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2015年6月 アーカイブ

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6/14旭川記念予想 山崎エリカ

フジダイビクトリーの連覇に期待

 この時期の重賞はハンデ差が少ないこともあり、ほぼ能力どおりに決まっています。昨年はニシキエーカンが10番人気で2着に好走しましたが、5歳馬で古馬重賞初挑戦だったことが人気の盲点になっただけでしょう。総体的には、ばんえい記念でも上位入線できるレベルの馬が活躍しています。また、高速決着になるほど、前走時計が速い馬が活躍しているので、天候も考慮して馬券を組み立てることにしました。

 しかし、そうは言っても、当たらないのが天気予報。インフィニティーは先頭グループで障害を越えないと厳しいなど、最近は各馬の好走の幅が狭い馬が多い上に、天気予報も当たらないから、更に私の予想も当たらないという悪循環を繰り返している次第です。一応、旭川記念当日の天気予報では、ひと雨降るとのことです。これを信頼するならば、◎は前走でもっとも速い時計で走破している、昨年のこのレースの勝ち馬フジダイビクトリーです。

 フジダイビクトリーは今年のばんえい記念では、第2障害を先頭で越えてからも勢いがあり、一瞬、勝てるかと思いました。残念ながら10m手前で詰まって、ラスト1mで力尽きての4着でしたが、初挑戦&大外枠だったことを考えれば、未来が明るい内容でした。シーズン最初のばんえい十勝オッズパーク杯では5着でしたが、近走で復調気配を見せているだけに、ひと雨降らなくても十分上位に来られるかもしれません。

 ○はメキメキ力をつけて、今年のばんえい十勝オッズパーク杯の2着馬コウシュハウンカイ。前走は出脚が悪く、前に行けずの7着でした。しかし、障害はいつもどおりにこなせているので、そこまでの不安要素にはならないでしょう。もともと高重量戦を得意としているところがあるので、巻き返しを期待します。

 ▲はばんえい記念3着、オッズパーク杯4着のインフィニティー。決め手がないのでなかなか勝ちきれませんが、先頭グループで障害を越えられたときは大崩れしないので3番手評価としました。一昨年や昨年と比べると出脚がやや悪くなっているのが気になるところですが、決め手あるオッズパーク杯の勝ち馬オレノココロがトップハンデを背負わされていることを考慮すると、馬券圏内突入のチャンスはありそうです。

 △に苦手だった障害を克服して、昨年のばんえい記念では2着に善戦したニュータカラコマ。この馬は馬場が重ければ障害力を生かせるし、馬場が軽ければ決め手を生かすことも出来ます。そういう意味では、この馬が現役でもっとも好走の幅が広いタイプなのかもしれません。しかし、馬場が重ければ甘さが出て、何かに先着を許し、馬場が軽ければ何かにキレ負けしているところがあるので常に本命にするのは敬遠したくなります。常にそれなりに人気があるので3連複では狙いづらく、馬複で狙ったら3着になりそうなのが怖いところです。

 他ではばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬オレノココロ。オッズパーク杯では膝を折りそうになったものの、すぐに立て直してスピードに乗せて1着でゴールイン。その後ひと息入れましたが、疲れが出たのか、ハンデを背負わされることを嫌ったのか? 前走で膝を折りかけたことから本質はハンデも含めて重量が加算されることはプラスとは言えませんが、馬場が軽くなる点はプラス。また、オッズパーク杯を勝った後にひと息入れたことで、ここがピークの仕上げは難しそうなので狙い下げました。

 あとは昨年の岩見沢記念の勝ち馬ホクショウユウキ。その後の重賞では見せ場のないレースが続いていますが、近走はひと頃のスランプから脱した感があるので買い目に加えることにしました。昨年の岩見沢記念のように接戦の形ならば、最後の直線ではニの脚を使って伸びて来る可能性も十分にあります。

 ◎ (8)フジダイビクトリー
 ○ (5)コウシュハウンカイ
 ▲ (2)インフィニティー
 △ (7)ニュータカラコマ
 △ (3)オレノココロ
 △ (4)ホクショウユウキ

 馬複
 8-5,2,7,3,4 600円 計3000円
 ワイド
 8-5,2,7,3,4 600円 計3000円

6/14旭川記念予想 須田鷹雄

2015年6月13日(土)

