*12日(木)門別 第11R『エーデルワイス賞』 1200m 20:00発走*
過去10年でJRA勢5勝、門別勢5勝と互角の勝負をしているレースです。
今年はダートグレード戦線において地方馬の活躍が目立つので、ここも門別勢に注目しています。
勝ったり負けたりしていてどの馬を軸にするか悩むところですが、ストロングハートを本命にしました。
新馬戦を圧勝後のフルールカップでも本命にしたのですが、さすがにまだ2戦目で道中の追走もいっぱいだったし、最後は伸び切れず4着という結果でした。
しかし、続くリリーカップでは道中の走りが一変。楽に2番手に付けると、直線もしっかりと伸びて重賞初制覇を果たしました。
前走はマイルに距離が延びたフローラルカップで、逃げる展開になって勝負所から早めにつつかれましたが、ミスマンマミーアに抜かれてからも本当に渋太く粘って半馬身差の2着。
直線の手ごたえからすると、もっとミスマンマミーアが突き抜けるかと思いきや、最後まで食い下がりました。
レース経験を重ねてさらに競馬が上手くなっているし、前向きな気性でどんな展開にも対応できる馬。
最後まで一生懸命走ってくれるところも魅力で、ここも大崩れはないと考えます。
対抗はJRA馬シャインカメリア。
今回のJRA勢の中では唯一のダート経験馬で、しかも逃げて7馬身差の圧勝劇を演じています。
前走は芝のオープンであるダリア賞で、逃げて2着に粘りましたから、相当な能力の持ち主でしょう。
対抗評価にしたのは、今のタフな門別コースをこなせるか、という1点のみ。
ダート戦でもスタートは芝だったし、スピードがある分スタミナは...と考えて2番手に留めましたが、素質は相当高いと思っています。
デビュー2連勝中のパキラパワーにも注目しています。
フレッシュチャレンジは2番手からの勝利、前走のオープンでは内を割ってクビ差で連勝を飾りました。
まだ2戦とキャリアが浅く、重賞経験もありませんが、競馬がとても上手だし、勝負根性もある馬。
このメンバー相手にどこまでやれるか楽しみです。
函館2歳S2着という実績があるウインジェルベーラは、初めてのダート戦がカギ。
血統的にもダートはOKだし、外枠で揉まれない競馬ができればいきなり勝負になる可能性も。
フルールカップを内から差し切ったボーダレスガール、安定感のあるグラヴィオーラまで。
◎9、ストロングハート
〇6、シャインカメリア
▲13、パキラパワー
△14、ウインジェルベーラ
△10、ボーダレスガール
☆11、グラヴィオーラ
*9日(月)盛岡 第11R『マイルチャンピオンシップ南部杯』 1600m 16:40発走*
バラエティー豊かなメンバーが揃いましたが、ここはGI10勝に王手を掛けているコパノリッキーを本命にします。
今年の初め、オーナーであるコパさんが「なんとかあと2つGIを勝ちたい!ホッコータルマエに並びたい!!」と仰っていましたが、
有言実行でかしわ記念を制覇。あと1つとなりました。
そのかしわ記念は前に行かず、中団からの差し切り勝ち。
揉まれなければどこからでも競馬ができるという、新たな一面を見せてくれました。
この後の大舞台は、これまで勝ったことはあるものの、リッキーにとっては距離が長いと思います。
ベストのマイル、さらに昨年驚異的なレコードをマークした相性のいい盛岡で、ぜひとも決めて欲しいです!
対抗にしたのはゴールドドリーム。
この馬は直線の長いマイルがベストで、小回りがどうかという不安はありますが、それでもフェブラリーステークスで見せてくれた力は本物です。
前走はドバイ帰りで度外視、状態さえ戻ればここでは上位争い必至でしょう。
キングズガードの前走はカフジテイクを完封してのもので、価値のある重賞勝利でした。
追い込み馬ですが、高知の黒船賞で2着しているように、キツイコーナーも問題なし。
高知に比べれば盛岡はかなり走りやすいのでは。
一番の不安材料はマイルの距離ですが、中野省吾騎手がどんな手綱さばきを見せてくれるか楽しみです。
忘れてはいけないベストウォーリア。
ここ2戦が人気よりも着順を落としているのですが、それでも大崩れのない馬です。
なかなか勝ち切れずにもどかしい面はあるものの、このレースは2勝2着1回とバツグンの成績を誇ります。
得意のコースで巻き返しを期待します。
強烈な末脚を持つカフジテイクまで。
◎11、コパノリッキー
〇13、ゴールドドリーム
▲9、キングズガード
△2、ベストウォーリア
△14、カフジテイク
*5日(木)大井 第11R『レディスプレリュード』 1800m 20:10発走*
昨日の『東京盃』は、ブルドッグボスが出たかと思ったところでキタサンミカヅキの一気の強襲。
ものすごい脚でしたね。
アフター5スター賞の結果を疑ってしまい、大変申し訳ないです...
