昨年まではクラス別定で収得賞金による増量がなかったのが、今年からオープン馬は本年度賞金220万円につき10kg増という別定になり、メムロボブサップが20kg、インビクタ、アオノブラック、コマサンエースがそれぞれ10kg増量。
それを考えると増量なしのメジロゴーリキに有利といえそう。旭川記念は早めの展開が災いしたか障害を越えられず。前走とかち桂冠賞は軽い重量ゆえペースについていけなかった。予報を見ると雨は降ってもたいしたことなさそうで、よほど軽い馬場にならない限り、このメンバーでこの重量関係なら先行して障害さえクリアすれば押し切れると見る。
アオノブラックは夏負けの懸念があって昨夏は休養。今年は果たして、出てくるからには影響はそれほどないのだろう。10kg積まれたとはいえ、ライバル・メムロボブサップより10kg軽いのは有利。
雨で馬場が軽くなればインビクタだが、別定10kg増は楽ではなさそう。
コマサンブラックは、今シーズン特別戦で3着が1回のみという成績だが、今年帯広記念で3着に入ったように、高重量戦で楽しみな存在。成績いまいちでも徐々に重量が積まれるこれからの重賞では押さえておきたい。
逆にミノルシャープはこのくらいの重量が限界。しばらく勝ち星がないとはいえ北斗賞では3着と好走しており、昨年のこのレースでも3着に入っているように、展開次第で馬券圏内はある。
◎4メジロゴーリキ
○7アオノブラック
▲1メムロボブサップ
△2インビクタ
△3コマサンブラック
△5ミノルシャープ
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出走馬のクラスは、オープンがミソギホマレ1頭で、A1が7頭、A2がホクショウカップ1頭というメンバー。
シンエイボブは2走前のオープン混合で、今回のメンバー中最先着の4着。前走ルビー特別では障害4番手から差し切っての勝利。障害も安定し、雨で軽くなればなお有利。
ギンジは3走前のA1-1特別で離れた3番手から差し切った。その後も自己条件のA1戦では安定した走り。ここも障害のタイミング次第でチャンスはある。
ホクショウカップは、3走前にA2-1戦を勝ってのクラス据え置き。2走前のA1混合戦では格上相手に差のない5着。前走しんがり負けは、一線級相手で度外視でいいだろう。このメンバーに入っても能力的に差はなく、今回は重量面で有利になる。
ここ3走がいまひとつのノエルブランだが、逃げ宣言で雨馬場ならそのまま粘り込む可能性大。ただ雨が降らなければ評価を下げる。
今シーズン9戦して3着以内が7回と好調のトワトラナノココロ、昨シーズンA1でも上位争いのオールラウンダーらも能力的に差はない。
オープンでは苦戦しているミソギホマレだが、雨が降らなければ直線勝負で浮上。
◎3シンエイボブ
○9ギンジ
▲5ホクショウカップ
△7ノエルブラン
△4トワトラナノココロ
△1オールラウンダー
×6ミソギホマレ
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せきれい賞でも本命にしたが、スーパーフェザーにあらためて期待する。中央オープンでは着外が続いたが、近走の白富士ステークス、大阪城ステークスは勝ち馬と1秒以内の差。せきれい賞は2番手で直線を向いたが失速して7着。とはいえ、それが5カ月ぶりの転入初戦。一度使われての上昇に期待する。中央での実績は1800メートル以上だが、1600メートルでもコーナーを4つ回るコースなら息も入って流れは落ち着くのであまり問題にはならないだろう。
そのせきれい賞で、今回のメンバーでは最先着の5着だったのがアルサトワ。こちらは中央時、芝1600メートルのオープン特別を勝っているので距離適性はありそう。南関東からの遠征馬と戦った経験もあり、この2頭が中心とみる。
キョウヘイも元中央オープンで、転入後、ダートでは結果が出なかったが、盛岡芝のB1特別で2着のあと、桂樹杯では4コーナー7番手から追い込み、ゴール前3頭の接戦を制した。ただ能力比較では、せきれい賞で負けはしたものの上記◎○のほうが上とみた。
インテンスライトも中央オープンで頭打ちとなり、転入初戦がせきれい賞で10着。中央時代、4勝のうち3勝を挙げた芝1600メートルの舞台なら能力を発揮できそう。