人気落ちを踏み込んでオイドン

 王者のいない古馬戦線。重賞の結果も、やるたび上位が入れ替わる状況が続いている。予想も、近走着順が悪く人気落ちの馬を買うことがテーマ。それも、かなり踏み込んで穴を狙う価値がある。
 幸いにも今シーズンは貯金がある身なので、ここで◎オイドンから入ってみたい。4走続けて超のつく大敗中。さすがに今回は人気薄だろう。
 ただ、この馬はもともと負けるときには派手に負けるタイプ。昨年のドリームエイジカップも大敗を続けたあとの激走だった。また、昨年のこのレースの3着馬で、当時の2着馬不在。当時の勝ち馬○フジダイビクトリーが近走それなりに着をまとめていて穴とまでは言えないので、◎から入る。

 とはいえ、ヒモはどこまでとってもヌケそうな怖さがある。そこで◎軸1頭の3連複で相手全部を買ったあと、◎○軸2頭の3連単マルチで相手4頭。前者だけだとガミりもありうるが、◎が絡む前提なら大ガミリまではないだろう。

 ◎1オイドン
 ○8フジダイビクトリー
 ▲3オレノココロ
 ☆5コウシュハウンカイ
 △7ニュータカラコマ
 △10キタノタイショウ

 3連複
 1→全頭 100円 計3600円
 3連単マルチ
 1,8→3,5,7,10 100円 計2400円

6/14旭川記念予想 矢野吉彦

復調気配フジダイビクトリー

 みなさんお久しぶりです。約1カ月半ぶりの重賞予想。これだけブランクが空くのはこの時期だけです。
 ただし今季は、ばんえい競馬のホームページで土日のメインレースと準メインの予想を、サンケイスポーツ関西版で重賞と月曜のメインレースの予想を披露している私。ブランクは全くありません。
 ところが、その予想で大苦戦。これまでにいい馬券を当てたのはほんの数回。長い連敗が続いていると言っても過言ではないのです。つまり、つい先日までの東大野球部のようなもの。いつになったら勝てるのか、という状況に陥ってしまいました。
 でも、その東大も勝ちました。そこで学んだのです。試合をしなければ勝てない、ということを。きょうは勝てそうもないと思っても、試合をしないわけにはいかないでしょう? ハズレてもハズレても、予想を立てて印をつけなきゃいけないんです。きょうこそ当てるぞ、と念じて、目の前の戦いに向かっていかなければ・・・。

 前置きが長くなりましたが、旭川記念の予想です。ここは、最近のレースにいい気配を感じるフジダイビクトリーを狙ってみます。ご存知のように、今年のばんえい記念で大健闘した馬。今季はもどかしいレースが続いていましたが、前走2着と復調気配。重賞で荷物が重くなる今回こそ、この馬の登坂力が活かされるはず。隣のニュータカラコマとの3連単2頭軸マルチで行きます。
 相手はキタノタイショウ、オレノココロ、コウシュハウンカイ、インフィニティー。24点になるので、まずはこれを200円ずつ買っておいて、残った1200円で2頭軸の3連複を300円買い足します。

 3連単2頭軸マルチ
 8,7→10,3,5,2 200円 4800円
 3連複2頭軸
 8,7-10,3,5,2 300円 1200円

 さてさて、あまりにも予想が当たらないと、担当を外されちゃうかもしれません。そろそろ私の言うとおりにレースが収まって、いい馬券が当たることを、みなさんも一緒に念じてください。どうかよろしくお願いします!

◎フジダイビクトリー
〇ニュータカラコマ
▲キタノタイショウ
△オレノココロ
△コウシュハウンカイ
△インフィニティー

6/14旭川記念予想 斎藤修

インフィニティーが障害先頭で押し切る

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎2インフィニティー
 ○5コウシュハウンカイ
 ▲7ニュータカラコマ
 △3オレノココロ
 △8フジダイビクトリー
 △10キタノタイショウ

 3連単
 2→3,5,7,8,10→3,5,7,8,10 200円
 3,5,7,8,10→2→3,5,7,8,10 100円 計6000円

今週の見どころ(6/13~6/15)

2015年6月12日(金)

 6月14日(日)のメインには、今季の古馬重賞第2弾・旭川記念が組まれています。昨年は6歳馬フジダイビクトリーが勝ち、4着までも5、6歳の若い世代が占めました。今年も若い力の台頭があるのか、それともキタノタイショウら古豪が立ちはだかるのか。興味深い一戦と言えます。

