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2015年7月 アーカイブ

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7/12北斗賞予想 山崎エリカ

2015年7月12日(日)

旭川記念の上位馬優勢

 前回の柏林賞は、想定よりも馬場が軽くて予想した展開の真逆になってしまいました。前に行った馬に障害を楽々越えられては、位置取りが後ろ過ぎるカンシャノココロはどうしょうもなかったです(-。-;)。しかし、今度こそパサパサ馬場で力のいるレースになるはず。昨日、土曜日のレースでも、けっこう砂煙が上がっていたし、本日も雨が降らないようなので、時計が掛かる想定の元で予想を組み立てます。

 そうなると参考にしたいのは、今回の想定と同じパサパサ馬場で行われた旭川記念の着順と着差です。旭川記念は上位4頭とそれ以下とではけっこう着差が開いたので、今回は5着以下の馬は全部切り捨てることにします。全くチャンスがない訳ではないのですが、人気サイドを狙う以上はそこまで手を広げられないというのが本音です。

 また、ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬オレノココロが、旭川記念で10kgのハンデが課せられて大敗したように、力のいるレースだとわずか10kgのハンデでも消耗度が高くなるので、旭川記念を勝って10kg増量されるコウシュハウンカイも今回は軽視。確かにコウシュハウンカイは障害上手だけに無印にするのは怖いものがありますが、同重量の旭川記念で2着フジダイビクトリー、3着ニュータカラコマと2.6秒差、4着インフィニティーと4.5秒差しか引き離せなかったことを考えると、条件的に有利とは言えません。人気馬4頭を買っても儲からないし、トリガミは避けたいので、思い切ってコウシュハウンカイを消すことにしました。

 残る旭川記念の上位3頭の中から◎を選ぶとすれば、やっぱり2着のフジダイビクトリーでしょう。昨年はシーズン初めに重賞を2勝したことでハンデが課せられ、その後は伸び悩みましたが、ばんえい記念では一瞬、勝てるかも~の勢いで4着に善戦しました。シーズン初めの重量の軽い重賞から最高重量戦のばんえい記念まで、そして時計の速い決着のオープン戦もこなせる万能タイプ。決め手も障害力もこのメンバーでナンバー1と言えるものはないのですが、逆に言えば弱点が少なく、それが近走の連続2着へと繋がっているのでしょう。今回で仮に雨が降って馬場が軽くなったとしても、上位には来られるタイプなので、この馬を連軸としました。

 ○はばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念ともに小差4着のインフィニティー。この馬はパサパサ馬場の一昨年のこのレースを勝利していることや、昨年のばんえい記念を勝利しているように、馬場がパサパサになればなるほど、重量が重くなれば重くなるほどいいタイプ。スピードがそれほどないけど、なるべくなら障害を先頭で越えて後続とのリードを奪いたいタイプなので、前半が遅くなるパサパサ馬場&高重量戦は大歓迎。このレースを逃げ切った一昨年と比べると、先行力は喪失気味ですが、旭川記念ではひと腰で障害を越えて一旦先頭に立ったことを考えると、ここはチャンスのように感じます。

 ▲は旭川記念でフジダイビクトリーと写真判定の大接戦を演じたニュータカラコマ。この馬は今年のばんえい十勝オッズパーク杯の3着馬であり、フジダイビクトリー同様に万能型で大崩れしないのが魅力。また、今年のばんえい記念の2着馬でもあるように、障害も堅実にこなしてはいるのですが、昨年のこのレースを勝ったのを最後に一度も重賞を勝てていない点がちょっとイヤなので、インフィニティーよりも下の評価にしました。この馬はバテずに伸びながらもどうしても前にいる馬を交わせないところがあるので、勝つには3走前や遡れば2年前の岩見沢記念勝ちのときのように、積極的にリードを奪っていく競馬が理想のように感じますが、最近ではそういう競馬をさせてもらえていない点がネック。よって、いつもそれなりに高い評価をしながらも、本命には出来ずにいる次第です。

