*29日(火)笠松 第9R『笠松グランプリ』 1400m 15:35発走*
全国から強豪が集結した笠松グランプリですが、名古屋で行われたゴールド争覇でワンツーだったベストマッチョとダノングッドを中心に考えます。
ベストマッチョは久しぶりの勝利になったわけですが、早め先頭から着差以上に余裕を感じる勝ちっぷり。小回りのスピード戦にはもってこいの先行力があるし、9歳になってもここで勝つ力は十分あると思います。
対抗はダノングッド。ゴールド争覇ではかなり苦しい展開になりましたが、そこから差のない2着に盛り返したのはさすがの実力ですね。
2着が続いていますが、どこの競馬場でもしっかり走れるところが魅力。
昨年の笠松グランプリは強いレースでしたから、今年も上位争いを期待します。
3番手評価はスティールペガサス。今年は本当に力を付けましたね。
圧倒的なスピードを持つアザワクを相手に、楽に2番手に付けてあっさりと抜き去るんですから、相当な能力の持ち主です。
今回は久しぶりの1400mがカギですが、今の勢いならばまったく問題なさそう。
移籍初戦となるアポロビビはJRAでバリバリのオープン馬でした。
12月1日付けで調教師となる左海誠二騎手鞍上で、人馬共に軽視できない存在です。
競走中止から休養していたルーチェドーロは、復帰初戦ですから状態次第でしょう。
◎3、ベストマッチョ
〇9、ダノングッド
▲2、スティールペガサス
△5、アポロビビ
△6、ルーチェドーロ
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの1頭であるセブンカラーズが、4戦無敗でゴールドウィング賞制覇を果たしました!!
名古屋競馬場に行って来ましたので、当日の様子をレポートします。
この日は開催初日。
しかもナイター開催ということで、発走時刻は19:55。
セブンカラーズにとって初めてのナイターでしたが、普段から暗い時間の早朝に調教しているそうで、パドックに出て来ても落ち着いて歩いていました。
初めてセブンカラーズを肉眼で見たのですが、パッと見た印象以上に馬体重が重い。
この日は503キロでした。
川西調教師曰く、「見た目よりも馬体重が重い馬は、それだけ印象以上にしっかりした体なんです」とのこと。
お腹のラインは少し細く見えましたが、お尻の筋肉はモリモリしていて、ギュギュっと筋肉がつまっている印象でした。
最大のライバルと目されていた笠松のスタンレーもパドックでは小柄に見えて、「440キロくらいかな?」と思いましたが、461キロあって見た目以上の馬体重。
レースは逃げなくてもいいという雰囲気でしたが、外のエムエスドンのスタートが速く、少し追っ付けたらスピードの違いでハナに立つ、という展開。勝負所からはスタンレーとの一騎打ちで、早めに仕掛けて来たのはスタンレーの方でした。
しかし並ぶまでは行かず、逆に4コーナーでは突き放して、ここで勝負ありましたね。前走は最後の直線で手前が替わらなかったセブンカラーズですが、今回は1周目も最後の直線もしっかりと手前を替え、この馬自身の成長も見せてくれました。
ただ今回負かしたとはいえ、スタンレーも自分から動いて来て2着を確保しました。
川西調教師に教えていただいた見た目より重い馬体重で、印象以上にしっかりした体の法則の通り、初めての名古屋でも力を見せましたね。
さらに体も成長して来るでしょうし、距離が延びてどうかという部分もありますから、手強いライバルと認識致しました。
川西調教師
「まずはここを勝ててホッとしています。最大の目標は来年の東海ダービーで、距離も今後調教していきますから、問題ないと思います。まだまだ成長途中の馬ですから、ここでいったん休養して、また来年、馬の様子を見ながらどこから復帰させるかですね。ダービーから逆算して調教していきます」
という力強いコメントをいだたきました!!
