*17日盛岡 第9R『メイセイオペラ記念 マーキュリーカップ』 2000m 16:10発走
今年からメイセイオペラ記念の名前がついたマーキュリーカップ。
夏の中距離重賞で、好メンバーが集まりました。
上位は拮抗しているように感じますが、その中で本命にしたのはクリノスターオーです。
前走の平安ステークスは、昨年のコリアカップ以来約8か月ぶりの実戦で、自分のレースをすることができませんでした。
ただし、これまでの実績は本当に安定していて、
重賞で2着6回!!!!!!
どんな舞台、どんな相手でも2着にふんばるところは本当にすごいと思います。
盛岡は初めてですが、同じく左回りの船橋ダイオライト記念で、クリソライトの2着に入っています。
3番手から逃げるクリソライトによく食らいついて行ったし、小回りのコーナーでもしっかりと加速できていました。
今回は一度使った効果もあるし、この馬本来の走りを期待しています。
対抗はピオネロにしました。
芝でもがんばっていましたが、ダート替わりで2連勝!!
重賞勝ちはまだですが、高い適性を見せてくれました。
初の地方交流だった名古屋大賞典では、後方から徐々に追い上げてケイティブレイブの2着。
初の超小回りで、よく追い込んだと思います。
中京、新潟で連勝しているように、左回りももってこい。
名古屋よりも広い盛岡コースに替わることは、大きなプラスでしょう。
たまに大崩れすることがあるものの、実力のあるミツバも怖い存在です。
前走のブリリアントステークスでは、中団から長くいい脚を使って直線突き抜けました。
川崎記念やアンタレスステークスはイマイチでしたが、改めて強さを見せてくれましたね。
ここも道中スムーズに運べるかどうかがカギ。
重賞級の力は持っているので、どんな競馬をしてくれるか楽しみです。
地方勢の筆頭はドラゴンエアル。
南関東で長らく活躍してきた馬で、現在は門別所属。
オヤコダカに負けたのは仕方ないとして、前走は圧倒的な強さで門別初勝利しました。
重賞2勝の実力馬が、長期休養を経て再び強さを増した印象です。
ここは一気のメンバー強化ですが、展開次第で上位に食い込める余地はあると思っています。
マーチステークスで2着だったディアデルレイは、好位から流れに乗れるので地方小回りも合いそうです。
◎5、クリノスターオー
〇3、ピオネロ
▲2、ミツバ
△14、ドラゴンエアル
△10、ディアデルレイ
*17日名古屋 第11R『名港盃』 1900m 16:20発走*
北陸、東海、近畿地区交流戦の名港盃。
金沢から2頭、兵庫から2頭が参戦し、面白い戦いになりそうです♪
本命にしたのは兵庫から参戦のエイシンニシパ。
昨年の兵庫三冠レースは、③⑥②と勝ち切れませんでしたが、初遠征だった金沢MRO金賞を6馬身ちぎって勝利!
秋には笠松の岐阜金賞も勝ち、重賞2勝目を挙げました。
今年に入って、古馬重賞の新春賞をハナ差で制覇。
着実に力をつけてきています。
名古屋は初めてですが、遠征競馬で結果を出しているので不安はありません。
好位から上手に立ち回れる馬で、ここも好レースを見せてくれると思います。
対抗は地元愛知のコスモナーダム。
昨年の新春盃を制している馬で、とても安定感のある馬です。
名古屋移籍後は、28戦して馬券に絡まなかったのは2度だけ!
その中の1回が昨年のこのレースなのですが、昨年に比べると今年の方がメンバーは楽な印象。
前走の梅見月杯は1番人気ながら2着に負けましたが、いつもよりダッシュがつかずに後ろからの競馬になり、そこからよく2着まで盛り返したと思います。
ここでも力は上の存在。
安定感ある走りを期待しています。
同じく安定感が光るバイザスコットにも注目。
名古屋転入後は6戦3勝2着3回とパーフェクト連対中!
