
◎1、カツゲキキトキト
〇3、サウスウインド
▲11、ストゥディウム
△9、コスモナーダム
△10、ベルライン
*10日門別 第12R『道営記念』 2000m 20:35発走*
いよいよ今シーズンの門別開催オーラス!
本命はやはりオヤコダカ。
3歳だった昨年の道営記念は7着と古馬に歯が立ちませんでしたが、
今シーズンはコスモバルク記念でウルトラカイザーにハナ差の2着まで食い下がると、その後重賞4連勝。
一気に道営ナンバー1の座に上り詰めました。
前走の瑞穂賞では、楽に2番手につけると4コーナー持ったままで先頭へ。
直線もしっかり伸びて余裕のレースぶりでした。
今回強いメンバーながらも近走で負かして来た馬たち。
ここもいい内容で勝利してくれると思います。
対抗は北海優駿を勝ったダービー馬スティールキング。
三冠こそ逃したものの、3歳世代トップクラスの実力の持ち主です。
初めて古馬に混じって戦った時には、4キロの恩恵があったとはいえウルトラカイザー相手に真っ向勝負で勝ち切りました。
前走の瑞穂賞でも唯一オヤコダカに食い下がっていたし、古馬に混じっても戦えることを証明しましたね。
今回は斤量が1キロ差になるのがカギ。それさえ克服できればここでも上位争い可能と考えます。
長年道営を支えて来たウルトラカイザーも侮れません。
前走はスティールキングに差し切られたものの、その時は4キロの斤量差がありました。
今回1キロ差になることは大きなアドバンテージ。
ベテランの意地を見せてくれることを期待します。
2連勝中の牝馬タイムビヨンド、安定感のあるワットロンクンまで。
◎9、オヤコダカ
〇8、スティールキング
▲7、ウルトラカイザー
△6、タイムビヨンド
△11、ワットロンクン