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2015年9月 アーカイブ

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9/14岩見沢記念予想 山崎エリカ

キタノタイショウの復活に期待

 基礎重量820㎏のこのレースは、基本的には古馬が優勢です。しかし、近2年は5歳馬が勝利しています。この一番の理由は、古豪がだらしないことですが、5歳馬の重量が軽かったことも事実。しかし、今年は5歳馬のほうが重量増という逆転現象が起こっています。これは当然、5歳馬が強いということの証でもありますが、昨年のばんえい記念の勝ち馬キタノタイショウを初めとするばんえい記念の上位馬の不振が、その傾向に拍車を掛けたのもあるでしょう。

 確かに今回も「5歳馬が強かった」で終わる可能性もありますが、今回はよりばんえい記念に近い高重量戦で、絶好枠を引き当てた◎キタノタイショウの復活に期待することにしました。この馬は旭川記念、北斗賞、ばんえいグランプリと重賞で3戦連続、障害が苦手な馬にとっては特に不利な10番枠を引き、正直、呪われているとしか思えませんでした(笑)。しかし、ようやくその呪縛から開放されて、今回は7番枠。それも先行馬インフィニティーを見ながら競馬が出来る絶好枠です。前走のマロニエ賞もやっぱり障害で止まってしまいましたが、それでも腰は入っていたし、先行馬徹底マークで、ニ腰、三腰で越えるつもりでレースを進めれば、見せ場は作れるし、個人的には馬券圏内に食い込めそうな手応えを感じています。

 ○は今年のばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬で、北斗賞でも2着のオレノココロ。ばんえいグランプリでは、3着は確定かと思われたところ(ゴールまであと10cmくらいのところ)で躓いて6着に敗れましたが、それでもこの馬の強さを見せることは出来ていました。この馬は重賞になると障害で膝を折るのが定番化していますが、折ってもすぐに立て直せるし、雨が降って馬場が軽くなったことを考えると、この馬の末脚が存分に生かせる展開になりそうです。

 ▲は昨年のこのレースの勝ち馬ホクショウユウキ。この馬はあまりスピードがありませんが、それほど刻ますに行けるのがウリの馬。いかにも高重量戦向きのタイプだけに、近走で復調気配を見せた今回は積極的に狙って行きたいです。昨年同様に、他馬がゆったりとレースを進めてくれれば、序盤から置かれることなく前について行けるので、人気薄のなかでは一番脈があります。

 △に昨年のばんえい記念の3着馬で、今シーズンの重賞でも常に善戦のインフィニティー。常にマークされる立場なので、障害でちょっとでも失敗すると厳しいものがありますが、それでも上位には来られているので大きく評価は下げられません。

 あとは今年の旭川記念の勝ち馬で、ばんえい十勝オッズパーク杯2着、ばんえいグランプリ2着のコウシュハウンカイ。この馬は障害で崩れないのがウリですが、今回は未経験の重量となる上にトップハンデを背負うとなると、他馬との対比で微妙なところもあるので狙い下げました。

 他ではAクラスながらもばんえい記念に出走するなど、高重量もこなせるタイプのアオノレクサス。一昨年の北見記念で善戦の実績もあり、一気の重量増となった昨年のばんえい記念でもがんばれていました。今回は脚部不安による休養から復帰6戦目。前走では10着大敗も、障害自体はこなせていたので、穴中の穴として馬券に仕込んでおきます。

 ◎ (7)キタノタイショウ
 ○ (4)オレノココロ
 ▲ (5)ホクショウユウキ
 △ (8)インフィニティー
 △ (2)コウシュハウンカイ
 △ (6)アオノレクサス

 馬複
 7-4,5 1000円 計2000円
 7-8,2 700円 計1400円
 6-7 600円
 3連複
 7-4,5,8,2,6 200円 計2000円

9/14岩見沢記念予想 須田鷹雄

2015年9月13日(日)

インフィニティー軸で堅い

 フジダイビクトリー不在でにわかに混沌としてきた岩見沢記念。重量に目を転じると、昨今の「上の世代のだらしなさ」を反映して、コウシュハウンカイやオレノココロが9歳以上馬に対してアローワンスを与える形になっている。