重賞は初めてなのでどこまで戦えるか未知数ですが、今の勢いならば十分通用するのでは。
もう1頭の兵庫遠征馬ウインオベロン、百万石賞を勝ったトウショウプライドまで。
◎7、エイシンニシパ
〇8、コスモナーダム
▲2、バイザスコット
△3、ウインオベロン
△5、トウショウプライド
*12日大井 第11R『ジャパンダートダービー』 2000m 20:05発走*
今年からJRA勢が7頭に増え、さらに勝ったり負けたりのメンバーでどの馬からいくか相当悩ましいレースです。
その中で本命にしたのはサンライズノヴァ。
前走のユニコーンステークスでは、これまでの先行ではなく、一気の決め手を使って豪快に差し切りました。
オープン昇格後はなかなか勝ち切れませんでしたが、もともと能力は高く、ソエの影響も気にしなくなって、本領発揮といったところでしょう。
距離延長がカギになりますが、あの末脚が使えればこなしてくれるのではないかと思っています。
兵庫チャンピオンシップを勝ち切ったタガノディグオが対抗。
これまで末脚を活かした競馬をして来ましたが、前走は初の園田でいい位置につける機動力を見せてくれました。
長くいい脚を使える馬で、2000mに距離が延びることも問題ないでしょう。
超小回りの園田より、大井のコースに替わるのはプラスだと考えます。
サンライズソアにも注目しています。
前走のユニコーンステークスでは3着に負けましたが、先行勢には厳しい流れになった中で、よく踏ん張ったと思います。
先行できるスピードがあり、地方小回り対応も心配なし。
ダートでは崩れたことがなく、ここも好勝負してくれるのではないでしょうか。
前走でオープン勝ちしたローズプリンスダムも怖い存在です。
スタートがそれほど速くなかったことは気になりますが、好位から王道の競馬で勝ち切りました。
最後まで抜かせない勝負根性があるし、接戦になったら強そうです。
抜けた存在がいない今回は、地方馬も十分チャンスありでしょう。
東京ダービー馬ヒガシウィルウィンは、短期間に驚くほど成長して見せました。
このメンバー相手にどこまで戦えるか楽しみです。
兵庫チャンピオンシップで人気を裏切ってしまったリゾネーターですが、伏竜ステークスのレースぶりを見たら簡単には見限れません。
今回は輸送も近いし、地方の中では砂が深くない大井コース。
力を出せれば十分巻き返しでしょう。
◎12、サンライズノヴァ
〇3、タガノディグオ
▲8、サンライズソア
△2、ローズプリンスダム
△4、ヒガシウィルウィン
☆10、リゾネーター
*6日川崎 第11R『スパーキングレディーカップ』 1600m 20:10発走*
女王ホワイトフーガがいますが、本命にしたのはララベルです。
前走は4か月の休み明けで、体がプラス25キロと大幅に増えていましたが、逃げ粘って2着を確保。
ダートグレードでも戦える力を証明してくれました。
ホワイトフーガとは、今回もその時と同じ55キロVS58キロということで、条件的に見れば前回の3馬身差を覆すのは難しそう。
しかし、長期休養明けを一度叩いた効果を考えると、ララベルはさらなる上積みが見込めます。
ホワイトフーガは強いですが、いい勝負できるところまで来ているのではないでしょうか。
対抗はもちろんホワイトフーガ。
マリーンカップ、さきたま杯と、好位追走から強い競馬が続いています。
特に牡馬相手だったさきたま杯の勝ちっぷりは圧巻で、牝馬同士ならば力が違うでしょう。
高木先生のお話しでは、夏場の暑さは少し気になるものの、なんとか我慢してくれているそうです。
58キロでは本来の決め手、特に追ってからの反応が少し鈍くはなりますが、それでもこのメンバーならば勝ち切ってくれるのでは。
秋の大舞台、JBCレディスクラシックは今年大井の1800mということで、別の選択肢を考えているということですから、ここは勝って秋に備えて欲しいです。
逃げ馬トーコ―ヴィーナスが絶好の1枠に入りました。
なぜか地元で勝ち切れないのはご愛敬?ですが、遠征でもダートグレードでもいつも一生懸命走ってくれる馬です。
特に印象的だったのは、昨秋のレディスプレリュード。
逃げ粘ってホワイトフーガと同着の2着に踏ん張りました。
若い頃からララベルと切磋琢磨してきた馬で、こちらも古馬になってからさらに力をつけてくれました。
レディスプレリュードの時よりも、ホワイトフーガとの斤量は1キロ開くので
あの時と同じような粘りを期待しています。
ダートグレード初挑戦のサクラフローラにも注目。
準オープンで結果を出していること、先行できるスピードがあることを考えると、いきなり勝負になりそうです。
移籍初戦となるタマノブリュネット、ダート替わりで底を見せていないアンジュデジールまで。
◎10、ララベル
〇2、ホワイトフーガ
▲1、トーコ―ヴィーナス
△11、サクラフローラ
△3、タマノブリュネット
☆7、アンジュデジール
久しぶりに水沢競馬場へ行って来ました!
