明日は名古屋競馬場で、長距離重賞『名古屋グランプリ』が行われます!
*23日名古屋 第10R『名古屋グランプリ』 2500m 15:35発走*
カゼノコとエーシンモアオバーで悩みましたが、本命はエーシンモアオバーにします。
このレースはとにかく相性が良くて、2011年2着、2012年1着、2013年のみ5着に敗れたものの、昨年はニホンピロアワーズとの叩き合いを制して2勝目を挙げました。
一時期は年齢的な衰えがあるのかと思うくらい、勝ち切れなかった時期がありましたが、
昨年の秋に金沢の白山大賞典で粘り勝ちをしてから再び渋太さに磨きがかかりました。
今年も大事に使われ、札幌のエルムステークスでは3着、白山大賞典では2着に粘る活躍。
前走のみやこステークスこそ10着に敗れましたが、基本的にはスピード重視の小回り上手なので、名古屋にコース替わりする今回は前走結果は度外視です。
小回りの中でも名古屋は日本一直線が短いし、その小回りで2500m走るということは、一度隊列が決まるとなかなか抜けないのも事実。
ここは例年通りこの馬の逃げ粘りを期待します。
ダートながら芝のような素晴らしい切れ味を持っているカゼノコは、ここしばらく末脚不発で残念な競馬が続いていました。
しかし、前走のみやこステークスで、久しぶりにこの馬らしい切れ味を披露。
2着だったもののほとんど差はなかったし、ゴール前の勢いは一番でした。
もともと高い素質を持っている上に、状態が戻ってくればダートのトップクラスで戦える馬。
今回は小回りの名古屋ということで対抗にしましたが、これからのダート界を背負っていく器だと思うので、ぜひここでも好走を期待します。
気になるのがアムールブリエ。
夏にはサンビスタに完勝しているように、相当な能力の持ち主です。
ただ、ここ2戦の大井での競馬ぶりが不可解...
勝負所でペースアップした時に必ず置かれてしまって、そこからもう一度伸びてくるという形で負けています。
そう考えると、ゆっくり構えていられる2500mは走りやすいのではないでしょうか。
牡馬相手になりますが、斤量の恩恵もあるし、能力的にも十分勝負になると思います。
安定感抜群なのがソリタリーキング。
それでも本命にしないのは、安定している分、勝ち切れない印象が強いから。
特に、左回りの方が得意な馬なので、名古屋でも結果を出してはいるけれどちょっと低めの評価にしました。
◎3、エーシンモアオバー
〇5、カゼノコ
▲11、アムールブリエ
△1、ソリタリーキング
△10、ニホンピロアワーズ
今日は川崎競馬場で、2歳の頂上決戦『全日本2歳優駿』が行われます!
*16日川崎 第11R『全日本2歳優駿』1600m 20:10発走*
今年は中央も地方もレベルの高い馬が集まって、本当にわくわくします♪
本命にしたのはJRAのサウンドスカイ。
現在ダート3連勝中。
特に前走の兵庫ジュニアグランプリのレースぶりは圧巻で、先団を見る形で進むと、勝負所の3,4コーナーでエンジンが掛かり、大外からライバルたちをねじ伏せました。
スタートは速いけれど、無理して前に行かなくてもいいタイプ。
ダートで戦う上で重要な、「砂を被っても怯まない」という根性を2歳のこの時期から身に付けている素晴らしい馬です。
小回りは前走で克服しているし、左回りは芝で経験済み。
このままの勢いで、来年の活躍も期待しています。
現在2戦2勝のオーマイガイも注目の存在。
前走は持ったまま2番手に進出し、東京の長い直線もしっかりと走り切りました。
レースが上手な馬で、初の小回りもすんなりこなしてくれそうです。
何より、溢れるスピードと前向きさは大きな武器。
このメンバー相手にどこまで戦えるか楽しみです。
他にも、道営からの移籍初戦でハイセイコー記念を快勝したトロヴァオ、兵庫ジュニアグランプリで2着だったコウエイテンマ、2連勝中のレガーロなど注目馬が目白押しです。
2歳ダートチャンピオンに輝くのはどの馬でしょうか。
◎6、サウンドスカイ
○8、オーマイガイ
▲7、トロヴァオ
△11、コウエイテンマ
△10、レガーロ
本日は船橋競馬場で、牝馬の戦い『クイーン賞』が行われます!