あの豪快な末脚を見せられたら、JBCスプリントも大いに楽しみですね!
さて今日はダートグレード3連発の締め括り、『レディスプレリュード』です。
こちらもかなりの好メンバーが集まりました。
その中で本命にしたのはララベルです!
昨年のこのレースで初めてダートグレードに挑戦し、見せ場十分の4着に来た時には、いつかビッグタイトルが取れる馬だ!と喜んだのですが、
そこからもう一段階パワーアップしてくれて、いつダートグレード制覇をしてもおかしくない実力を身に付けました。
4か月の休み明けだったマリーンカップでプラス25キロという数字を見た時にはびっくりしましたが、
それでも1頭ホワイトフーガに食い下がって2着。
前走のスパーキングレディカップはホワイトフーガを競り落とし「勝ったか」と思ったところでアンジュデジールに内をすくわれてしまいましたが、
自分から動いて行く強い内容で、改めて実力を証明しました。
今回も休み明けですが、そこはもうまったく問題ありません。
ホワイトフーガは強いですが、昨年のレースを見ると叩いた方がいいタイプ。
アンジュデジールは斤量がプラス1キロ重くなるし、ここはララベルにとって絶好の条件が揃いました。
対抗はホワイトフーガ。
この馬の強さは今更いうまでもないのですが、崩れても上位争いには必ず食い込んでくるすごい馬です。
ここ最近で負けているのは、58キロと休み明け。
それ以外は本当に強いレースを見せてくれています。
照準はおそらくJBCレディスクラシック3連覇ですから、最高潮になるのは次。
それでも昨年と同じように、大崩れはないと思います。
前走初古馬相手にダートグレードを勝ったアンジュデジール。
2100mならばクイーンマンボに後れを取りましたが、この距離と1キロのハンデで逆転は十分可能と考えます。
レースがとても上手な馬で、器用に立ち回れるのは大きな武器。
前走よりも1キロ重くなりますが、それでもまだ54キロだし、ここも好勝負できるのではないかと思っています。
クイーンマンボの前走は芝重賞なので度外視。
距離的には2000mあった方がいいかなという印象があり、力のある馬ですが今回は印を抑えました。
TCK女王盃で惨敗したマイティティーですが、長距離輸送が苦手なタイプ。
現に北海道滞在競馬で挑んだ門別ではしっかり残っているし、今回は早めに美浦に入れて輸送時間を短くする計画ということですから、
力が発揮できる状態にあると思います。
もう1頭の3歳馬サルサディオーネも怖い存在。
逃げ馬にとって絶好の1枠。自分のペースで行ければそのままも十分ありえます。
◎16、ララベル
〇5、ホワイトフーガ
▲10、アンジュデジール
△15、クイーンマンボ
△3、マイティティー
☆1、サルサディオーネ
*4日(水)大井 第11R『東京盃』 1200m 20:10発走*
昨日の白山大賞典は、◎〇▲で珍しく3連単的中できました!
この勢いで、本日の『東京盃』、明日の『レディスプレリュード』もがんばります。
さて『東京盃』ですが、面白いメンバーが揃いましたね。
実績馬コーリンベリーが長期休養明け初戦、ダートグレードホースである兵庫のトウケイタイガーが南関東初見参、移籍初戦のアフター5スター賞を差し切ったキタサンミカヅキが初ダートグレード挑戦など話題が豊富ですが、
ここは前走圧倒的なレースで北海道スプリントカップを勝った、ニシケンモノノフを信頼しています。
これまでは安定勢力というか、もちろん勝ってはいたけれどちょっと足りない...という印象が強かったのですが、
北海道スプリントカップではブリンカーを着用して、溢れるスピードで押し切りました。
これはもう、もう一段階上の強さを手に入れたと感じましたね。
デビューの地門別で素晴らしい凱旋勝利をし、短距離王者ダノンレジェンドの後継者と言える存在になったと思います。
今回は休み明けですが、もともと鉄砲は利くタイプ。
前哨戦を勝って、ビッグレースへ駒を進めて欲しいです。
本命はすんなり決まったのですが、対抗以下が悩むところ。。
実力と期待を込めて、兵庫のトウケイタイガーを対抗にしました。
JRA時代から見ていた方からすると、かきつばた記念圧勝はかなり衝撃だったようですが...