 ここまで来ると、人気でも◎インフィニティーは堅い軸と考えざるをえない。今季まだ1着がないが、重賞では4,4,3,3着。荷物が重くなる一方で若い世代が余分に引っ張ってくれるのだから、ここは3着以内と言わず本当なら連対くらいはしないと格好悪い。

 ○には私がさんざん書いている「古馬重賞は敢えて人気下降局面の馬を」という趣旨からキタノタイショウ。今季は散々と言っていい内容だが、このまま終わる馬とも思えない。ここからばんえい記念までのどこかで良い仕事をするはずで、早めに網を張って待ちたい。

 馬券は◎○の軸2頭マルチで、少しでも高めが来ることを祈る。

 ◎8インフィニティー
 ○7キタノタイショウ
 ▲4オレノココロ
 ☆2コウシュハウンカイ
 △3オイドン
 △5ホクショウユウキ
 △9ホリセンショウ

 3連単軸2頭マルチ
 7,8→2,3,4,5,9 200円 計6000円

9/14岩見沢記念予想 矢野吉彦

そろそろ勝負のキタノタイショウ

 あれっ、岩見沢記念って来週だったんじゃないですか? えっ、来週は高知競馬のナイターと競合しちゃうんで今週にした? あぁ、なるほど。それは賢明かもしれませんね。でも、出走馬の調整過程に影響はないのでしょうか? まぁ、目標を絞り込み月1回くらいのペースでしかレースに出ない平地の競馬とは違って、体調を維持しながら月2~3回は走るばん馬の場合は、それでも大丈夫ってことでしょう。毎日休みなく荷物を運んだり畑を耕したりしてきた馬の競走がばんえい競馬のルーツですからね。

 さて今回は、ばんえいグランプリの時よりいくら増量されているか、あるいは据え置きか、がポイントになりそうです。5歳馬2頭が増量されたのに対して、古豪勢は据え置き。ここは古豪の出番だと思うんですけど。
 中でも楽しみなのがキタノタイショウ。旭川記念、北斗賞、ばんえいグランプリと3戦続けて10番枠に入り苦戦を強いられてきましたが、今回は中枠を引き当てました。荷物が重くなるだけでなく、14日は晴れ予報で馬場も乾きそうなので、そろそろ勝負になっておかしくないところ。この馬から馬券を買うことに決めました。相手を5頭にして3連単1頭軸マルチで行きます。
 とにかくここは、当日がいい天気で気温もソコソコ上がるように祈るのみです。では、今回はこのへんで。

 ◎キタノタイショウ
 〇ホクショウユウキ
 ▲インフィニティー
 △コウシュハウンカイ
 △オイドン
 △オレノココロ

 3連単1頭軸マルチ
 7→5,8,2,3,4 100円 計6000円

9/14岩見沢記念予想 斎藤修

2015年9月12日(土)

障害先頭から逃げ切り狙うインフィニティー

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎8インフィニティー
 ○7キタノタイショウ
 ▲5ホクショウユウキ
 △4オレノココロ
 △2コウシュハウンカイ
 △3オイドン

 3連単
 5,7,8→2,3,4,5,7,8→2,3,4,5,7,8 100円 計6000円

 前回のはまなす賞は、我ながら3歳のコウリキが本命でいいんかいな、という不安はあったものの、3着のキンメダルまで引っかかってくれて見事に10万馬券が的中! おかげさまで早くも年間大幅プラスが確定してしまいました。

今週の見どころ(9/12~9/14)

2015年9月11日(金)

 9月14日(月)のメインには、古馬重賞の岩見沢記念が組まれています。昨年は、9番人気のホクショウユウキが勝ち、2着・2番人気、3着・6番人気の順で入線し、三連単33万円台という波乱決着になりました。今季はじめて出走全馬が800キロ以上の負担重量を課される高重量戦に注目です。

