*30日帯広 第10R『ばんえい十勝オッズパーク杯』 20:10発走*
今シーズン最初の重賞です!
まず積載重量は690キロ~720キロと、軽め&大きなハンデ差はなし。
昨日は晴れて、馬場水分量は最終的に1.4%。かなり乾いて力の要る馬場状態となっています。
以上のことから、ここは能力通りに決着するとみています。
本命にしたのはオレノココロ。
3月のばんえい記念では、満を持して初挑戦を果たし、直線ぶっちぎる強いレースで勝利しました。
完全に世代交代を果たしたし、オレノココロ時代の幕開けを感じさせるレースでしたね。
開幕戦だった前走は、早めの競馬でスムーズに運べましたが、勝ったキサラキクがすんなりすぎました。
ほとんど差のない3着で、ばんえい記念の激戦の疲れは癒えているとみていいと思います。
このレースは2年連続で勝利している相性のいいレース。
さらにパワーアップした今、3連覇濃厚と考えます。
対抗はニュータカラコマ。
ばんえい記念は2年連続2着で、今度こそ!という感じでしたが、オレノココロの独走、そしてキタノタイショウの猛追を受けて3着という結果に。
しかし相変わらずトップクラスの実力を見せつけて、内容は濃かったと思います。
シーズン開幕戦は、第2障害に少々手間取っている間に前に行かれ、5着という結果でしたが、
障害を越えてからもしっかり歩けていたし、悲観する内容ではなかったと思います。
このレースは④③④とまだ勝ち星はありませんが、安定して上位争いに食い込めるのでは。
開幕戦で前々で運び、そのまま逃げ切り勝ちを果たしたキサラキク。
第2障害越えもスムーズだったし、直線でも脚色衰えず、よく踏ん張りました。
昨シーズンはドリームエイジカップを勝ち、地力強化した印象です。
牡馬に混じった重賞でも、力差は感じません。
安定感光るコウシュハウンカイ、新興勢力センゴクエースまで。
◎4、オレノココロ
〇10、ニュータカラコマ
▲1、キサラキク
△5、コウシュハウンカイ
△7、センゴクエース
今週(水)に行われた、YJS開幕戦の高知ラウンド。
写真は井上オークスさんからいただきました!
出場騎手は、
JRA栗東から
荻野極騎手(2016年デビュー)
鮫島克駿騎手(2015年デビュー)
小崎綾也騎手(2014年デビュー)
義英真騎手(2014年デビュー)
岩崎翼騎手(2013年デビュー)
城戸義政騎手(2013年デビュー)
地方西日本から
兵庫・田村直也騎手(2016年デビュー)
高知・塚本雄大騎手(2016年デビュー)
高知・松木大地騎手(2015年デビュー)
金沢・栗原大河騎手(2015年デビュー)
金沢・柴田勇真騎手(2015年デビュー)
佐賀・山口以和騎手(2015年デビュー)
YJSジョッキーリスト【西日本】でもご紹介しましたが、どの騎手も「ここでアピールしたい!」という熱い気持ちを持っての参戦。
どんなレースが繰り広げられるか楽しみにしていましたが、とても見ごたえあるレースとなりました♪
騎乗馬は2レースともにほとんど力差はなく、高知の名物レース"一発逆転ファイナルレース"なみに、どの馬が勝ってもおかしくないメンバーが揃いました。
まず第1戦。
スタートを切ると激しい先行争いの結果、金沢・柴田騎手が先手を奪い、2番手は佐賀の山口以和騎手、3番手外に栗東の荻野騎手という展開に。
勝負所の3,4コーナーで柴田騎手の手ごたえが怪しくなり、代わって荻野騎手が先頭。そのまま押し切って勝利しました。
2着は後方から追い込んで来た城戸義政騎手、3着は岩崎騎手が粘りました。
荻野騎手はこの日の3レースでもエキストラ騎乗で逃げ切り勝ち。
初めての高知でも落ち着いた騎乗ぶりが光りました。
しかも、3日前の日曜日には、東京競馬場に初参戦して2勝をマーク。
最初の勝利はじわりと中団につけると、直線を向いてバツグンの手ごたえ。それでも慌てず騒がずじっくり追い出しを待って、ゴーサインを出すと突き抜けました。
2勝目は打って変わって逃げ切り勝ち。しかも、途中からハナに立って、直線渋太く粘るというレースを展開。
2レースともに味のあるレースぶりで、関東の競馬ファンに存在感を示したばかりでした。
続く第2戦は、小崎綾也騎手が先手を奪うと、マイペースに持ち込んで逃げ切り勝ち。
2着は好位から長くいい脚を使った岩崎翼騎手、3着は後方からよく伸びて来た佐賀の山口以和騎手という結果でした。
小崎騎手は2014年にデビューして、初年度から39勝を挙げる活躍を見せましたが、2年目に落馬負傷で長期間戦線離脱することになってしまい、昨年も再手術で休養期間があったりと、なかなかデビュー時の勢いを戻せずにいました。
しかも、高知では新人王争覇戦に騎乗し、人気馬でスタート直後に落馬してしまうというアクシデントも経験。
