いよいよ当日を迎えました、LJS2010最終戦の荒尾ラウンド!!
雪が降るかも?!という予報でしたが、今のところ寒いながらも持ちこたえています。
前夜祭の模様は帰ってからゆっくりとお伝えすることにして...
LJS第5戦、6戦の展望をお送りします。
調教師やトラックマンに聞いた情報を総合して、私なりにまとめてみました。
第9R『アフロディテ賞』
ここは5番の【ヤマイチハジメ】が中心です。
管理する平山先生のお話では、前走後はこのレースを目指して調整して来たとのこと。
荒尾に移籍して2戦、2着1着という成績で、まだまだ底を見せていません。
前に行けるスピードもあるので、トラックマンさんたちも、この馬中心で揺るぎなしという結論でした。
そして外枠に入った【スターペスゲンスイ】にも注目。
この馬は外枠がいいそうです。
穴めで注目が、【タイオトシ】。
今回皆川麻由美騎手騎乗ですが、前に騎乗経験があるそうです。
名古屋ラウンドで勝利をおさめて絶好調ですし、人馬ともに期待してます。
◎5、ヤマイチハジメ
〇8、スターペスゲンスイ
▲7、エイブルマリヒサ
△2、タイオトシ
△9、リバーカクテル
そして10R『ニケ賞』
ここは混戦模様ということですが、外枠2頭の平山厩舎勢に注目。
差し馬ということで、前が早くなればこの2頭の差し脚が決まる展開になりそう。
その展開のカギを握るのが、【フェスティヴコナン】。
前走は暴走気味に逃げてバテてしまったそうです。
もう1頭前に行くのが【トキメキセイコー】。
スピードはあるので、距離延長がどうかというところです。
◎8、ファストカントリー
〇2、トキメキセイコー
▲9、サンデイルック
△6、フェスティヴコナン
さぁどんなレースが見られるでしょうか♪
いよいよ迫ってきました、LJS2010最終戦の荒尾ラウンド!!
私は明日、美浦での取材を終えてから荒尾に飛びますので、前夜祭にはちょっと遅刻になってしまう予定です。。
でも!前夜祭の模様は、USTREAMで配信するそうなので、現地に来れない方も、雰囲気を味わって下さいね。
そして当日も、イベント目白押しです♪
まずは6レース終了後に、LJS出場騎手の騎手紹介があります。
LJS第5戦、第6戦は、レース解説を担当させていただきます。
それから...
レースプログラムをご覧になった方はお気づきだと思いますが、女性競馬関係者による協賛レースまつりをさせていただきます!!
1R:鈴木淑子記念
2R:岩手のアイドル・ふじポン賞
3R:赤見千尋杯ワイド中継賞
4R:早川恵子杯優駿の門アスミ賞
5R:秋田奈津子杯クリック賞
6R:井上オークス旅打ち賞
7R:西原玲奈記念
11R:吉岡牧子賞
という、競馬女性キャスターの草分け的存在の鈴木淑子さん、伝説の女性ジョッキー吉岡牧子さん、昨年までLJSに参加していた西原玲奈さんなどなど、そうそうたる顔ぶれが名を連ねてくれました。
井上オークス氏とともに、「LJSを少しでも盛り上げたいね!」という気持ちで皆さんにお願いしたところ、本当に気持ちよく引き受けて下さいました。
この場を借りて、お礼の気持ちを伝えたいです。
淑子さん、牧子さん、玲奈ちゃん、ふじポン、なっちゃん、早川さん、そしてオークスさん、本当にありがとうね!
そして、7レース終わりには、オッズパークさんがたくさん用意してくれたファンプレゼントのボール投げをしますので、ぜひスタンド正面のウィナーズサークルにお集まり下さいね。
予報では雪らしいけど...どうか降りませんように。。
年の瀬も迫って来たこの季節。みなさんいかがお過ごしですか?