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第5回開催4日目】
 6月13日(土)のメイン第10レースは、鹿追町競馬会杯(A2級混合・20:10発走予定)。A1級2頭、A2級8頭により争われます。
 サカノテツワンは今季5戦4勝、2着1回で、目下3連勝中。特に前走オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)での、フジダイビクトリー、キタノタイショウらを寄せつけなかった走りは圧巻でした。今回は賞金別定5キロを課されますが、引き続き好勝負が可能でしょう。
 アアモンドマツカゼは、今季4戦が6、7、1、2着。すべて障害はひと腰でまとめており、前半どれだけ前で運べるかが好走へのカギ。紅一点の最軽量ハンデを生かしての前残りに警戒したいところです。
 スギノハリアーは、今季初戦で青葉特別(A2級-1組)を制している実績馬。今回がA1昇級初戦でクラスハンデが10キロ増えますが、A2級馬が主体のここに入れば大崩れはなさそうです。
 今季初戦の青葉特別で2着だったダイコクパワーは、3走前のさつき特別(A1・A2級決勝混合)2着でA1へ昇級。近2走では苦戦していますが、相手が楽になるここで巻き返しなるか。
 障害さえまともなら、グランドペガサスも差はありません。

【第5回開催5日目】
 6月14日(日)のメイン第10レースは、重賞・第46回旭川記念(20:10発走予定)。本年度の収得賞金50万円につき10キロ増となる別定重量戦で、オレノココロのみ別定10キロ増の780キロとなります。
 今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4月26日)は、オレノココロ、コウシュハウンカイと5歳馬のワンツー。3月1日のチャンピオンカップと同じ結果となり、今年の同世代のレベルの高さをうかがわせます。
 注目はコウシュハウンカイ。ばんえい十勝オッズパーク杯ではオープンの牡馬8頭はすべて720キロでしたが、1着オレノココロと今回10キロ差つくのなら、3秒4差は逆転可能。前走スタリオンカップ(3歳以上選抜)は7着でしたが、軽量の4歳馬が飛ばしペースが速くなり、障害での仕掛けが遅くなったのが敗因。調子落ちではありません。
 オレノココロは、シーズンをまたいで重賞では出走機会3連勝中。前走スタリオンカップは、こちらも流れに乗れずに9着も、重賞であれば巻き返してきそう。他馬より重くても10キロ程度なら問題にしないでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯3着のニュータカラコマは、続く五月特別(オープン)も3着でしたが、オープン混合で相手が下がった前走大雪賞では逃げ切り勝ちを収めています。昨年7月の北斗賞制覇以降、重賞では勝ち切れませんが、早めに障害を越え、決め手比べに持ち込めれば勝機もあるでしょう。
 昨年のこのレースの覇者フジダイビクトリーは、スタリオンカップで2着と好走。ようやく本来の障害のキレが戻ってきました。ここへ向け態勢は整ったといえそうです。

【第5回開催6日目】
 6月15日(月)のメイン第10レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季の勝利数で上位の馬による選抜戦で、A1級・670キロからB2級の牝馬・610キロまでハンデ差は最大60キロと大きいです。
 B1級のトモエエーカンに注目。A2から降級した今季は、2勝、2着2回、4着3回と崩れがありません。障害次第の面があり、前走のB1級-1組特別でも三腰を要しましたが、いざ越えてしまえば自慢の決め手で後続を寄せつけない快勝でした。今回と同様、ハンデ差が大きかった2走前・スーパートレーナー賞(B級選抜)で4着だったのは気になりますが、流れに乗れれば勝機もありそうです。
 10キロ減がある4歳馬が5頭出走しており、なかでも注目はB1級のカンシャノココロ。障害力が武器で、2走前のスーパートレーナー賞では逃げて2着とトモエエーカンに先着。前走のライラック賞(4歳オープン)でも勝ったアアモンドセブンからコンマ5秒差の2着と善戦しています。今回が古馬A級との初対戦ですが、積極策からの前残りを狙います。
 B2級の4歳牝馬センゴクイチは、2走前のカーネーションカップでは、年長の強豪牝馬たちを相手に第2障害を先頭で越えての3着。前走ライラック賞では、離れた第2障害5番手クリアから先行4頭を追いかけ、3着争いに加わりました。地力強化が著しく最軽量610キロも魅力といえます。
 イッキフジは昨年のこのレースの2着馬。当時はB2級で重量が有利な立場でしたが、A1格付の今回はトップハンデを課せられています。とはいえ、ほとんどがB級馬という相手関係は断然有利。対4歳馬でもスピード負けしないので、押して行ければ好勝負が期待できそうです。

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