悔しい想いを晴らし、存在感をアピールしたいという想いは人一倍強かったと思います。
見事開幕戦から結果を出し、絶好のスタートを切ってくれましたね。
この結果、総合ポイント上位はこちら↓
1位 荻野極騎手 40P
2位 小崎綾也騎手 36P
3位 岩崎翼騎手 35P
4位 城戸義政騎手 21P
5位 山口以和騎手 16P
5位 松木大地騎手 16P
第2戦は5月10日笠松競馬場。次はどんな戦いが見られるか楽しみです♪
*27日笠松 第10R『オグリキャップ記念』 2500m 16:05発走*
地方を代表する馬に育ったカツゲキキトキトに期待します。
前走の東海桜花賞では道中ずっと大畑騎手が追い通しでなかなかエンジンが掛からず、気持ちよく逃げたトウケイタイガーに突き放されてしまいましたが、
この馬の距離適性を考えたら久しぶりの1400mは忙しかった印象です。
ゆったり流れる2500mならば本領発揮でしょう。
ダートグレードでも馬券に絡む活躍を見せているし、ここは強い競馬で巻き返して欲しいです。
2着争いは混戦模様。
その中で注目しているのは高知のリワードレブロンです。
このレースは2014年2015年と連覇、昨年はグルームアイランドの半馬身差2着ととにかく相性がいいレース。
年齢的なものか全盛期の勢いはないですが、昨年末の高知県知事賞で久しぶりの勝利を挙げているように、長距離戦ではまだまだ力を発揮してくれています。
前がやり合うような展開になれば、この馬のまくりがさく裂しそう。
転入後2連勝中のマヤノカデンツァにも注目。
前走の東海クラウンでは、長くいい脚を使って差し切り勝ち。
今回は一気の相手強化になりますが、どこまで戦えるか楽しみです!
イッツガナハプンは高知移籍後10戦9勝と素晴らしい成績を残しています。
前走のだるま夕日賞では直線伸びて来て初重賞制覇。勢いは一番ではないでしょうか。
ただ、唯一2着に負けたのが2400mの高知県知事賞ということで、ちょっと距離が気になるところ。
遠征、そして長距離を克服できれば十分戦えると思います。
梅見月杯を早め先頭で押し切ったアサクサポイントまで。
◎4、カツゲキキトキト
〇6、リワードレブロン
▲7、マヤノカデンツァ
△8、イッツガナハプン
△2、アサクサポイント
*26日高知 第9R『福永洋一記念』 1600m 19:50発走*
ここはサクラシャイニーが1頭抜けた存在でしょう。
遠征やダートグレードを抜きにして、地元重賞で負けたのはたった1度だけ。
現在高知ナンバー1ホースとして君臨しています。
前走の御厨人窟賞では、好スタートから外の馬を行かせて2番手につけると、3コーナーで併せに行って4コーナー先頭。
直線は軽く追っただけで後続を突き放しました。
今回はすでに倒しているメンバー構成で強敵は見当たりません。
一昨年勝っているレースで舞台も申し分なし。
ここは圧倒的な力で勝ち切って欲しいです。
対抗はカッサイにしました。
昨年園田FCスプリントで2着に入り、全国レベルのスピードを見せてくれました。
その後重賞は2着ばかりで、意外にも今年2月の黒潮スプリンターズが初タイトルとなりましたが、兵庫ダービー馬インディウムをねじ伏せる強い内容で勝利。
さすがにサクラシャイニーとは勝負付けが済んでいる感がありますが、他のメンバーが手薄なこのレースでは、2番手候補の筆頭でしょう。
福山ダービー馬カイロスも忘れてはいけません。
高知移籍後まだタイトルはありませんが、前走の二十四万石賞では、逃げ粘って2着を確保。
セトノプロミスに交わされてからも渋太く粘り、1番人気マルマロスの追撃をアタマ差で抑えました。
佐原騎手とのコンビ復活で、もう一花咲かせて欲しいです。
転入2戦目で替わり身を見せたワイルドコットン、転入初戦を差し切ったロジテーストまで。
◎2、サクラシャイニー
〇4、カッサイ
▲6、カイロス
△8、ワイルドコットン
△5、ロジテースト
明日高知競馬場で開幕する、ヤングジョッキーズシリーズ。
東日本、西日本に分かれて中央地方の減量がある若手騎手が戦います。
まずは西日本ブロックで、お話を伺えたジョッキーをご紹介します。
JRA栗東【義英真騎手】 2014年デビュー 今年2勝 通算53勝
今年は1回目ということで、若いジョッキーが目立つチャンスがあるので、出場できてとても嬉しいです。
デビューしてここまでたくさん乗せていただいていますし、デビュー4年目なので、YJSのメンバーの中では経験が多い方だと思いますので、経験を活かして冷静に乗れたらと思います。
地方は、高知、笠松、園田は経験があります。第1戦の高知は新人王で乗せていただいて、馬場の特徴を多少は理解していると思います。
ケガなく、ファイナルに進出できるようがんばります!