私は昨日の『阪神ジュべナイルフィリーズ』を見事に外し、寒々しい懐を抱えながらPCに向かっております。
さて。昨日はばんえい競馬で、新設重賞『ドリームエイジカップ』が行われました!
初の試みとなる選出方法は、3歳から6歳世代と7歳以上の各世代から、通算獲得賞金で上位2頭を選抜するというものでした。
しかも、負担重量は710kg~790kgで、最高80kgものハンデ差がある。
予想がとっても難しいですが、こういう新たな試みを増やしていくことは、とても前向きで素晴らしいことだと思います。
結果は、古豪【ナリタボブサップ】がこの馬らしい力を発揮してくれました。
トップハンデ790キロも全く問題なかったですね。
2着も同じ790キロを背負った【カネサブラック】。
やはりこの2頭は、このくらいのハンデでは全然という感じ。
来年以降はさらにハンデがアップしたりして。
そんな、世界でひとつのばんえい競馬、振興支援としてふるさと納税を募っています。
ふるさと納税とは...
新たに税を納めるのではなく、ふるさと(自分が貢献したいと思う都道府県、市区町村)への寄付金のことで、個人が5,000円を越える寄付を行った時に、住民税と所得税から一定の控除を受けることが出来る制度です。
寄付先の'ふるさと'の定義はなく、出身地以外でも「お世話になったふるさと」や「これから応援したいふるさと」など、各自が思う'ふるさと'を自由に選ぶことが出来ます。
つまり、納税者が税金の納付先や使い道を指定出来る、画期的な制度なのです。
と、ふるさと納税応援サイトに書いてある通り、いま納めている税金の一部を「ばんえい競馬振興のために使って」というシステムです。
詳しいことは、こちら↓に書いてあります。
ばんえい十勝HP → ふるさと納税
自分の納める税金を何に使うか決められるというのは、本当に画期的な制度ですよね。
この制度を使って、中央競馬の騎手や調教師、馬主、そして著名人などもばんえいの振興に協力してくれているそうです。
今年の期限は12月30日までということですから、興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。
ばんえい競馬ふるさと納税に対する専用窓口はこちら↓
帯広市農政部農村振興課(0155-65-4170)です。
昨日は船橋競馬場で、牝馬重賞『クイーン賞』が行われました!
このレースは、2年連続で白毛の【ユキチャン】が制していますが...今年は残念ながら休養中。
芝&ダートで活躍する、あし毛の【ブラボーデイジー】が、単勝1,7倍と支持を集めました。
レースは、スタートでいきなり【ブラボーデイジー】が立ち遅れて後方から。1番人気の出遅れに、場内がざわつきました。
逆に好スタートを切ってハナを奪ったのが【ザッハーマイン】。その後ろに手応えよく【メイショウバトラー】、内に【ミラクルレジェンド】外【テイエムヨカド-】が続きます。
1コーナーに入る前には、【ブラボーデイジー】が盛り返して先団の後ろへ。
向正面では先団の隊列は変わらず、後方の【トウホクビジン】がグーンとポジションを上げました。
直線を向いた所では、逃げた【ザッハーマイン】と内でジッとしていた【ミラクルレジェンド】2頭の叩きあいに。
外の【ミラクルレジェンド】が直線半ばで突き抜けて勝利☆
2着は粘った【ザッハーマイン】、3着はよく追い上げた【トウホクビジン】でした。
1着:【ミラクルレジェンド】
岩田康誠騎手
「スタートがいつも以上に良くて、スッと前につけられて、楽な競馬が出来ました。