*9日船橋 第11R『クイーン賞』 1800m 20:15発走*
チャンピオンズカップで衝撃的な勝利を収めた女傑サンビスタと、JBCレディスクラシックで古馬をなぎ倒した女王ホワイトフーガが出走しないわけですから、実績的に見ても能力的に見ても、トロワボヌール1強と見ています。
前走のJBCレディスクラシックでは、ホワイトフーガ、サンビスタに続く3着を確保。
これまでのレースぶりから、左回りの方がよりスムーズに追走できるのは明らかで、船橋へのコース替わりは確実にプラス。
このレースは昨年圧勝しているし、引き続き調子もいいとのことなので、強い競馬での連覇を期待しています。
対抗は地方ダート初挑戦となるフォローハート。
ここ何年かの牝馬ダートグレード戦線で、初めて地方に挑んで来る馬で、いきなり勝負になる馬は、「準オープンを勝っている」「前に行けるスピードがある」の2つの要素を持っている馬たちでした。
まさにフォローハートの条件と合致するし、JBCから比べるとメンバー的にグッと楽になるここは、いきなり勝負になると思います。
前走の準オープンは、決して弱い相手ではなかった中で、好位から直線きっちり切り返して強い内容で勝利。
新戦力として、これからの牝馬ダートグレード路線を盛り上げてくれそうな存在です。
取扱いが難しいのがパワースポット。
芝での実績を入れたら、重賞で3度3着にがんばっているし、かなりの実力の持ち主だと思っています。
ダートは久しぶりになりますが、過去に4勝挙げているのでこちらも全く問題ないでしょう。
ただ一つ気になるのは、その脚質。
これまでは後ろから行っていい脚を使っていたので、小回りの船橋でどれだけいい位置に付けられるかがカギになると思います。
鞍上は岩田騎手ですから、その辺りはしっかりとフォローして上位争いに食い込んで来るんじゃないでしょうか。
最近のダートグレード戦線では、地方の牝馬がちょっと元気がないのですが...
その中で引っ張って行く存在になれそうなのが、ノットオーソリティです。
一時期は、ロジータ記念、東京シンデレラマイル、しらさぎ賞と重賞3連勝を果たし、一時代を築く名牝になるか...と思われましたが、そこからの走りがイマイチな感じで残念です。
若い頃から気性的に難しいところのあった馬ですが、ダートグレードでも通用するくらいの潜在能力がある馬だと思っています。
さすがに前走のJBCレディスクラシックは強敵揃いでしたが、今回はこの馬のスピードを持ってして一矢報いて欲しいです。
◎1、トロワボヌール
〇6、フォローハート
▲14、パワースポット
△3、ノットオーソリティ
△9、ディアマイダーリン
昨日の浦和記念、ハッピースプリントが東京ダービー以来久しぶりの勝利!
