ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 7/26ばんえい大賞典予想・再 山崎エリカ | メイン | ばんえい大賞典 予想結果 »

7/26ばんえい大賞典回顧

シリウスが三冠初戦を制す!

 26日(日)は3歳三冠の第1弾・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、単勝2番人気の牝馬シリウスが優勝。黒ユリ賞に続く重賞制覇で、牡馬相手でも互角以上の力があることを証明しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.バウンティハンター 5.5
  2.キンメダル 3.0
  3.ホクセイボス 4.5
  4.コウシュハスパーク 31.5
  5.テンカトウイツ 14.6
  6.センゴクエース 競走除外
  7.コウリキ 18.5
  8.シリウス 4.1
  9.ホクショウキズナ 35.4
 10.タキニシサンデー 11.1

 前走、古馬相手で敗れたとはいえ、3歳同士なら中心視されると見られたセンゴクエースが、右肩ハ行のため競走除外。となればイレネー記念2着のキンメダル、ここへ来て状態を上げている印象のバウンティハンターとホクセイボス、そして黒ユリ賞馬の牝馬シリウスあたりが有力視されました。小雨の降るなか、馬場水分3.0%でスタートが切られました。

 基礎重量670キロと、普段よりも多少重い重量でしたが、各馬とも軽快にスタートダッシュを決め、横一線で推移。中間点を過ぎたあたりで脚を止めますが、どの馬がペースを握るということもなく、一団で第2障害を迎えました。
 真っ先に動いたのはキンメダルで、ホクショウキズナも即座に反応。シリウスも抜群のかかりを見せて、荷物を曳き上げます。しかし、先頭でクリアしたのは、じっくりとためていたテンカトウイツ。他馬が苦しむなか、ゆうゆうと障害を下りていきました。続いて下りたのはシリウス。さらにバウンティハンターとキンメダルといった人気どころが追撃態勢に入ります。
 ただ、テンカトウイツの脚いろは微妙で、残り30メートル標識を待たずしてシリウスが先頭へ。軽快なスピードを見せて、ジワジワとテンカトウイツを引き離しにかかります。そして、確かな脚いろのまま残り10メートルを通過し、余裕の手応えでゴールへ向かって一直線。結局、2着に4秒4差をつけ、三冠の初戦を制しました。テンカトウイツはシリウスにかわされたものの、その後も懸命に脚を伸ばして2着を確保。障害5番手から追い込んだコウリキが3着で入線しました。

 以前から牝馬の活躍が目立っていたこの一戦。その傾向通りといえばそれまでですが、やはり牡馬を相手に勝つのは並大抵のことではありません。2006年の勝ち馬ニシキユウはばんえいダービーで2着、09年のワタシハスゴイはばんえいオークスを制し、一昨年のコウシュハクィーンもばんえいオークスで3着と、その後も世代限定戦や牝馬重賞で主役級の活躍を見せています。シリウスも今後の三冠戦線、そしてばんえいオークスでの好走が期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

藤野俊一騎手「レースの流れは速いと想定しましたが、少し障害で手間取ってしまいました。障害を降りてからは一番強いと思っていたので、そこさえ早めにクリアできれば、勝てるとは思っていました。660キロはこの馬にとって初めての重量ですが、牝馬ハンデがあったので、重量は気にせずに行きました。次も頑張りたいと思います」

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.