ある程度前にとは思っていたけど、ここまで前に行けるとは思ってなかったです。
前を見ながら、理想的なレースが出来ましたね。
【ザッハーマイン】も強い馬ですが、直線で並んだ時には余裕もあったし、抜けてからはちょっと遊んでいましたね。
とても賢い馬で、レースがしやすいです。
ちょっと頑固なところがあるけど、小さいながら一生懸命走ってくれる。まだまだ上を目指せる馬ですよ」
藤原英昭調教師
「馬がよく頑張ってくれましたね。
前走で、もう少しゲートの出が良ければ、と思ったので練習していたんですけど、今日はいい位置で競馬が出来ました。
人気馬が出遅れて、1頭前に強い馬がいた中で、来年に向けていいレースが出来たと思います。
これまで、3歳限定の『ジャパンダートダービー』や『レパードステークス』で激走してくれていたけど、古馬相手によく頑張ってくれました。
前は、桜花賞へ向けて芝を試したこともあったけど、やっぱりダートの方が力を出してくれますね。
次走は馬の様子を見て、大井の『TCK女王盃』を目指す予定です」
【ミラクルレジェンド】の、この日の馬体重は429キロ。
小柄ながら、とてもコンパクトにまとまっている馬体です。
『レパードステークス』の時のように、長い直線を追い込むことも出来るし、今回のように小回りで上手に立ち回ることも出来る、とても器用な馬ですね。
向正面では、外からジワッと上がって行こうとする他の先行馬に対して、岩田騎手は【ザッハーマイン】の後ろでジッと構えていました。
馬を信じて、周りに惑わされない素晴らしい騎乗だったと思います。
2着の【ザッハーマイン】も、よく頑張りました!
さすが、的場文男騎手!と思える絶妙の逃げを見せ、直線で交わされてからもよく粘ってくれましたね。
パドックでも一際目を引く馬体で、毛艶もピカピカでした。
今回は、勝った馬が強すぎたという印象です。
そして3着は【トウホクビジン】。
本当にこの馬は、頑張り屋さんで泣けてきます...
後方から追い上げて、最後までいい脚を見せてくれました。
冬毛が伸びてフサフサしていたけど、どんな相手と戦っても、自分の力は出してくれる、本当に素晴らしい馬です。
1番人気の【ブラボーデイジー】は、やはりスタートでのロスが大きかったですね。
それに、1コーナーまでに脚を使ってしまったことも、早めに失速してしまった要因と感じました。
力のある馬ですから、今後の巻き返しに期待しています。
『クイーン賞』の後には...
地方全国交流の『総の国オープン』がありました!
ここは2番人気の名古屋【キングスゾーン】が先手を取り、楽なレースぶりで快勝!
騎乗した安部騎手は、「こんなに楽に勝ったのは初めて」と笑顔を見せてくれました。
残念ながら...カメラの電池切れで写真が撮れなかったのがものすごく悔しいんですが...
2着には高知の【ジョインアゲン】、3着は笠松の【エーシンエヴァン】が頑張って、地方好きにはたまらない結果となりました。
そしてこの日、23歳の誕生日を迎えた高知の別府真衣騎手が来場。
16日に荒尾で行われる、『LJS』最終戦のPRをしてくれました♪
荒尾ラウンド当日は、たくさんの方々の協力により、色々なイベントが進行中ですので、楽しみにしてて下さいね!!!
『LJS2010』第2ラウンドが、昨日名古屋競馬場で開催されました。
私は別件のお仕事のため現地で観戦することが出来なかったんですが...
井上オークスさんが写真を送ってくれました。
ありがとう~
お天気も良く、みんな楽しそうです♪
でも...
