*1日金沢 第11R『MRO金賞』 1900m 16:50発走*
ここは遠征馬も地元馬もいいメンバーが揃いましたね。
悩んだ末、本命にしたのは兵庫からの遠征馬マイフォルテ。
JRA未勝利から春に兵庫に移籍、そこから3戦3勝と負けなしです。
特に圧巻だったのが前走の3歳AB特別。
中団から徐々に上がって行くと、4コーナー余裕の手ごたえで先頭、そこから後続を8馬身突き放しました。
ディープインパクトの牡馬ですから、デビュー時は相当期待されたことでしょう。
ここに来て体もしっかりと成長し、能力を出せるようになりました。
初めての金沢、初めての重賞、初めての1900mと初めてずくしですが、一気にタイトル奪取までいってくれるのではないかと思っています。
対抗はヤマミダンス。
今や金沢の看板馬に成長しましたね。
前走の石川ダービーはまさかの4着でしたが、ハナに行き切れなかったこと、道中囲まれたことが大きかったように思います。
初めての2000mで、最後止まっていたような感じでしたが、スムーズに行ければ1900はこなしてくれるのでは。
重賞5勝の実力馬ですから、ここは巻き返しを期待します。
前走の石川ダービーで、初代ダービー馬に輝いたヴィーナスアロー。
前がやり合って展開が向いたとはいえ、最後は素晴らしい末脚で突き抜けました。
以前はヤマミダンスに歯が立たなかったけれど、JRAや南関東で強いメンバーに揉まれて、一回りも二回りも強くなって帰って来てくれましたね。
距離が100m短くなるのは、血統的にプラスでしょう。
ここでどんな競馬を見せてくれるか、真価が問われる一戦です。
兵庫ダービーでアタマ差2着に追い込んだスリーピーアイ、長期休み明けを3戦したホープクリスエスまで。
◎7、マイフォルテ
〇11、ヤマミダンス
▲5、ヴィーナスアロー
△3、スリーピーアイ
△6、ホープクリスエス
*30日盛岡 第12R『せきれい賞』 2400m 18:10発走*
地方全国交流戦のこのレース、過去10年で遠征馬が6勝しています。
芝適性の読みがわかりづらく、難しい一戦です。
本命にしたのは岩手の大将格サンエイゴールド。
3歳だった昨年も本命にしたのですが、南関東からやってきたパーティメーカーとビームライフルに僅差で及ばず、0.1秒差の3着に負けてしまいました。
しかし、内容は悪くなかったし、芝で7勝、芝重賞4勝の実績馬。
4歳になった今年はさらに強さを増していて、前走は同じ舞台で突き抜けました。
デビュー時は470キロ台だった体は、今や500キロ台に突入。肉体的にも精神的にも、大きな成長を感じます。
地元馬との力関係ははっきりしているし、あとは遠征馬との兼ね合いですが、今の勢いならばいいレースをしてくれるのではないでしょうか。
対抗は迷いましたが岩手のブレイズアトレイルにしました。
JRA5勝の超実績馬。
岩手移籍初戦は芝のオープン特別をぶっちぎり、岩手でもう一花咲かせてくれるのでは!と期待したのですが、
昨年のこのレースは取り消しだったり、なかなか勝ち切るまでいかなかったりと、今一歩のところで甘んじている印象です。
ただし、やはり芝適性は高く、大きく崩れることはありません。
前走のかきつばた賞では、2番手から進み勝負所で手ごたえがなくなったように見えましたが、そこからじりじりと踏ん張って2着を確保。
この舞台ならば、安定して結果を出してくれると思います。
遠征馬の評価が難しいところですが、昨年激走したパーティメーカーは侮れません。
もともと2歳時に盛岡の芝で重賞勝ちした実績はありましたが、その後長らく低迷していただけに、久しぶりの芝で一変したことに驚きました。
道中は中団で運び、勝負所で早めに上がって来たビームライフルと体を併せる形で追い比べになりましたが、最後まで渋太く伸びてハナ差の勝利。
本当に見ごたえのある戦いっぷりでしたね。
そこから1年間馬券に絡んでいませんが、今年も芝で一変するかもしれません。
芝のレースで安定しているブレークビーツ、3歳の上がり馬ブラックロードまで。
◎3、サンエイゴールド
〇6、ブレイズアトレイル
▲2、パーティメーカー
△10、ブレークビーツ
△9、ブラックロード
*27日門別 第11R『王冠賞』 1800m 20:40発走*
ここはなんといっても岩手のベンテンコゾウでしょう。
岩手2歳チャンピオンとして門別の三冠戦線に挑み、北斗盃、北海優駿と強い競馬で連勝中。
管理する菅原勲調教師のお話しでは、
「北斗盃は勝ってくれるかなと思っていましたが、北海優駿は正直自信はありませんでした。この馬にとって2000mは少し長いので。
でも、上手い具合に雨が降ってくれたことで馬場が軽くなって、2000mを短くしてくれたんです。それでも、あそこまで強い競馬をしてくれるとは...。
本当にすごい馬ですね。
今回は1800mになりますし、レースに関しては課題がない馬なので、三冠達成して欲しいと思っています。
