*24日(日)佐賀 第12R『中島記念』 1800m 16:50発走*
有馬記念のあとは、佐賀のグランプリレース中島記念です!
今年はなんといっても2頭の激突が一番の注目でしょう。
1頭目は3歳馬スーパーマックス。
2歳の時に佐賀でデビューし、5戦無敗の成績を引っさげて南関東へ移籍。
新天地では思うような競馬ができなかったけれど、再び佐賀に戻って来てから大きく成長。
九州ダービー栄城賞を勝ち、古馬に混じってからも地元重賞3連勝中と勢いがあります。
九日調教師のお話しでは、走り的には芝の方がいいそうで、
前走はJRAのチャレンジカップに挑戦して5着!!!!
トップスタートから好位の内に控え、一度は下がったように見えましたが、最後の直線でもう一度盛り返して掲示板に乗りました。
これはすごいことです!
まだ3歳馬でのびしろがある中で、ここまで結果を出してくれるとは...
今回、佐賀最強馬として長年君臨しているキョウワカイザーと初対決。
どんな競馬を見せてくれるか楽しみです♪
もう1頭はもちろんキョウワカイザー。
2013年に佐賀に移籍してきてから、ほぼ崩れずにずっと結果を出し続けている馬です。
グランプリレースである中島記念は2連覇中。
この秋は休み明けのみ2着でしたが、現在は2つの重賞を含め3連勝中。
レースが上手で、常に好位を取って流れに乗れる安定感は信頼度バツグン。
7歳ですが衰えは見えないし、若い世代に高い壁となって立ちはだかるのでは。
門別から再転入のウルトラカイザーにも注目。
前走は途中から逃げる形になり、最後は差されて2着だったけれど、力は見せたと思います。
今年の春には2度キョウワカイザーを破って勝っているし、大きく崩れることはないのではないでしょうか。
昨年2着のマサヤ、安定感のあるコウザンゴールドまで。
◎4、スーパーマックス
〇8、キョウワカイザー
▲11、ウルトラカイザー
△10、マサヤ
△1、コウザンゴールド
佐賀競馬のHPでは、出走馬の調教師コメント動画が見られるので、こちらもぜひ参考にしてみて下さいね。
中島記念調教師コメント動画
*14日(木)名古屋 第11R『名古屋グランプリ』 2500m 15:45発走*
ここはなんといってもカツゲキキトキトでしょう!
昨年のこのレースは3着に好走しましたが、そこからもう一回りパワーアップして強くなってくれましたね。
特に印象的だったのは3走前の白山大賞典。
インカンテーションには離されたものの、クリノスターオーとの叩き合いを制して2着に食い込みました。
ゴールド争覇では、ダートグレードホースのトウケイタイガーと一騎打ちかと思われましたが、直線はあっという間に抜き去りました。
前走の東海菊花賞は勝って当然というメンバー構成で、ここは2番手から早め先頭という王者の走りを見せてくれましたね。
大畑騎手のお話しでは、デビュー時にはまさかここまで強くなると思っていなかったそう。
「僕が初めてレースで乗ったのは4戦目だったんですけど、まだ470キロ台で体もできていなかったし、性格もやんちゃで走ることに集中できていませんでした。
それが使っているうちにだんだん身になっていって。今は520キロ台ですから本当に成長してくれました。
まだ調教ではやんちゃなところがあって気が抜けませんけど、レースでは前に馬がいれば追いかけて行くし、後ろから馬が来ればまたハミを取ってくれる。
ものすごく勝負根性のある馬です。
なんとかダートグレードを取りたいと、錦見厩舎一丸となってがんばってきたので、ここは馬の力を信じて勝ちに行く競馬をします!」
ということでした。
ちなみに昨年の3着に関しては、「展開に恵まれただけ」と、あまり評価していない様子。
昨年より強くなった今年、どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
立ちはだかるのはやはりJRA勢でしょう。
オールブラッシュは川崎記念を制しているため58キロでの出走となりますが、底力はあるし、楽に先手を取った時には怖い存在です。
前走の浦和記念でも渋太く伸びて3着に入っていたし、これまで戦ってきた相手を考えると軽視はできません。
クリノスターオーは前走の浦和記念こそ見せ場はなかったものの、基本的に地方ダートグレードでは崩れません。
白山大賞典でキトキトが先着しているとはいえ、ここも安定した走りをするでしょう。
メイショウスミトモはチャンピオンズカップを使って日が浅いこと、トップディーヴォは前走除外になっていることで、当日の気配を重視したいです。
タガノディグオはここ3戦いまいちですが、自分の走りができたら強い馬。
距離延長でロングスパートを活かせれば。
◎5、カツゲキキトキト
〇11、オールブラッシュ
▲2、トップディーヴォ
△3、クリノスターオー
△9、タガノディグオ
*13日(水)川崎 第11R『全日本2歳優駿』 1600m 20:10発走*
今年は例年以上に超ハイレベルなメンバーが集まりました!