せきれい賞は無念の出走取消だったコスモカルナック、このレース連覇を狙うソロフレーズ、桂樹杯でキョウヘイにハナ差及ばなかったブラックバゴらも上位を狙える。
◎2スーパーフェザー
○12アルサトワ
▲6キョウヘイ
△11インテンスライト
△8コスモカルナック
△5ソロフレーズ
△9ブラックバゴ
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重賞勝ち馬はアキュートガール、シェナキング、ツムタイザンの3頭で、そのうち近1年以内に重賞を勝っているのは新春賞を制したアキュートガールだけ。そのアキュートガールにしても近走やや不振となれば、どの馬にもチャンスがありそうで混戦必至。
ひとまず7月13日のA1A2特別の上位3頭が中心となりそうだが、中央オープンからの転入初戦で1番人気に支持されるも3着だったサンライズラポールにあらためて期待する。そのレースでは中団で折り合いに専念し、4コーナー手前では先行勢の直後につけたが直線の伸びが案外だった。今回内枠に逃げ馬が2頭揃って前が速くなればレースをしやすいはず。前回の57kgから今回56kgになるのも有利だ。
そのA1A2特別を逃げ切ったのがタガノウィリアム。ゴール前でツムタイザンに差を詰められたものの、前半エイシンダンシャクにぴたりとつかれる厳しい展開。今回はエイシンダンシャクだけでなく、となりのエイシンアンヴァルもハナを主張しそうで、競り合いになれば前走以上に厳しい展開になるかもしれない。ただマイペースで運べれば連勝の可能性はある。
ツムタイザンは今年2月の休み明け後も善戦を続けたが、兵庫大賞典では逃げて4着。勝ったのがラッキードリームで、たしかに相手は強かった。今回、逃げ先行馬が揃ったメンバーで、大外枠から好位で溜めて行ければチャンスはある。
ハナを主張しそうなエイシンアンヴァルは、内のタガノウィリアムの出方次第。重賞はここまで2戦、結果が出ていないが、今回はメンバー的に楽になった。
9歳のメイプルブラザーは、兵庫大賞典では8番人気ながらラッキドリームに半馬身差まで迫って2着。直線大外からの伸びが目立った。前が競り合って末脚が生かせる流れになれば今回も見せ場以上がありそう。
ここ3戦結果がでていないアキュートガールだが、まだ4歳と若いだけに立て直してくれば上位争いも。
◎3サンライズラポール
○1タガノウィリアム
▲12ツムタイザン
△2エイシンアンヴァル
△10メイプルブラザー
△8アキュートガール
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新設の2歳重賞。兵庫ではこれまで9月後半に行われる牝馬の園田プリンセスカップが、2歳戦としては最初の重賞で、その後10月中旬に兵庫若駒賞が行われていた。しかし今年から兵庫若駒賞の時期にネクストスター園田が実施となったため、兵庫若駒賞も8月31日に繰り上げての実施となっている。
ここまで3戦して2着2回と初勝利には至っていないミナックシアターだが、ここ2戦の2着は、あえて控えて追い出しを我慢して、レースを教えているように見えた。2戦とも、直線での伸びは勝ち馬と遜色がない。特に前走では4コーナーで外に膨れるロスもあった。積極的なレースをすれば勝機はあるとみる。
スタビライザーはデビューから1400メートル戦を使われて2戦2勝。ともに同じ稍重の馬場で、2戦目ではタイムを1秒詰めた。使われているぶんの上積みは期待できそう。
1戦1勝の馬では、820メートルのタイムでメンバー中最速のクラウドノイズ。好ダッシュからハナに立つと、直線を向いて竹村騎手はうしろを確認する余裕があり、直線半ばからは流すようにしてのゴール。まだ能力を出し切っていない。
勝つのはここまで3頭のどれか。
同じく820メートルのデビュー戦を逃げ切ったハバナビーチ、前走で◎○と差のない3着だったタカヤンテイオー、1400メートルのデビュー戦を逃げ切ったマミエミモモタローらにも可能性はありそう。
◎11ミナックシアター
○12スタビライザー
▲2クラウドノイズ
△9ハバナビーチ
△7タカヤンテイオー
△5マミエミモモタロー
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