NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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今年の東海地区のこの世代は確たる主役が存在せず、重賞では勝ったり負けたりが続いていた。牡馬では駿蹄賞から東海ダービーを連勝したドリームズラインが一歩抜け出した形だが、牝馬はいまだ混沌とした状況。ここは園田に遠征してのじぎく賞を1番人気の支持にこたえて制したアペリラルビーの実力があらためて試されるところ。
兵庫から遠征のミスミーチャンは、中央未勝利から移籍して目下3連勝中。ここまで一線級との対戦はなく、ここ2戦はハナ、クビという僅差での勝利だけに能力はまだ未知数。底を見せていないということでは、あっと言わせる場面もあるかもしれない。
ライスエイトの前走、木曽川特別の勝ちタイム、良馬場1分26秒9は、そのまま古馬重賞でも通用しそうなタイム。2走前にイスタナの2着に敗れているように1600メートルの距離がどうかだが、前走の走りからは以前よりも力をつけたことがうかがえる。
東海クイーンカップでアペリラルビーに2馬身差をつけて勝ったのがメモリーミラクル。今回のメンバーでは唯一の重賞2勝馬だが、何が何でもという逃げ馬だけに、成績にムラがあるのは仕方ない。今回も内枠に入ったライスエイトとのハナ争いがどうなるか。
イスタナは今回と同じ笠松1600メートルでは、ライデンリーダー記念を勝って、新緑賞でも2着と好走。2走前にも3歳特別でライスエイトに1馬身半差をつけて勝っている。得意の舞台で一発あるかもしれない。
カツゲキマドンナは、園田クイーンセレクションでの差し切りは見事だったが、その後は勝ちきれないレースが続いている。前走東海ダービーはスタートでの落馬で、空馬のまま3番目にゴールに入線しているように、目一杯走ってしまった反動が心配。
◎9アペリラルビー
◯7ミスミーチャン
▲4ライスエイト
△6メモリーミラクル
△10イスタナ
△5カツゲキマドンナ
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土曜日の水無月賞に続いて行われる吉野ヶ里記念へのステップ競走。こちらはA2級馬9頭の登録があったが、レース成立ギリギリの5頭立てとなってしまった。
中央から再転入後、A2の一般戦まで1400メートル戦で5連勝中のイッセイイチダイか、南関東のB3級を2連勝しての転入初戦となるベルモントナイトかという争い。
南関東のB級で勝ち負けという実力なら、佐賀のこのクラスでいきなり勝負になってもまったくおかしくはないが、一方のイッセイイチダイは中央から戻って楽勝続きでまだ底を見せていないという状況。であれば、イッセイイチダイの可能性に期待する。
ベルモントナイトは近走、1500、1600メートルを中心に使われているが、1400メートルでも19戦して9連対と力を発揮できる舞台。あとは佐賀コースに適応できるかどうか。
3着争いは、2走前の九千部山賞でウルトラカイザーの2着があったロードフェリーチェか、休養明け後の今年A2戦で4着までというミスタージャックか。
◎4イッセイイチダイ
◯1ベルモントナイト
▲2ロードフェリーチェ
△3ミスタージャック
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オールザベストは前走やまびこ賞は惨敗だったが、2歳時の門別時代にはやはり1700メートル戦で大敗していた。しかし1200〜1600メートルではまだ3着以内を外したことがない。距離面では馬名のとおりに「すべてがベスト」というわけにはいかないが1400メートルなら能力を発揮できる舞台。水沢戦で先着されたのはベンテンコゾウ、サンエイリシャール、キングジャガーで、いずれも今回は不在ということであれば、ここは金杯以来の重賞2勝目が狙えそうだ。