特にJRA勢は強力で、5頭すべてが連勝中と勢いがあります。
その中で本命にしたのはルヴァンスレーヴ。
デビューから2戦2勝。今回は初めての重賞挑戦、地方コースとなりますが、あまりにも前走が強かった!!
前走プラタナス賞では、軽く仕掛けるとグイグイと後続を突き放し、本気で追うところなく突き抜けてしまいました。
スピード感のある軽い走りは、脚抜きのいい馬場とマッチしたとはいえ、相当なポテンシャルを見せつけましたね。
今回は初物ずくしではありますが、それを補って余りある能力があると思います。
対抗はドンフォルティス。
3連勝で北海道2歳優駿を制しました。
これまで中団後方から差し切り勝ちをしてきた馬で、初の小回りがどうかと思っていたのですが、徐々にポジションを上げて4コーナー立ち上がりではすでに前を射程圏内に。
直線もよく伸びて、まったく危なげないレースぶりでした。
今回は川崎コースになりますが、地方、左回り、ナイターと経験済み。
ここも安定感のある走りを見せてくれると思います。
対抗にしようか迷ったのが、ハヤブサマカオー。
ここまで無敗の3連勝で、前走は兵庫ジュニアグランプリを逃げ切り勝ち。
レース内容としては、2着だったアスターソードが早め早めに来て苦しめられたように見えましたが、手ごたえ的にはずっと良かったし、抜かれる雰囲気はありませんでした。
今回はマイル戦ですが、新馬戦で1700mを克服済み。
内目のいい枠に入ったし、いつものように好スタートを決めて逃げる展開になれば。
エスポワールシチーの下ダークリパルサーにも注目です。
ここまで2戦2勝。
前走のオキザリス賞では、直線の立ち上がりで進路がなくなり、いったん引いて外に切り返し、そこからまた伸びるというレースを見せてくれました。
見ていてヒヤヒヤしてしまいましたが、戸崎騎手はまったく動じることなくこの馬の力を信じていたそう。
一気のメンバー強化、距離延長と簡単な条件ではないですが、ぜひ兄のように育っていって欲しいです。
ビッグスモーキーは新馬戦でルヴァンスレーヴに離されましたが、現在は未勝利500万条件と連勝中。
しかも前走はレコードのおまけつきで、使いつつどんどん強くなっている印象です。
地方勢も粒ぞろいなのですが、印が回らない...