ハロンズ岩見沢場外でのイベントはこちら

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【第12回開催1日目】
 9月12日(土)のメイン第10レースは、長月特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 前開催のB1級特別は、A2級混合のサッポロばんえい缶発売記念。そのレースでB1級最先着の3着に入ったホンベツイチバンに注目します。第2障害2番手でクリアすると、3頭による激しい追い比べの末、カンシャノココロ(1着)、トモエエーカン(同タイム2着)からコンマ3秒遅れただけの好走でした。これで近5走が2着1回、3着4回と勝ちきれませんが、B1級限定で相手が楽になるここでは当然中心視できそうです。
 サッポロばんえい缶発売記念で5着のキタノオーロラが強敵でしょう。1番人気に推された前走でしたが、テンに置かれる面が出てしまい、追い込み切れませんでした。しかし、出走9頭中8頭がB1級馬だった3走前のオッズパーク杯アルタイル特別では、圧巻の逃げ切り勝ち。2着のホンベツイチバン以下を寄せ付けませんでした。B1級限定の今回はその再現があるかもしれません。
 コウリキは、前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を障害4番手から差し切って勝利。B4級-2組戦からの連勝を4に伸ばしています。今回はクラスが一気に上がってB1級戦ですが、障害、末脚のキレとも文句なしの近況だけに、単なる通過点という可能性も十分です。
 シンザンボーイは、オッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組)を逃げ切り楽勝しての昇級初戦。当然相手強化となりますが、障害巧者で、力を出しきれれば差はありません。

【第12回開催2日目】
 9月13日(日)のメイン第10レースは、玉泉館特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 オープン4頭とA1級5頭の争いですが、前開催で準重賞・朱雀賞を使われた5歳馬が強そうです。
 セイコークインは、朱雀賞が2番人気で5着。前が止まらず、第2障害を降りた順番のままでのゴールと、残念な結果でした。しかし、4走前のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)では、フジダイビクトリーのコンマ1秒差2着があり、続くA1級との混合特別2戦では1、2着。得意の条件に戻る今回は巻き返しが見込めます。
 ダイコクパワーは、セイコークインと同じ近3走を使われて、5、5、3着。朱雀賞は720キロながら障害をふた腰で切れたところが評価できます。10キロ軽くなるのは歓迎で、今回も馬券圏内にまとめてくるでしょう。
 コウシュハクィーンは朱雀賞が7着でしたが、700キロという負担重量より、前々走より220キロも重量が増えたことが響いた感も。もともとは障害巧者なので、当然、立て直してくるでしょう。
 5歳馬以外では、アアモンドマツカゼに注目。A1昇級初戦の前走マロニエ賞(オープン・A1級混合)が障害2番手から3着に踏ん張る上々のレースぶり。今回は同条件でもオープン勢が手薄になっており、一歩前進に期待です。
 マロニエ賞では2番人気で9着だったニシキエーカンは、障害次第で、上位をうかがってきそうです。

【第12回開催3日目】
 9月14日(月)のメイン第10レースは、重賞・第51回岩見沢記念(20:10発走予定)。ばんえいグランプリを制したフジダイビクトリーと、フクドリ、ナナノチカラが回避し、トレジャーハンターアオノレクサスが加わっての9頭立てとなりました。今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重量戦で、コウシュハウンカイが20キロ増、オレノココロ、トレジャーハンターが10キロ増で、その他の馬は820キロでの出走です。
 今季、旭川記念勝ちがあるコウシュハウンカイに注目。前走の朱雀賞(5歳オープン)では、トップハンデながら悠々逃げ切って勝利。2着オレノココロとは3秒1差でしたが、まったく寄せ付けず、強さが際立ちました。今回もトップハンデですが、最大20キロ差なら克服可能と見ます。
 相手筆頭はオレノココロでしょう。コウシュハウンカイとは、3歳、4歳の三冠で鎬を削ってきたライバル同士。前走の朱雀賞では同重量で2着でしたが、今回は、こちらのほうが10キロ軽いのは有利。決め手比べになれば、この重量差がモノを言うかもしれません。
 インフィニティーは、ばんえいグランプリの3着馬。2着コウシュハウンカイと、当時は同重量でしたが、今回は20キロの差がつきます。障害には絶対の自信を持っているだけに、終いの踏ん張り次第で逆転も一考できそう。
 ホクショウユウキは昨年の岩見沢記念覇者(9番人気)。その後未勝利ですが、昨年もこのレースがシーズン初勝利だったように、今年も一発があるかもしれません。
 昨年のこのレース2着馬キタノタイショウ、ばんえいグランプリ4着オイドンは、障害さえ切れれば、見せ場以上が期待できそうです。

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