グラマシーも同様。岩手ダービーダイヤモンドカップの惨敗は、たしかに一気の相手強化だったが、距離適性もあったかと考えれば、留守杯日高賞2着などまだまだ底を見せていない。父はマンハッタンカフェだが、母父ディキシーランドバンドは早熟・短距離という産駒が少なくなく、実際に母のフェアリーステップもマイル戦までしか経験がなかった。1400メートル戦は名古屋で3歳2組戦までしか経験がないが、ここはあらためての試金石となりそうだ。
コスモポラリスは今回が中央からの転入初戦。浦和で中央未勝利の条件交流戦を制しており、いきなり通用しても驚けない。
ニードアフレンドは、金杯、あやめ賞でともに3着と、重賞でもまずまずの好走。今回、オールザベストのほかに重賞勝ち馬は芝2400メートルのサファイア賞を制したブラックロードだけというメンバーなら、ここでも上位を狙えそう。
ここ2戦の3歳戦で2着、2着と好走しているダンストンリアン、サファイア賞は勝ったものの適性がどのあたりにあるのかいまひとつつかみどころのないブラックロードらもハマれば上位争いにからんできそう。
◎3オールザベスト
◯2グラマシー
▲6コスモポラリス
△8ニードアフレンド
△7ダンストンリアン
△10ブラックロード
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A級馬による1400mのS2重賞で、吉野ヶ里記念へのステップ競走。
登録段階では11頭だったものが、昨年の吉野ヶ里記念を制したカシノタロン、昨年の佐賀二冠馬ドンプリムローズなどの有力馬が回避して7頭立てと、ちょっと寂しい頭数となった。
船橋から再転入後のマサヤは、ここまで10戦して8連対。しかも目下2連勝中で、前走では経験の少ない1400m戦を4馬身差の楽勝だった。昨年末の中島記念では1番人気に支持されながらの2着で、S1重賞初制覇に向けてここはメンバー的にも負けられないところ。
相手はコウギョウダグラス。大井のオープンから転入して4戦して2着が3回。はがくれ大賞典ではマサヤ(7着)に先着しての5着があった。少頭数でもあり、この2頭の一騎打ちとなりそう。
コスモポッポは昨年12月にS2重賞を制して以降は勝ち星がないが、それでも掲示板は外さない堅実な成績。ヒショウも今年1月にS2重賞を制し、その後は勝ち星がないとはいえ、勝ち馬から1秒程度の差では走っている。この2頭が3着候補だが、◎◯のどちらかが凡走しての2着という可能性も考えておきたい。
◎6マサヤ
◯2コウギョウダグラス
▲3コスモポッポ
△5ヒショウ
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ビービーバーレルの前走、中央から転入初戦のA1以下特別は、2番手追走から4コーナーで先頭に立ってそのまま勝利かに思われたが、すぐ後ろでマークしていたバンブーリバプールに差され、いわば出し抜けを食らった形。しかもそれが3カ月ぶりの休み明けで馬体重がプラス26キロだった。転入2戦目で変わってくる可能性はおおいにある。
このレース連覇を狙うのがジュエルクイーン。コスモバルク記念、赤レンガ記念は、ともに牡馬の一線級に混じって3着。ともに勝ち馬のオヤコダカからかなり離されていたので、それをどう評価するかだが、内回りコースになるのはプラス。
岩手からの遠征がユッコ。シアンモア記念を差し切ったのには驚かされたが、続くA一組特別も快勝しているだけにその強さは本物だ。ただ中央の元オープンクラスもいるメンバーに入って、さらにアウェーで力を発揮できるかどうか。
ハタノフォルトゥナは3歳で51キロという斤量を生かしてどこまやれるか。
ユウユウは3走前のキンシャサノキセキ・プレミアムで惜しくも半馬身差の2着。そのときの勝ち馬がグランシャリオ門別スプリントでも有力視されているメイショウノーベル。大井時代には1600メートルを経験しているが5着が最高という成績で、マイルの距離でどうだろう。
◎5ビービーバーレル
○6ジュエルクイーン
▲2ユッコ
△9ハタノフォルトゥナ
△3ユウユウ
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