*2日(日)盛岡 第10R『ダービーグランプリ』 2000m 18:15発走*
今年も相当な豪華メンバーとなったダービーグランプリ。
東京ダービー馬カイル(浦和)、黒潮盃を逃げ切ったエスポワールガイ(大井)、北海道二冠馬シルトプレ(北海道)に三冠阻止したエンリル(北海道)、東海ダービー馬タニノタビト(愛知)、昨年の2歳最優秀牡馬ナッジ(大井)、平和賞を勝ったライアン(浦和)、クラウンカップを勝ったフレールフィーユ(浦和)、タイトルこそないものの東京ダービーと黒潮盃で2着のクライオジェニック(大井)に、地元からは東北優駿の勝ち馬グットクレンジングと移籍初戦の不来方賞を勝ったマナホク。
これもう本当に迷ってしまって印が足りません。
力の比較が難しい上に、どの馬にもチャンスがある実力馬揃い。
本命は迷った末に、岩手所属となったマナホクにしました。
今シーズン初戦のひだかオープンを勝ち、北斗盃と北海優駿で3着。
ちょっと勝ち切れないレースが続いていましたが、岩手移籍初戦の前走は動きが一変したように感じました。
最後方からじっくり進み、勝負所で勢いを付けると直線突き抜けて初重賞制覇。
盛岡2000mがすごく合っていると思いますし、鞍上の高松亮騎手もこの舞台に強い騎手。
一度コースを経験しているというのは大きな強みですから、遠征馬たちは強力ですが、地元のアドバンテージを活かして上位争いを期待しています。
対抗は東京ダービー馬カイル。
前走の戸塚記念では休み明けでマイナス11キロ、レースも見どころなく終わってしまいましたが、休み明けを一度使って替わり身があるのではないでしょうか。
東海ダービー馬タニノタビトは、前走の岐阜金賞で休み明けでも強いレースを見せました。
このメンバーに入っても遜色ないと思います。
タイトルこそないものの、素質の高さは証明済みのクライオジェニック。
差す競馬が板について来ましたし、2000mはもってこいの舞台でしょう。
北海道二冠馬のシルトプレ、山本聡哉騎手を配して来たライアンまで。
◎15、マナホク
〇1、カイル
▲8、タニノタビト
△3、クライオジェニック
△5、シルトプレ
△11、ライアン
*29日(木)園田 第11R『姫山菊花賞』 1700m 16:05発走*
ここは面白い戦いになりそうですね!
まずは王者ジンギが中心であることは間違いないのですが、摂津盃で初重賞制覇を果たしたシェダル、復活した実績馬ラッキードリームと三つ巴の戦いになると考えています。
ジンギが地元馬に負けたのは2020年の姫山菊花賞、エイシンニシパの2着までさかのぼります。この時は4歳で、実力はあるけれどもまだ完成されていない脆さもあった時期。
その後の園田金盃でエイシンニシパに雪辱を果たすと、5歳以降は地元勢を寄せ付けない強さを誇っています。
今回は休み明けがポイントにはなりますが、それでも力の違いで勝ってくれると期待しています。
兵庫大賞典でジンギにクビ差まで迫ったのがシェダル。
初対戦であそこまで迫ったのはさすがです!
摂津盃では58.5キロを背負っていましたが、余裕の競馬で初重賞制覇。
ジンギ以外の馬には負ける気がしません。
この2頭に割って入るのがラッキードリームでしょう。
2021年の北海道三冠馬。南関東でオープン特別を2勝している実力馬です。
前走兵庫移籍初戦を快勝しましたから、重賞でも存在感を示してくれるでしょう。
そして摂津盃では痛恨の出遅れが響いたタガノウィリアム。
10着に負けてしまいましたが、本来はスピードを活かして逃げていますから、スタートを決めて自分の競馬に持って行きたいところ。
逃げられれば上位争いに絡む可能性も十分あると思います。
ただしジンギが速いですからね。けっこう前に行く強い馬が多くて、先行勢には厳しい展開になるのでは。
そうなればアワジノサクラの末脚にも期待しています。
◎9、ジンギ
〇3、シェダル
▲4、ラッキードリーム
△7、タガノウィリアム
△6、アワジノサクラ
久しぶりの盛岡競馬場、まさに快晴と言える青空が広がっていました。
寒いかなと思ってジャンパーを着て行ったのですが、暑い暑い。半袖を着ている方が多かったです。
盛岡競馬場に行ったらまず食べたいのがこちら!
ジャンボ焼き鳥500円。
タレもありますが、わたしは塩が好きです。
これだけのジャンボ焼き鳥ですが、お肉がとっても柔らかくてジューシー。
食べ応えがあってとても美味しいです。
ジャンボ焼き鳥でかなりお腹がいっぱいになりますが、どうしてももう1品食べたくて。
単品のホルモンにしようか迷いましたが、やっぱりがっつり食べたくてホルモン丼700円にしました。
なぜこんなにもホルモンが柔らかいのでしょうか!