JRA栗東【小崎綾也騎手】 2014年デビュー 今年8勝 通算74勝(地方1勝)
こういうチャンスはなかなかないですし、アピールできる場なので、このチャンスを活かしてしっかり自分の騎乗を見せられればいいなと思っています。
デビュー年に38勝させていただき、すごく順調なスタートが切れましたが、ケガで休んでからはデビューの時の勢いが戻らず、ケガさえなければ...と思うこともありました。
ただ、この仕事はケガはつきものなので、腐らずに前を向いて、できることをしっかりやって経験を積んでいくしかないと思っています。
他の人の活躍を見ると悔しい気持ちでしたし、もっと自分もという気持ちになりました。たくさんの方が声をかけて下さって、リハビリ期間中も色々な方に支えられているなと感じたので、モチベーションを高く保つことができました。
初戦高知、新人王で乗せていただいたんですけど、2戦中1レース、スタート直後に落馬してしまって、悔しい想いをしました。コースは乗りやすい印象があります。
自分の持ち味を出せたらなと思っていますし、その馬の持っている力を引き出せたら。今年から始まるYJSですけど、初代のチャンピオンになれるようにがんばりますので、応援よろしくお願いします!
JRA栗東【加藤祥太騎手】 2015年デビュー 今年4勝 通算70勝(地方1勝)
なかなか中央と地方の若手同士で競うという機会がなかなかなかったので、すごくいいシリーズだと思いました。
今年3年目になるんですけど、正直もっといけるかなって思ってたんですけど、減量がちょっとずつなくなるにつれて、なかなか勝つことが厳しくなって来ましたね。
少しずつ経験を重ねて、レースについてより深く考えられるようになったかなって思います。
地方は何回か遠征に行ってます。苦手意識はないですけど、すごい小回りなので、難しいコースではあると思っています。
若手らしく、積極的に行って、勝ちを狙うのみです!
金沢【柴田勇真騎手】 2015年デビュー 今年5勝 通算57勝
こういうシリーズに参戦できることになり、とても嬉しいです。第1戦の高知は新人王で経験して、内を開けて走る競馬って乗ったことがなかったので、どれくらい開ければいいのかわからなかったんですけど、その時内からも伸びていたので、その日その日で違ってくるのかなって思います。
1年目はすごくよかったんですけど、30勝して減量取れてからちょっと厳しくて、また規定が変わって今1キロ減になったのは有り難いです。まだまだがんばっていかないといけないなって痛感しています。
こういう機会はなかなかないですし、モチベーションが上がります。中央へ遠征する機会は本当にないので、なんとかモノにしたいです。優勝目指してがんばります!
金沢【栗原大河騎手】 2015年デビュー 今年7勝 通算70勝
今年からこういうシリーズができて、金沢は30勝で減量が取れるので1年目の終わりに減量がなくなったんですけど、このシリーズに合わせてなのか、中央と規定を揃えることになって、また1キロ減がもらえることになったんです。シリーズはもちろんですけど、普段からもチャンスが広がりました。
高知は新人王で行かせてもらったんですけど、手ごたえがあったのに焦って早仕掛けになってしまって、失敗してしまったんです。本当に悔しい想いをしたので、今度は冷静に周りを見ながら乗るようにしたいです。
ファイナルは大井、中山で憧れの舞台ですし、遠征のチャンスはなかなかないので、必ずファイナルラウンドに行けるようにがんばります!
高知【塚本雄大騎手】 2016年デビュー 今年10勝 通算23勝
去年は13勝だったんですけど、今年は10勝させてもらって、これからもっともっと技術を磨きたいです。今3か月の期間限定で金沢で修行しているんですけど、違う競馬場で勉強させていただいて、とてもいい刺激を受けています。
第1戦は地元高知開催ということで、1か月ぶりに高知に帰ります。同期も全国から集まって来るので、1年間培ってきた技術を活かしてがんばります。
高知【松木大地騎手】 2015年デビュー 今年6勝 通算36勝
第1回の大会で、しかも第1戦が地元高知ということで、こんな機会はなかなかないので、なんとか結果を残して少しでもアピールしたいです。
去年は金沢で勉強させていただき、勝ち星を挙げることができました。本当に感謝しています。高知でも結果か出せるようにもっともっとがんばります。
悔いが残らないよう、思い切ってレースしたいですね。毎日走っているコースですし、2頭ともたまたま乗ったことがある馬に当たったんですよ。メンバー的には差はないと思うので、いい結果を残して弾みをつけて、大井と中山に行きたいです!
佐賀【山口以和騎手】 2015年デビュー 今年14勝 通算58勝
デビューしてここまで順調とはいえないんですけど...、馬に乗るのは楽しいです!
今回高知は初めてなんですけど、内を開けて走る競馬場で、佐賀と似ているところもあるかなって思います。前乗りもさせていただいているので有難いです。当日の馬場を見て、どういう乗り方をするか決めようと思っています。騎乗馬の脚質もありますし。
兄弟子(鮫島克也騎手)はWSJSを勝っているので、久しぶりに佐賀にジョッキーレースのタイトルを持って帰ってこられるよう、優勝目指してがんばります!