若馬を連れて道営で勝負するというのはなかなかできない経験ですし、三冠のチャンスがあるというのもとても光栄なことですから、この馬の力を100%出せるよう、しっかり調整します」
ということでした。
北海優駿も自信満々なのかと思いきや、けっこう不安があったという中で、本当に強い競馬でした。
メンバー的に先行勢が多いですが、折り合いもしっかりつく馬で、どんな展開にも対応可能。
三冠達成を大いに期待しています。
対抗は北海優駿2着だったスカイロックゲート。
逃げて渋太い脚を使ってくれる馬です。
北斗盃の頃には上位馬に歯が立たなかったけれど、ここに来て急成長。
前走は初の古馬との戦いでしたが、スピードの違いで逃げ切って見せました。
北海優駿は早めに手ごたえがなくなってしまったストーンリバーですが、初の南関東挑戦で鎌倉記念を勝ち切ったように、力は確かな馬です。
前走は古馬のA級に入って3着でしたが、相手はウルトラカイザーなど道営トップクラスの馬たち。
強い相手と戦ったことで、さらなる成長を期待します。
デビューから3連勝中のトキノクレールは、今回が初重賞挑戦。
このメンバー相手にどこまでやれるか未知数ですが、キャリアが浅い割にはレースが上手な馬。
内枠に入ったし、ロスなく立ち回れれば面白いのではないかと思っています。
移籍初戦の北斗盃こそ惨敗したものの、そこから4戦3勝と勢いに乗るモンサンルリアンにも注目。
北海優駿は好位から3着に踏ん張ったし、先行して渋太く粘れる根性の持ち主。
前走は古馬相手のB級戦でもしっかり勝ち切っているので、三冠目の今回はどんな競馬をしてくれるか楽しみです。
◎3、ベンテンコゾウ
〇2、スカイロックゲート
▲6、ストーンリバー
△1、トキノクレール
△5、モンサンルリアン
*23日佐賀 第11R『吉野ヶ里記念』 1400m 18:05発走*
ここは現在6連勝中のイッセイイチダイを本命にします。
佐賀デビュー馬で、2歳3歳時は勝ったり負けたりを繰り返していましたが、JRA移籍後再転入してからは無傷の6連勝。
デビュー時470キロ台だった体は順調に成長し、現在は520キロ台まで増えました。
レースぶりも安定していて、前走も2番手から危なげない走りで勝利。
ここもいい位置から自分の競馬ができそうです。
対抗はマサヤ。
南関東からの再転入後は11戦して9回連対と安定していい結果を出しています。
前走は逃げてスピードが落ちずそのまま粘り込みました。
今回も連勝中の1400m戦。
大外に入りましたが、先行力のある馬なので問題ないでしょう。
ベルモントナイトにも注目です。
佐賀移籍後は2戦してまだ勝ち星はありませんが、転厩初戦の黒髪山賞でイッセイイチダイの2着に入りました。
前走の佐賀ヴィーナスカップは遠征馬など強敵相手だったことを考えると、6着も仕方ないかなと思います。
このメンバーに入ったら、もう少しいい位置で競馬ができそうだし、巻き返しのチャンスは十分あるのではないでしょうか。
佐賀移籍後6戦して5戦馬券圏内にきているコウギョウダグラスまで。
◎4、イッセイイチダイ
〇9、マサヤ
▲5、ベルモントナイト
△7、コウギョウダグラス
*23日高知 第7R『トレノ賞』 1300m 18:10発走*
ここは勝ったり負けたりのメンバー構成で、どの馬を本命にするか迷いました...
で、本命にしたのはやっぱりサクラシャイニーです!
地元馬相手だったら、11歳になった現在でも力は上でしょう。
スピードもあるし、持続力もあり、自分で競馬を作れる馬。
普通に走ったらまず負けないと思います。
ただ、たまに地元戦でもポカがあるのでそこが怖いんです。
前走の福永洋一記念では、早々に手ごたえが怪しくなって、あまり見せ場もなく5着でした。
あんまり揉まれたり、がっつり砂を被ったりするのは良くないのかもしれませんね。
外にも行きたい馬がいますから、スムーズに自分の競馬ができるかがカギでしょう。
対抗はこれまた悩みましたが、セトノプロミスにしました。
ここ2戦は案外な競馬が続いていますが、3走前は強いメンバーを相手に、中団から徐々に進出しての差し切り勝ち。
カイロスやカッサイといった強豪がいた中で、内容の濃いレースだったと思います。
前がやり合うような展開になれば、よりこの馬の持ち味が活きそうです。
福山最後のダービー馬、カイロスにも注目です。
福永洋一記念では、2番手から強い競馬で高知初重賞制覇を飾りました。
高知での重賞勝ちまで少し時間が掛かりましたが、持っている能力を考えればまだまだやれる馬。
距離が1300mになるのもプラスで、先行力を活かした競馬を期待しています。
園田FCスプリントでハナ差の2着だったカッサイ、高知移籍後13戦12連対のヒロノカイザーまで。
◎5、サクラシャイニー
〇6、セトノプロミス
▲7、カイロス
△1、カッサイ
△2、ヒロノカイザー