 ◎ (7)フジダイビクトリー
 ○ (4)インフィニティー
 ▲ (1)ニュータカラコマ

 馬複
 4-7 1500円
 1-7 2000円
 ワイド
 4-7 1500円
 3連複
 1-4-7 1000円

7/12北斗賞予想 須田鷹雄

2015年7月11日(土)

一歩前進してインフィニティー

 最近の古馬重賞で私が心がけているのが、「人気が上昇局面の馬は軸にしない」「一見無さそうで、実はギリギリあるくらいの馬が狙い目」。旭川記念のオイドン(5着)はさすがにやりすぎだったが、方針としては持続していきたい。
 本当はそれに加えて「年長馬がだらしないので、若い世代を狙う」というのもあるのだが、ここは5歳馬2頭が先輩たちにアローワンスを与えるという逆転現象が起きているレース。さらに6歳馬ホクショウユウキはさすがに成績面から買いづらい。年齢問題は今回は加味しないことにする。

 ◎はインフィニティー。昨年のこの時期は低迷していたが、今年は重賞では着差5秒前後の4着(オッズパーク杯)→4着(旭川記念)からここ。今回は一歩前進して馬券圏内だ。
 相手に成績が安定している○フジダイビクトリー。◎○の軸2頭マルチで相手を5頭取り、高めの3頭目+入線順位で決まることを期待する。

 ◎4インフィニティー
 ○7フジダイビクトリー
 ▲1ニュータカラコマ
 ☆6オレノココロ
 △9コウシュハウンカイ
 △10キタノタイショウ
 △8オイドン

 3連単軸2頭マルチ
 4,7→1,6,8,9,10 200円 計6000円

7/12北斗賞予想 矢野吉彦

条件有利なフジダイビクトリー

 6月末に帯広に行ったとき、競馬ブックの木本記者がこう言っていました。「何事もなければ、いつも前走と同じ着順になってしまう」。確かにそうでしょう。でも、たいがい何事かあるわけですね。常にほとんど同じメンバーで戦っている古馬の重賞戦線も、やるたびに着順が入れ替わります。重量差、馬場状態の変化、騎手の乗り替わりなどなど、何事かあるのが当たり前です。
 今回の北斗賞では、旭川記念の1~3着馬をそのまま買えばいいかが問題。コウシュハウンカイは他の馬より10㎏重い荷物を曳くことになりましたし、ニュータカラコマは1枠に入りました。何事かあってもおかしくないはずです。そうなると、最も有利な巡り合わせになっているのはフジダイビクトリーでしょう。なので、この馬を軸に馬券を買うことにしました。先行力、登坂力があり、晴天続きで重くなりそうな当日の馬場は向くと思います。
 相手はコウシュハウンカイとオレノココロの5歳勢に期待。それに、ニュータカラコマ、キタノタイショウ、オイドンを加えて、フジダイビクトリー1頭軸の3連単マルチでまとめてみます。例によって当たって損になる組み合わせがあるのは覚悟の上。当たってほしいというのもありますが、うまく紛れれば高配当も望めますからね。では、今回はこのへんで。

 ◎フジダイビクトリー
 〇コウシュハウンカイ
 ▲オレノココロ
 △ニュータカラコマ
 △オイドン
 △キタノタイショウ

 3連単1頭軸マルチ
 7→9,6,1,8,10 100円 計6000円

7/12北斗賞予想 斎藤修

2015年7月10日(金)

2着続きもフジダイビクトリーの出番

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎7フジダイビクトリー
 ◯4インフィニティー
 ▲6オレノココロ
 △1ニュータカラコマ
 △9コウシュハウンカイ
 △10キタノタイショウ

 3連単
 7→1,4,6→1,4,6,9,10 300円 計3600円
 4,6→1,4,6,7→1,4,6,7,9,10 100円 計2400円

今週の見どころ(7/11~7/13)

 7月12日(日)のメインには、古馬重賞・北斗賞が組まれています。コウシュハウンカイが勝利した6月14日の旭川記念の再戦ですが、今回は当時から20~30キロ重い重量での争い。ここで上位に入れば、現在実施中のばんえいグランプリ・ファン投票への強力なアピールになるはずです。