7月1日、メイセイオペラの1周忌に当たるこの日、メイセイオペラの記念碑除幕式が行われたのです。
来賓として、メイセイオペラに縁の深い方々が勢ぞろいしました。
右から、
馬主、小野寺明子さん
騎手、菅原勲調教師
担当厩務員、柴田洋行さん
厩務員、川嶋学さん
生産者、高橋さゆりさん
故佐々木修一調教師の奥様、佐々木由美子さん
メイセイオペラ記念碑建立委員会事務局、井上オークスさん
この記念碑は、ファンの方々の熱い想いが詰まった記念碑です。
メイセイオペラの突然の死に際し、井上オークスさんが「メイセイオペラの功績を称える何かを残したい!」と一念発起したことがきっかけで、メイセイオペラ関係者や岩手競馬関係者、岩手競馬を応援する方々と相談し、水沢競馬場に記念碑を作ろうということになりました。
資金は、寄付と、メイセイオペラのポストカードの販売収益と、トロフィーなどの超お宝オークションでの収益で集めることに。
特にポストカード販売に関しては、JRA,地方競馬の全国の競馬場へオークスさんがおもむき、手売りで販売。たくさんのファンの皆さんが購買してくれた上に、メイセイオペラに対する熱い気持ちも聞くことができたそう。
「本当にたくさんの方々に協力していただき、心から感謝しています。最初の目標は150万円だったんですけど、最終的に約240万円で記念碑を作ることができました!
18年前のことですが、ファンの皆さんが、「あの時東京競馬場で見てた!」とか、「南部杯をゴール前で見てた!」とか、すごく楽しそうに語ってくれるんんですよ。
当時わたしは競馬ファンになったばかりで、どれだけすごいことかよくわかっていなかったんですけど、あの感動をリアルタイムで見ていた方々が本当に羨ましいですね。
メイセイオペラは、改めてすごい馬なんだと感じています」と話してくれました。
そして、出来上がった記念碑がこちら。
フェブラリーSのゴール写真を手彫りで再現したそうです!
さらに礎の部分には、メイセイオペラのたてがみが納められ、長い年月を超えてメイセイオペラが水沢競馬場に帰って来ました。
菅原勲調教師は、
「こういう形で、ファンの皆さんのお力で記念碑が建てられるというのも珍しいことですよね。
それだけメイセイオペラがたくさんの方々に愛されたということで、とても嬉しいです。
今も地方所属でJRAのGIを勝った唯一の馬ですから、改めて、本当にすごいことなだなと思いますね。
勝った時は本当に嬉しかったですけど、次の年も僕がもっと上手く乗っていたら連覇できていたんじゃないかと思うと、そこは悔しいです」と、勝負師らしい感想を話してくれました。
この記念碑は、ファンの皆さん一人一人の力が作ったものです。
寄付をしてくれた方、ポストカードを買ってくれた方、オークションに参加してくれた方、
直接関わっていなくても、メイセイオペラを愛する方々がたくさんいるからこそ実現しました。
記念碑建立委員会事務局の井上オークスさんは、
「ファンの方々が、「あの記念碑、俺たちが作ったんだよ」って思ってくれたら嬉しいです」と言っていました。
メイセイオペラの偉大さと、競馬ファンの熱い想いが形になった記念碑ですから、水沢競馬場へ遊びに行ったらぜひ立ち寄ってくださいね!