*1日門別 第12R『北海優駿』 2000m 20:40発走*
日曜日から始まった、地方競馬の大イベントダービーシリーズ。
これまではダービーウイークと題して毎日のように各地でダービーが行われましたが、今年から石川ダービーと高知優駿が加わって、
週2レース、4週に渡ってダービーが行われることになりました。
開幕戦の九州ダービー栄城賞は、一番人気に支持されたスーパーマックスが押し出されるようにハナに立つと、勝負所でオヒナサマに抜かれたものの、最後の直線でもう一度伸びて差し切り勝ち。
厳しい展開の中、ダービー馬の栄光をつかみ取りました。
2着は7番人気のフジノカミワザ、3着は2番人気のオヒナサマということで、フジノカミワザ絡みはなかなかの配当に。
ダービーシリーズの1か月を乗り切るために、前半にびしっと当てておきたいものです。
北海優駿は、岩手のベンテンコゾウに注目しています。
デビューから7戦6勝2着1回と素晴らしい成績を挙げていて、初の長距離遠征だった前走の北斗盃では、3番手から早め先頭の王道の競馬で勝ち切りました。
今回のメンバーは、北斗盃で完勝した馬たちがほとんど。
再びの遠征競馬になりますが、力は抜けていると感じます。
唯一不安に感じるのは、初めての2000m戦ということ。
父サウスヴィグラスなので本質はマイルくらいなのかなとは思いますが、ここまでまったく距離の不安を感じさせないレースぶりをしているので、なんとかこなしてくれるのではないかと思っています。
対抗はバリスコアにしました。
兵庫ジュニアグランプリで3着に食い込だ実力馬で、前走の北斗盃は3着だったものの、中団から3,4コーナーで進出し、長くいい脚を使いました。
取り消し明けを一度使った効果も大きいし、フリオーソ産駒で距離が2000mになることもプラスに働きそう。
ストーンリバーは前走の北斗盃は4か月ぶりの休み明けでしたが、中団からよく伸びて2着を確保しました。
初遠征だった鎌倉記念も勝っている馬で、長期休養明けを使ってさらなる成長が楽しみです。
逃げて連勝しているモンサンルリアンはいい枠を引き当てました。
北斗盃では早々に失速してしまいましたが、行き切ったら渋太いと思います。
先行できるスカイロックゲートまで。
◎7、ベンテンコゾウ
〇1、バリスコア
▲9、ストーンリバー
△2、モンサンルリアン
△10、スカイロックゲート
*31日浦和 第11R『さきたま杯』 1400m 16:35発走*
本命はモーニンとベストウォーリアで悩みましたが、モーニンの方を上に取りました。
初めての地方挑戦だった去年のかしわ記念で、1番人気8着に敗れ、小回りは合わないのか?と思いましたが、
続く日本テレビ盃ではアウォーディーとの一騎打ちでアタマ差2着、
前走のかしわ記念は逃げて3着に粘り込みました。
乗り難しいところのある馬で、いまだにはっきりとした脚質が確立されていませんが、
トップクラスの力があることは確かだし、小回りも問題なし。
ここ数戦見せ場のないレースが続きましたが、前走で復活の兆しが見て取れました。
いい枠に入ったし、自分から逃げても競馬ができると思います。
対抗はベストウォーリア。
この馬の安定感には本当に敬服します。
前走のかしわ記念では、いきっぷりも伸びもなんとなく物足りないように感じましたが、その前は5戦連続2着とがんばりました。
浦和の小回りから東京の長い直線まで、どんな舞台、どんな展開でも崩れないところはさすがです。
去年のこのレースはソルテに及ばず3着でしたが、好位からしっかりと伸びていたし、今年も大きく崩れることは考えていません。
3番手評価はドリームバレンチノにしました。
今年10歳になり、さすがに全盛期の勢いは感じられないものの、
昨秋にも東京盃を勝ち切ったように、展開一つで今でも上位争いができる馬です。
去年のさきたま杯も中団から3着にまとめているし、ラブバレットとモーニンがやり合うような展開になれば、この馬の末脚が活きそうです。
ホワイトフーガは前走女王の貫禄を見せつけ、好位から圧巻の競馬で勝利しました。
のどなりがあるので天気と乾燥は気になりますが、あのパフォーマンスができれば牡馬相手でもヒケを取らないでしょう。
去年のこのレースは5着といまいちでしたが、スタートダッシュがつかなかったことが大きかったと思います。
スタートを決めて好位につけられれば、ここも上位争いしてくれるのでは。
ラブバレットは左回りに戻って巻き返しを期待します。
浦和で連勝中のニシノラピートまで。
◎2、モーニン
〇8、ベストウォーリア
▲11、ドリームバレンチノ
△6、ホワイトフーガ
△1、ラブバレット
☆5、ニシノラピート
*28日佐賀 第11R『九州ダービー・栄城賞』 2000m 18:10発走*
いよいよダービーシリーズの始まりです。
ここから約1か月間、地方競馬全地区のダービーが8戦続いて行きますよ。
開幕戦は毎年恒例、佐賀の『九州ダービー・栄城賞』。
本命にしたのはスーパーマックスです。
もともとは佐賀デビューの馬で、デビューから連戦連勝で重賞を2勝。
2歳のチャンピオンレースである九州ジュニアグランプリを勝ちました。
その後南関東へ移籍し、前走の佐賀皐月賞で再び戻ってくると、楽に先手を奪って後続を突き放す、強い競馬で勝利しました。
さすがに強い馬たちと戦ってもまれてきただけあって、1頭力が違った印象です。