門別のサザンヴィグラスは、前走北海道2歳優駿で3着でしたが、早め先頭という積極的なレース運びでのもの。
本来距離はマイルの方が合っているし、このメンバーでどこまで戦えるか注目です。
◎9、ルヴァンスレーヴ
〇8、ドンフォルティス
▲2、ハヤブサマカオー
△3、ダークリパルサー
△14、ビッグスモーキー
☆12、サザンヴィグラス
*7日(木)園田 第10R『園田金盃』 1870m 15:55発走*
兵庫のグランプリレースであり、ファン投票で出走馬が決まります。
堂々1位を獲得したのはエイシンニシパ。
4歳となった今年は、年明けの新春賞で古馬重賞初制覇。
名古屋の名港盃、前走で姫山菊花賞を勝ち、今年だけで重賞3勝の活躍を見せました。
新たな兵庫の顔として君臨した1年でしたね。
もともと騎乗予定だった主戦の田中学騎手が、落馬骨折のため騎乗できないのは残念ですが、
吉村騎手は何度も騎乗していて、兵庫ダービー2着、新春賞1着と結果を残しています。
好位から渋太くいい脚を使える馬で、ここも好勝負を期待します。
対抗は長らく兵庫の看板を背負って戦ってきたエーシンクリアー。
今年に入ってから勝ち星はないものの、
前々走の金沢イヌワシ賞ではグルームアイランドとタマモネイヴィーの一気打ちに割って入って2着、
前走の東海菊花賞ではカツゲキキトキトの2着と、全国的に活躍している馬たちに揉まれて来ました。
豊富なキャリアがあり、安定感はバツグン。
今回がエイシンニシパとは初対決で、古豪の強さを見せて欲しいところです。
逃げて渋太いサウスウインドも要注意。
今回と同じ舞台の兵庫大賞典を勝っていて、その時の2着はエーシンクリアーでした。
前走の姫山菊花賞はエイシンニシパの決め手に屈したものの、2番手からよく踏ん張ってクビ差2着。
4着までコンマ2秒差という大接戦の中、存在感を示しました。
トーコ―ヴィーナスがいることで、おそらく今回は2番手からの競馬になると思いますが、
逃げなくても最後まで踏ん張れるようになった今、展開は問いません。
マイタイザンは姫山菊花賞こそ案外でしたが、西日本ダービーを勝った実力馬。
古馬になった今年も摂津盃を勝っているし、ここに入ってもヒケを取らない存在です。
牝馬ながら全国的に活躍しているトーコ―ヴィーナスまで。
◎6、エイシンニシパ
〇11、エーシンクリアー
▲8、サウスウインド
△2、マイタイザン
△3、トーコ―ヴィーナス
*6日(水)船橋 第11R『クイーン賞』 1800m 20:10発走*
ここはデータ的にもJBCレディスクラシック出走組が強いレース。
今年のメンバーもJRA&地方ともにJBCを戦った馬に注目しています。
まず本命にしたのはプリンシアコメータ。
前走は初めての地方で初めての重賞、しかもいきなりのGI挑戦でしたが、逃げて本当によく粘り込みました。
4コーナーから直線の立ち上がりでは完全にララベルの方が手ごたえが上でしたが、並んでからは何度も何度も差し返す勝負根性を見せ、負けて強しのレースでした。
今回もいい枠に入ったし、もともとは逃げなくても好位で競馬ができる馬。
展開は問わないし、船橋に替わることもプラスと考えます。
対抗はアンジュデジール。
前走は5着とダートグレードで初めて馬券圏内を外す結果になってしまいましたが、スタート直後に躓いたことが大きく、いつもより後方の位置取りになったことが敗因でしょう。
それでも最後はよく詰めているし、3歳馬とは思えない安定感を持っている馬。
本来はゲートが上手だし、どんなレースにもしっかりと対応できる馬。
船橋は初めてですが、ここも戸惑うことはないでしょう。
3番手評価は大井のラインハート。
前走は内のララベルVSプリンシアコメータの叩き合いに見入っていたら、最後ものすごい脚で突っ込んで来た馬がいて本当に驚きました。
JRAからの移籍初戦でしたが、いきなり力を発揮してくれましたね。
気性的に強いものを持っている馬で、カギは折り合えるかどうか。
笹川騎手が調教からコンビを組み、しっかりとコントロールしているし、
船橋もスパイラルカーブで追い込みは利くので、前2頭が意識し合う展開になれば突き抜けるまであると考えます。
昨年このレース3着に追い込んだ門別のタイムビヨンド。
その後の成績がいまいちですが、長期休養明けを一度使って態勢は整いました。
昨年は3連勝で道営記念を勝っていて、そこから比べると勢いはありませんが、このメンバーでも地力は引けを取らないと思っています。
タガノヴェローナは本来好位からレースをするタイプ。
前走はいきなりのGIでさすがに自分の競馬ができなかったけれど、このメンバーに入ればもっといい位置が取れるはず。
軽視は禁物です。
◎2、プリンシアコメータ
〇5、アンジュデジール
▲6、ラインハート
△3、タイムビヨンド
△8、タガノヴェローナ