レースになるとかなり真剣ですからね。
そのギャップがまたいいんです。
それでは『LJS2010』名古屋ラウンドを振り返りましょう。
まずは第9レース『アテナ賞』。
揃ったスタートから、池本徳子騎手【ハンサムケンタ】が追って追ってハナを主張。
平山真希騎手【カイゼン】も積極的に行きましたが、内の池本騎手の気迫が勝って先頭に。
向正面では後続を3馬身離す逃げで、勝負所もその勢いのまま進みます。
4コーナーでは別府真衣騎手【エイコウトップ】が2番手に上がって、直線でも前に迫りましたが、気持ち良く逃げた池本騎手が、3/4馬身差で勝利☆
ここは先行争いで勝負が決したという印象です。
池本騎手は1枠でしたから、もし引いていたら揉まれる展開になったはず。
何が何でも行く!という気持ちが、画面からも伝わって来ました。
池本騎手はここ何年かは乗り鞍に恵まれていませんが、もともとは現役女性騎手デビュー最速50勝を達成(現在は山本茜騎手)したり、重賞を制覇したりといった活躍をしてきた人です。
改めてその実力を発揮してくれましたね。
続く第10レース『デメテル賞』
スタート直後は山本茜騎手【ゴールドロザリー】がハナ、2番手に皆川麻由美騎手【サンキンカミカゼ】で体勢は決したかに思われましたが、1コーナーを回る時には皆川騎手が2馬身くらい抜けて先頭へ。
道中も気持ち良さそうに逃げて、勝負所では平山真希騎手【スズカアリュール】・山本茜騎手が前を捉えようと追ってきます。
しかし、直線に入ってもうひと伸び、皆川騎手が2馬身差で勝利しました☆
思い切って逃げたこともそうですが、4コーナーで半馬身差まで詰め寄られても慌てず騒がずだった所が、最後の伸びに繋がった印象です。
あそこで後ろの馬は脚を使わされてしまいましたからね。
皆川騎手は、今年は大きな怪我があって、4ヶ月も休養をしていました。
その間には、もう騎手を辞めようか...復帰して全然ダメなら辞めようか...といった想いを抱えていたそうです。
それでも、実際復帰したら「やっぱり馬に乗ることは楽しい!」と感じたと言い、いつもの明るい表情を見せてくれました。
皆川騎手は、みんなのムードメーカー。
場を盛り上げる明るさと、周りを気遣う優しさを持ったジョッキーです。
名古屋ラウンド総合成績は...
1位:皆川麻由美 岩手 29
2位:池本徳子 福山 29
3位:山本茜 愛知 24
同ポイントの場合、第4戦である『デメテル賞』の着順の優劣で決まるため、ラウンド優勝は皆川麻由美騎手でした!
そしてここまでの総合成績は...
1位:別府真衣 高知 57
2位:池本徳子 福山 48
3位:皆川麻由美 岩手 47
4位:平山真希 浦和 46
5位:山本 茜 愛知 44
6位:岩永千明 荒尾 37
7位:笹木美典 北海道 35
8位:宮下 瞳 愛知 24
9位:増澤由貴子 JRA 22
依然として別府騎手が頭ひとつ抜けたトップ、2位から5位までは4ポイント差の大激戦となっています。
別府騎手は06年から始まったこのシリーズすべてに出場。
これまでの成績は、
06年 第2位(優勝:山本茜騎手)
07年 第2位(優勝:宮下瞳騎手)
08年 優勝
09年 第2位(優勝:山本茜騎手)
と、素晴らしい結果を残しています。
ただ...
悲願の優勝となった08年ですが、実は1着がないままの優勝でした。
5着・3着・2着・4着・4着・2着と安定した成績を挙げ、2位の増澤由貴子騎手と1ポイント差で優勝を手にしたのです。
この時、勝利がないままの優勝に、嬉しくもあり、そして悔しくもある表情を見せていました。
「次は勝って優勝したい」
常に有言実行を果たして来た別府騎手、このまま1位の座を守り続けることが出来るでしょうか。
2位・3位に上がって来た、池本騎手・皆川騎手も怖い存在だし、4位の平山騎手はここまで4戦、常に積極的なレースを見せています。
そして、フル参戦した時は2回共に優勝している山本騎手が僅差の5位。
最終戦の荒尾ラウンドでは、どんな戦いが見られるのか、今からわくわくしています。
15日の前夜祭、そして16日の荒尾ラウンドはたっぷりと取材して来ますので、楽しみにしてて下さいね!!