ソルテの弟でもあるし、素質はあったけれど開花するまで時間が掛かった、というタイプですね。
プロキオンステークスは7着に敗れましたが、超ハイペースの中果敢に逃げてのものですから、評価できる内容だったと思います。
小回りの方がよりスピードを活かせそうですが、経験豊富で大井のコースも問題ないでしょう。
気性的に落ち着いていてどっしりとしているそうで、長距離輸送も心配していません。
3番手評価は浦和のブルドッグボス。
前走は浦和の超小回りで、スタート直後に大きく躓き...終わった...と思ってしまったのですが、よく追い上げてくれましたね。
あれこそ負けて強しのレースでした。
ダートグレードに入ってもトップクラスの実力があることはもうわかっているし、あとはスタートです。
スタートさえ決まれば上位争いは確実と考えています。
ショコラブランは小回りのコーナーで加速することに戸惑っている印象です。
力はある馬だし、大井の外回りになるのはプラスでしょう。
地方経験も積んで来たし、もう少し早めにエンジンが掛かれば面白いと思います。
昨年はハイペースを物にして差し切ったドリームバレンチノ。
10歳の今年もまだまだ元気だし、展開次第では十分上位争いに顔を出してくれるでしょう。
骨折長期休養明けのコーリンベリーは、ベストな舞台での復帰戦。
気性的にいきなり走れる馬で、要注意です!
◎6、ニシケンモノノフ
〇12、トウケイタイガー
▲14、ブルドッグボス
△4、ショコラブラン
△10、ドリームバレンチノ
☆7、コーリンベリー
*3日(火)金沢 第11R『白山大賞典』 2100m 16:30発走*
ここは復活した実績馬インカンテーションを本命にします。
骨折してからはなかなか自分の競馬ができずにいましたが、マーチステークスで積極的なレースをして快勝、前走のかしわ記念は初の地方コースでしたが、最内をロスなく上がって来る器用な競馬でコパノリッキーの2着に食い込みました。
先行できるスピード、そして小回りのコーナーで上がって行ける器用さを持ち合わせている馬。
末脚もしっかりしているし、2100mの距離は初めてになりますが、京都1900m、中山1800mをこなせるならば小回りの2100mは問題ないでしょう。
休み明けも苦にしないタイプだし、ここは力を見せてくれると思います。
対抗は迷いに迷ってカツゲキキトキトにしました。
メンバーが発表される前は、ここはキトキトに重い印を打ちたいと考えていたのですが、中央勢けっこう強いメンバーで、どうしようか正直悩みました。
でも枠順が出て、最高の枠を引いたので、これならば十分勝負できる!と思ったのです。
この馬の力は今更言うまでもないですが、問題は近走地方馬同士で負けていることですよね。
まずくろゆり賞ですが、叩いて叩いて良くなるタイプなので休み明けは大きく響きました。
さらにマイルというのも今のこの馬には忙しかったと思います。
それでも負けて欲しくないメンバーでしたが、敗因がしっかりしているので悲観することはありません。
そして前走東京記念。3度目の大井挑戦でした。
最内枠ということで逃げる形になり、直線の決め手でサブノクロヒョウに負けたわけですが、本来逃げ馬ではないし、目標にされてしまいました。
それでも見せ場十分だったし、叩き2戦目で動きは良化。
レース後錦見調教師も大畑騎手も、「これを使ってさらに良くなる」と仰っていましたが、叩き3戦目で最高の状態で白山大賞典を迎えられました。
メンバーは強いですが、枠順にも恵まれて好位のインを取れるはず。
今の金沢は最内が軽い馬場ですから、一番いいところを通って競馬をしてくれるのではないでしょうか。
このメンバー相手にどんな競馬を見せてくれるか、わくわくドキドキします!
3番手評価はクリノスターオー。
安定感のある馬が、ここ最近はちょっと崩れ気味ですね。
それでもここまでの実績はピカイチだし、ダートグレードでは相変わらずの安定感を発揮しています。
先行して渋太く残るタイプで、金沢のコースもぴったりでしょう。
ここも大きく崩れることはないと思っています。
古馬初挑戦になるタガノディグオも侮れません。
前走のレパードステークスは遠征疲れがあったということですが、一息入れて立て直して来ました。
兵庫チャンピオンシップでは小回りのコーナーでしっかり加速し、ロングスパートで勝っているように小回りも上手にこなします。
古馬との比較が難しいところで、斤量の恩恵もないのですが、実力はある馬なので、いきなり勝負になっても不思議はありません。
前走でオープンを勝ち切ったコパノチャーリーは、枠もいいしメンバー的にも逃げられるのでは。
さっきも書きましたが、今の金沢の馬場は最内が断然有利。
楽に逃げられれば怖い存在です。
◎10、インカンテーション
〇3、カツゲキキトキト
▲8、クリノスターオー
△2、タガノディグオ
△4、コパノチャーリー