サムライドライブで果たせなかった東海ダービー制覇...ぜひとも順調に進んで、果たして欲しいと願っています。
まずは怪我なく順調に育って欲しいです。
*24日(木)園田 第7R『兵庫ジュニアグランプリ』 1400m 15:35発走*
今年も好メンバーが集まった兵庫ジュニアグランプリ。
北海道勢も気になるところですが、中心はJRA勢でしょう。
本命にしたのはエコロアイ。
トレドが圧倒的な人気なので、馬券的な妙味があるのはこちらかなと。
前走のエーデルワイス賞はタフな門別の馬場で、速い流れで先行して2着。
負けたとはいえ相当厳しいペースでしたから、トモジャミに抜かせず2着を守ったことは大きいです。
今回は門別よりも軽い園田の馬場になりますし、雨が降って不良のコンディションと、スピード競馬になりそうな要素を含んでいます。
昨日の浦和記念でも魅せてくれた武豊騎手とのコンビも心強いですし、小回りの園田ならば1400mもまったく問題ないと思っています。
対抗はトレド。
デビューから2戦2勝。しかも2戦ともに圧勝という逸材です。
先行出来るスピードがあるので小回りも上手に対応出来そうなイメージ。
ここも圧勝ならば将来的にはダート界を背負って立つ存在になりそうですね。
3番手評価はマルカラピッド。
未勝利戦を勝った時には台風の接近でかなりの強風が吹いていましたし、エーデルワイス賞はタフな馬場でのハイペースで1頭だけ突き抜けました。
能力が高いのはもちろんですが、厳しい環境でもへこたれないど根性の持ち主だと感じます。
4番手にしましたが、オマツリオトコも相当な能力の持ち主でしょう。
北海道勢からはスペシャルエックスを推します。
◎9、エコロアイ
〇11、トレド
▲7、マルカラピッド
△3、オマツリオトコ
△2、スペシャルエックス
3連単フォーメーション
9、11 → 9、11、7、3 → 9、11、7、3、2 計18点
*22日(火)名古屋 11R『ゴールドウィング賞』 1700m 19:55発走*
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトのセブンカラーズが、いよいよ初重賞挑戦です!
ここまでデビューから無敗の3連勝。
前走の弥富記念も逃げて直線突き放す圧勝劇でした。
今回は初めての1700m戦になりますが、まだまだ伸びしろが大きい馬。
スピードの違いで逃げていますが、番手競馬も出来そうですし、ここも連勝を伸ばしてくれるのではないでしょうか。
対抗は笠松のスタンレー。
笠松では3戦3勝。遠征した新潟2歳ステークスでも10着とはいえ1.0秒差。
今回は初の名古屋ですから、タフな馬場でどんな走りをするかわからない部分もありますが、能力的にはセブンカラーズの最大のライバルだと思っています。
門別からの移籍初戦となるエムオーチロも怖い存在。
短い距離しか経験がないとはいえ、オープンで2着、5戦目のウィナーズではコスモイグロークに勝って2勝目を挙げました。
前走がエーデルワイス賞ですから、強い馬たちと揉まれて来たことがここで活きそうです。
ミトノシャルマンは移籍初戦を快勝しました。
内が重い馬場で最内枠というのがポイントにはなりますが、すんなりと流れに乗れれば侮れない一頭。
前走セブンカラーズの2着だったエムエスドンまで。
◎8、セブンカラーズ
〇6、スタンレー
▲12、エムオーチロ
△1、ミトノシャルマン
△11、エムエスドン
佐賀のグレイトパールが九州大賞典4連覇という偉業を達成しました!!!!
コンビを組む倉富隆一郎騎手にお話を伺いました。
赤見:4連覇おめでとうございます!
倉富:ありがとうございます。もう本当にすごい馬ですね。ただただ馬が強かったです。よく頑張ってくれますね。
赤見:2500mのレース中、何を考えながら乗っていたんですか?
倉富:相手はもう山口さんのリュウノシンゲンだと思っていたので、スタートしてちょっと気合をつけてマークする形になったので、そこからはリュウノシンゲンを交わすことしか考えてなかったです。
赤見:どの辺りで勝ちを確信しましたか?
倉富:あの位置が取れた時点でこちらが優位でした。グレイトパールは絶対に掛かることはないし、向こうにプレッシャーを掛けながら、ちょっとつつきながら進めたので、終始理想通りの展開になりましたし、会心のレースでしたね。
赤見:会心でしたが、ガッツポーズはしなかったですね?
倉富:もちろんすごく嬉しかったですけど、馬が強かったので。9歳ですけど本当に頑張り続けてくれて、すごい馬です。特にこの距離になると、グレイトパールだけバテないんですよね。この先のことはわからないですけど、体調さえ整えてあげれば今もこれだけ強いですから。
赤見:以前伺った時には蹄の状態を保つのが難しいというお話でしたが、その辺りはいかがですか?
倉富:今でもそこはケアをしながらですけど、様子を見つつ今のグレイトパールに合った調教メニューにしています。もともと持って生まれた能力が違いますし、9歳の今は鍛えるというよりも体調を整えてあげるという形です。とても大きな馬で、背中に乗っていても他の馬とは違いますね。この馬にはいろいろな経験をさせてもらって、本当に感謝しています。