今回強敵は見当たらず、ここも人気に応えて強いレースをしてくれるのでは。
対抗は牝馬オヒナサマ。
佐賀生え抜きの馬で大きく崩れたのは初の遠征だった川崎のローレル賞のみ。
花吹雪賞ではタッチスプリントの追撃を退けて重賞初制覇しました。
2走前のル・プランタン賞はスターレーンの2着に負けたものの、自分から早めに動いて行く競馬で、内容は悲観するものではありません。
前走は古馬のB級に混じって2着にまとめているし、牡馬相手でもいいレースをしてくれると思います。
3番手評価はビーザライトにしました。
門別デビュー馬で、その後南関東へ移籍して3歳の選抜戦で4着に追い込んだ実績があります。
前走の佐賀皐月賞は移籍初戦で、前を行くスーパーマックスには離されましたが、早めにマクッて2番手につけると、最後まで渋太く粘って2着を確保。
小回りで先行有利な佐賀にも即対応できたし、ここも馬券圏内に入って来てくれそうです。
ハクユウロゼはル・プランタン賞で1番人気を裏切る形になりましたが、その前の2戦がJRAへの遠征で強い馬たちに揉まれて来ました。
敗因に関しては、1200m戦から一気に1800mになったことにも戸惑っただろうし、久しぶりのダートだったことや、減った体を戻したことなどいろいろな要素が考えられます。
一度地元で使って仕切り直し。
力はある馬なので、軽視は禁物だと思っています。
3歳1組を勝っているロトスキャンダルまで。
◎3、スーパーマックス
〇7、オヒナサマ
▲9、ビーザライト
△8、ハクユウロゼ
△4、ロトスキャンダル
*25日園田 第11R『のじぎく賞』 1700m 16:00発走*
本命にしたのはタッチスプリントです。
グランダム・ジャパン3歳シーズンで、開幕戦の若草賞を快勝。
東海クイーンカップは5着でしたが、現在ポイント2位につけています。
残りのレースはここと関東オークスの2戦ですから、ここは何としてもポイントを稼ぎたいところです。
レースぶりですが、若草賞では超小回りの名古屋で、直線一気の末脚を決めて差し切り勝ち。
先行馬ではないので勝ち切れないこともあるものの、このメンバーならば実績的に一枚上。
名古屋よりはマクりの利きやすい園田で、重賞2勝目を期待しています。
対抗は地元兵庫のローランドアイにしました。
園田生え抜き馬で、デビューから着実に成長を重ねて来ました。
重賞は園田クイーンセレクションの4着のみですが、その後3歳のA級特別を勝利。
この時は2番手から抜け出す王道の競馬で、まったく危なげない走りでした。
前走は1番人気に推されながらも9着と大敗してしまいましたが、ダッシュがつかず自分の形が作れなかったことが大きいと思います。
好スタートを決めて、先行できればここでも差はないのでは。
クールレオは前走A級への昇級戦で、早め先頭から粘って3着を確保。
勝ったのは転入後連勝しているジンバイッタイ、2着はA級で常に上位争いをしているセイプレジールですから、
強い牡馬相手によくがんばったと思います。
前に行って渋太く粘る馬で、
今なら重賞に入っても十分勝負になるでしょう。
安定感のあるキューティハーバー、2連勝中と勢いがあるハヴアナイスディ、前走逃げ切り勝ちを果たしたエイシンユートピアまで。
◎10、タッチスプリント
〇2、ローランドアイ
▲11、クールレオ
△3、キューティハーバー
△9、ハヴアナイスディ
△6、エイシンユートピア
*21日金沢 第10R『北日本新聞杯』 1700m 17:25発走*
ここは牝馬ヤマミダンスが中心でしょう。
すでに重賞4勝を挙げる実績馬で、笠松、名古屋に遠征しての重賞勝ちはかなり評価できます。
負けたのは初の大井だった東京2歳優駿牝馬と、2度目の名古屋だった前走だけ。
前走は珍しくダッシュがつかず、見せ場なく9着とこの馬らしくないレースだったのですが、
地元戦に戻れば力は断然。一頭抜けた存在です。
金沢三冠の一冠目、今年から石川ダービーが始まるので四冠の一冠目になるのかな?
どんな強い勝ち方を見せてくれるか楽しみです。
対抗はレソルテとナゲッツで迷いましたが、レソルテを上に取りました。
JRA未勝利から転厩して来て、初戦は2着に負けたもののそこから3連勝。
前走は牝馬同士の準重賞を好位から差し切り勝ち。
その前2戦は逃げ切り勝ちでしたから、レースの幅が広がったと思います。
ヤマミダンスはかなり強いですが、他のメンバーとの比較では一枚上でしょう。
一方のナゲッツは、初勝利するまで3戦を要し、唯一の重賞挑戦は惨敗という結果に
終わりましたが、レースを使いながら着実に成長して、現在は2連勝中と勢いがあります。
先行するタイプではないものの、小回りの金沢できっちりと差し切る末脚の持ち主。
ヤマミダンスが引っ張る展開になると思うので、馬群もばらけて上がって行きやすそうだし、
今ならば重賞でも好勝負できそうです。
ラブフルーツは1勝馬ですが、転厩初戦からA級で戦ってすべて馬券圏内でまとまっています。
前走は中団からの差し切り勝ちで、逃げるベインオブゴールドをハナ差で下しました。
脚質的に展開待ちの面はあるものの、かならず伸びて来る末脚は魅力。
このメンバー相手にどこまで通用するでしょうか。
安定感光るベインオブゴールドまで。
◎6、ヤマミダンス
〇7、レソルテ
▲11、ナゲッツ
△4、ラブフルーツ
△8、ベインオブゴールド