まったく臭みがないし、しつこくなくてパクパク食べられてしまいます。
お味噌汁までいただいて、かなり満腹になりました。
この日のメイン絆カップについては一つ前の記事に記載しました。
キラットダイヤが順調に進んで、JBCスプリントに出走して来ることを願っています。
レース後、私服に着替えた関本玲花騎手にお会いできました。
長かった髪の毛をバッサリと切ってからは初対面です。
ショートカットもとてもお似合いですね。
ネットでレースを見て常々思っていましたが、この日生観戦して改めて感じたのが、騎乗フォームが変わった、カッコ良くなった、ということです。
そのことを伺ってみると、
「意識して乗っていますが、今日も(山本)聡哉さんに、フォームが崩れている!と注意されました。まだまだですね」と話していました。
ご本人の向上心ももちろん、近くに注意してくれる方がいるというのは、騎手としてさらに上を目指せるとてもいい環境。
しかも注意してくれるのが岩手のトップジョッキー山本聡哉騎手ですからね。
関本騎手は今年ここまで24勝を挙げ、通算92勝。100勝へのカウントダウンが始まっています。
ということは、ヤングジョッキーズシリーズ出場は今年が最後になりそうですね。
昨日船橋で行われたトライアルに騎乗し、現在地方東日本地区で第5位につけています。10月19日浦和で1騎乗が残っていますので、ぜひ好ポイントをゲットしてファイナルに出場して欲しいです!!
25日(日)、久しぶりに盛岡競馬場に行って来ました!
なぜこのタイミングで盛岡に遠征したかと言えば...キラットダイヤの走りを近くで見たかったから。
7月の岩鷲賞を圧倒的なスピードで連覇し、クラスターカップにもしも出走していたら面白い戦いになったのではないか、と想像しています。
しかし夏場は休養に充てて英気を養い、絆カップで秋1戦目を迎えました。
板垣調教師を遠目に発見した時、「JBCスプリントに出る予定はあるのでしょうか?」という質問をしたくてたまらないところをグッと堪え、平静を装ってパドックを拝見しました。
2か月の休み明けだったキラットダイヤはプラス4kg。
まったく暴れたりキョロキョロしたりすることなく、のんびりと厩務員さんに寄り添って歩いていました。
ちょっと落ち着き過ぎな印象を持ちましたが、歩くたびに筋肉の発達がしっかりと見て取れて、さすがサウスヴィグラス産駒という体つきに感動。
鈴木祐騎手が跨ってもカリカリしたところはなく、いつもこんなに落ち着いているのだろうか?とちょっとびっくりしました。
スピードのある牝馬はカリカリしている、という印象が強かったのですが、キラットダイヤはものすごく落ち着いていて、オンとオフがしっかりしているのだなと感心。
レースはスタートこそいつもの速さがなかったものの、2番手につけてあっさり先頭に立つと、後は余裕の走りで連覇達成。
休み明けであれだけの走りをしたというのに、上がって来てもまったく興奮していないし、息もすぐに入っていたことに心底驚きました。
鈴木祐騎手は、「逃げるよりも実は2番手の方が乗りやすいです。今日は余裕がありましたし、もっと強い相手と走れば時計は十分詰められると思います。今日は休み明けでしたが、使った方が動きが良くなるタイプです」と話していました。
これは...JBCに向けてかなり前向きなコメントを聞くことが出来ました。
板垣吉則調教師は、「いい内容で勝ってくれましたね。レース後馬の状態を見て、オーナーと相談してからになりますが、私の気持ちとしては岩手代表としてJBCスプリントを目指したいです」とのこと。
盛岡で開催されるJBCで、地元期待の馬が出走となれば相当盛り上がりますし、しかもキラットダイヤは出走するだけではなく重い印が付くレベルの馬です!
レース後無事に過ごして、ぜひともJBCスプリントに最高の状態で出走して欲しいと切に願っています。
*25日(日)盛岡 第11R『絆カップ』 1200m 18:15発走*
ここはもうキラットダイヤの独壇場でしょう。
前走の岩鷲賞では3コーナーから一人旅の独走状態。
時計も速かったですし、かなりのインパクトで連覇を達成しました。
同じ舞台だった昨年の絆カップも圧勝していて、今年も絶対的な存在です。
唯一懸念材料を挙げるとしたら、今回は休み明けというところでしょう。
前回の休み明けだった栗駒賞ではハナ差の2着に敗れました。
ただあの時は5ヵ月ぶり、久々の1400mという条件。
今回は約2か月半ぶりで全勝している盛岡コースですから、強いレースで連覇してくれることを期待しています。
対抗はクラスターカップ5着と存在感を見せたカミノコ。
前走のスプリント特別では出足がつかず後方からになりましたが、力の違う走りで突き抜けました。
キラットダイヤはさすがに強いですが、他の馬たちとの比較で言えば力は上でしょう。
重賞でも楽しみな存在です。
3歳時には重賞3勝を挙げている実績馬のエイシンハルニレ。
久しぶりの重賞参戦になりますが、展開一つで馬券圏内に食い込む力はあると思います。
昨年の絆カップで2着に健闘したゲンキチハヤブサまで。
◎9、キラットダイヤ
〇6、カミノコ
▲7、エイシンハルニレ
△8、ゲンキチハヤブサ