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【第7回開催4日目】
 7月11日(土)のメイン第10レースは、鹿追特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(7月4日)、B2級-2組(6日)の両予選上位馬による一戦です。
 直近のB2級-1組特別・ムーンストーン特別(6月20日)で今回のメンバー中最先着の3着ライデンティダに注目します。前走のB2級-1組予選では残り30メートル手前で先頭に立ちましたが、アサヒメイゲツの強襲に遭い2秒4差の2着。B2昇級後7戦して2着3回、3、4着各2回と勝ちきれませんが、障害はすべてひと腰でまとめています。障害力が生かせる特別戦で、格下2組との混合なら惜敗続きを脱する可能性も十分でしょう。
 ムーンストーン特別4着のチェイスアドリームは、1組予選では3着。ライデンティダとの激しい追い比べの末、同馬からわずかに1秒遅れてのゴールでしたが、賞金別定5キロ増だったことを考えれば、負けて強しでした。今回も引き続き賞金別定5キロを課されますが、差のない競馬が可能でしょう。
 B2級-2組予選勢では2着コサカコブラに注目。レインボーライデン(今回は回避)には競り負けたものの、昨季はB1級特別で上位争いしていた実力馬です。

【第7回開催5日目】
 7月12日(日)のメイン第10レースは、重賞・第23回北斗賞(20:10発走予定)。今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重量戦で、オレノココロ、コウシュハウンカイが10キロ増の800キロとなります。
 メンバー的には、旭川記念(6月14日)の再戦ですが、勝ち馬コウシュハウンカイが当時から30キロ増ということを考えれば、20キロ増で臨める2着フジダイビクトリーの逆転がありそう。昨年は旭川記念を逃げ切って古馬重賞初勝利を挙げると、賞金別定10キロを課せられたこのレースでも2着に追い込んできました。前走のミントスポット杯(オープン・A1級混合)ではオイドンの決め手に屈したものの、第2障害先頭クリアから2着に踏ん張っており、引き続き好気配を保っています。ここを勝って、連覇がかかるばんえいグランプリ(8月15日)へ向け勢いをつけたいところでしょう。
 今年の旭川記念を早め先頭から押し切ったコウシュハウンカイは、前走の瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)ではトップハンデを克服し快勝。今回、10キロ重いのは不利ですが、障害巧者で地力強化が著しく、引き続き好勝負できそうです。
 昨年のこのレースを圧勝したニュータカラコマは、その後の重賞でも810キロ以下では3着3回、4、5着各1回と崩れがありません。勝つには展開の助けが必要かもしれませんが、今回の790キロならまず複勝圏内は確保してくるでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬オレノココロは、旭川記念では障害で苦戦して9着。ここもトップハンデの克服がカギですが、力量的には上位で通る存在です。
 ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念とも4着のインフィニティーは終いの粘り次第といえます。

【第7回開催6日目】
 7月13日(月)のメイン第10レースは、文月特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B1級-1組(7月5日)、B1級-2組(6日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組予選で1、2着の4歳両馬に注目。2着カイシンゲキは、逃げ切ったホクショウメジャーから離れた第2障害クリアでしたが、強烈な決め手を発揮しコンマ2秒差まで迫っています。A2級との混合だった6月6日のジュノー特別では圧巻の逃げ切り勝ちを収めている実績もあり、ここでも楽しみです。
 ホクショウメジャーは、2走前の4歳重賞・柏林賞では690キロながら障害での腰の入りも良く3番手でクリア。障害7番手から追ってきたカイシンゲキ(3着)に捕まり結果4着でしたが、悪くないレースでした。早めに障害を越えられれば、予選の再現もあるでしょう。
 ホンベツイチバンは1組予選がB1昇級初戦でしたが、追走もスムーズで4着と善戦。昨季はA2級で勝ち負けしていた実力馬だけに、軽視はできません。
 B1級-2組予選組では、1番人気で2着のチヨノタカラに期待。障害の切れもよく状態の良さを感じさせます。

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