道中は好位につけたサミットストーンをマークする位置取りから
4コーナーを回ると早め先頭で押し切り、強い内容でダートグレード3勝目を挙げました。
宮崎光行騎手
「今まで戦ってきたメンバーを考えると、今日は若干手薄な印象だったので、ここは勝たないといけないと思っていました。
浦和は初めてなので、出たとこ勝負で行こうと考えていて、馬を信じて乗りました。
南部杯の時にスタートで躓いてしまったので、そこだけは注意して、あとは3,4番手に付けられればと考えていたのですが、その通りになりました。僕は乗っていただけです(笑)。
早め先頭から勝ちに行って、負けられない戦いを勝てたことは本当に嬉しいです。
今度は中央のGI馬が相手になりますからね。暮れの大井でもいいレースできるよう頑張ります!」
森下淳平調教師
「ダービー以来の勝ち星ということで、勝てて本当にホッとしました。ここまで強い馬と戦って来て、力を付けてくれましたね。
秋3戦の中で一番のデキだったし、十分力を出せる状態だったので、結果を出すことができて嬉しいです。
宮崎騎手とも、『好位から4コーナー先頭くらいのイメージで』ということを共有していたので、その通りのレースができましたね。初めての浦和でしたが、上手に走ってくれました。
この後は東京大賞典を目指します。まだ良くなる余地を残しているので、さらにいい状態に持って行けるよう努力します」
そして2着は、昨年の勝ち馬サミットストーン。
2番手からすんなりと進み、「圧勝か?!」と思わせる場面もあったほど。
負けはしたものの、今年もいいレースを見せてくれました。
石崎駿騎手
「追い切りでも動きが良かったし、だいぶ戻って来ましたね。
最後は差さっていたので、絶好調にはまだもうちょいですが、次は一番いい舞台なのでそこで巻き返したいです!」
3着ソリタリーキング
戸崎圭太騎手
「リズム良く運べたし、勝ち馬をマークする形で進みました。
少しジリジリとしていて、勝負所で置かれる面もありましたが、そこからよく伸びてくれましたね」
今週の日曜日はチャンピオンズカップが行われ、その中から何頭が東京大賞典に駒を進めてくるでしょうか。それでも、今年は地方勢も大注目です☆
本日は浦和競馬場にて、『浦和記念』が行われます!
*2日浦和 第10R『浦和記念』2000m 15:25発走*
今年はかなり面白いメンバーが集まりました!
その中で本命にしたのは、大井のユーロビートです。
7月のマーキュリーカップでは、あっと驚く一気のマクリを決め、そのまま押し切る強い内容でダートグレード初制覇。
これは決してフロックなどではなく、JRA4勝、東京記念(2014年)でサミットストーンを競り落として勝利、帝王賞4着など、十分に実力を示していました。
マーキュリー後の2戦がちょっと淋しい内容ではありますが、今回は主戦・吉原寛人騎手が鞍上に戻って来るし、スムーズに流れに乗れれば上位争いをしてくれるのではと思っています。
対抗はJRAのマイネルクロップ。
今年一気に覚醒し、佐賀記念とマーチステークスを連勝しました。
集中力が長く続かないということで、道中は砂を被ってフワフワするくらいがちょうどいいのだとか。
ダートで砂を被っても大丈夫というのは、かなり大きなアドバンテージです。
前走のみやこステークスは、久しぶりでプラス12キロ。
ちょっと重めの走りに見えました。
一度使った効果は大きく、状態が上がってくれば今年前半の強さが戻ってくると思います!
3番手評価はサミットストーン。
昨年のこのレースは、前が塞がりながらも直線で最内を伸びてダートグレード初勝利!
あのレースは本当に感動しました。
アンタレスステークスで大きく崩れ、しかもケガもしてしまいましたが、その後は順調に回復しているとのこと。
この秋は日本テレビ盃とJBCクラシックで強い相手と戦って、これまでのようなレースができていませんが、持っている実力は本物ですから、昨年のようなレースを期待しています。
勝ち切れないものの、安定して走ってくれるソリタリーキング。
今回は大外で揉まれない位置だし、鞍上戸崎騎手でどんなレースをしてくれるか楽しみです。
バリバリのオープン馬であるドコフクカゼは、久しぶりに地方遠征に挑んで来ました。
2歳時の全日本2歳優駿では力を発揮することが出来ませんでしたが、そこから大きく成長して結果を出して来ました。
評価を少し抑えめにしたのは、直線の長い東京で差し切り勝ちをしているから。
超小回りの浦和では、コーナーで加速することが必須です。
それでも、相当な力の持ち主なので、侮ることはできません。
◎8、ユーロビート
〇9、マイネルクロップ
▲7、サミットストーン
△11、ソリタリーキング
△2、ドコフクカゼ