昨日は船橋競馬場で、牝馬重賞『クイーン賞』が行われました!
このレースは、2年連続で白毛の【ユキチャン】が制していますが...今年は残念ながら休養中。
芝&ダートで活躍する、あし毛の【ブラボーデイジー】が、単勝1,7倍と支持を集めました。
レースは、スタートでいきなり【ブラボーデイジー】が立ち遅れて後方から。1番人気の出遅れに、場内がざわつきました。
逆に好スタートを切ってハナを奪ったのが【ザッハーマイン】。その後ろに手応えよく【メイショウバトラー】、内に【ミラクルレジェンド】外【テイエムヨカド-】が続きます。
1コーナーに入る前には、【ブラボーデイジー】が盛り返して先団の後ろへ。
向正面では先団の隊列は変わらず、後方の【トウホクビジン】がグーンとポジションを上げました。
直線を向いた所では、逃げた【ザッハーマイン】と内でジッとしていた【ミラクルレジェンド】2頭の叩きあいに。
外の【ミラクルレジェンド】が直線半ばで突き抜けて勝利☆
2着は粘った【ザッハーマイン】、3着はよく追い上げた【トウホクビジン】でした。
1着:【ミラクルレジェンド】
岩田康誠騎手
「スタートがいつも以上に良くて、スッと前につけられて、楽な競馬が出来ました。
ある程度前にとは思っていたけど、ここまで前に行けるとは思ってなかったです。
前を見ながら、理想的なレースが出来ましたね。
【ザッハーマイン】も強い馬ですが、直線で並んだ時には余裕もあったし、抜けてからはちょっと遊んでいましたね。
とても賢い馬で、レースがしやすいです。
ちょっと頑固なところがあるけど、小さいながら一生懸命走ってくれる。まだまだ上を目指せる馬ですよ」
藤原英昭調教師
「馬がよく頑張ってくれましたね。
前走で、もう少しゲートの出が良ければ、と思ったので練習していたんですけど、今日はいい位置で競馬が出来ました。
人気馬が出遅れて、1頭前に強い馬がいた中で、来年に向けていいレースが出来たと思います。
これまで、3歳限定の『ジャパンダートダービー』や『レパードステークス』で激走してくれていたけど、古馬相手によく頑張ってくれました。
前は、桜花賞へ向けて芝を試したこともあったけど、やっぱりダートの方が力を出してくれますね。
次走は馬の様子を見て、大井の『TCK女王盃』を目指す予定です」
【ミラクルレジェンド】の、この日の馬体重は429キロ。
小柄ながら、とてもコンパクトにまとまっている馬体です。
『レパードステークス』の時のように、長い直線を追い込むことも出来るし、今回のように小回りで上手に立ち回ることも出来る、とても器用な馬ですね。
向正面では、外からジワッと上がって行こうとする他の先行馬に対して、岩田騎手は【ザッハーマイン】の後ろでジッと構えていました。
馬を信じて、周りに惑わされない素晴らしい騎乗だったと思います。
2着の【ザッハーマイン】も、よく頑張りました!
さすが、的場文男騎手!と思える絶妙の逃げを見せ、直線で交わされてからもよく粘ってくれましたね。
パドックでも一際目を引く馬体で、毛艶もピカピカでした。
今回は、勝った馬が強すぎたという印象です。
そして3着は【トウホクビジン】。
本当にこの馬は、頑張り屋さんで泣けてきます...
後方から追い上げて、最後までいい脚を見せてくれました。
冬毛が伸びてフサフサしていたけど、どんな相手と戦っても、自分の力は出してくれる、本当に素晴らしい馬です。
1番人気の【ブラボーデイジー】は、やはりスタートでのロスが大きかったですね。
それに、1コーナーまでに脚を使ってしまったことも、早めに失速してしまった要因と感じました。
力のある馬ですから、今後の巻き返しに期待しています。
『クイーン賞』の後には...
地方全国交流の『総の国オープン』がありました!
ここは2番人気の名古屋【キングスゾーン】が先手を取り、楽なレースぶりで快勝!
騎乗した安部騎手は、「こんなに楽に勝ったのは初めて」と笑顔を見せてくれました。
残念ながら...カメラの電池切れで写真が撮れなかったのがものすごく悔しいんですが...
2着には高知の【ジョインアゲン】、3着は笠松の【エーシンエヴァン】が頑張って、地方好きにはたまらない結果となりました。
そしてこの日、23歳の誕生日を迎えた高知の別府真衣騎手が来場。
16日に荒尾で行われる、『LJS』最終戦のPRをしてくれました♪
荒尾ラウンド当日は、たくさんの方々の協力により、色々なイベントが進行中ですので、楽しみにしてて下さいね!!!