B級馬による1400メートルのS2重賞。
テイエムサンピラーは、C級からB級特別まで目下5連勝中。前走は1750メートル戦で辛勝だったが、1400メートル戦では1分30秒を切るタイムをマークしており、タイム的な面でも安定している。連勝を伸ばす可能性は高そうだ。
パイロットは、前走の1750メートル戦こそ惨敗だったが、1400メートル戦に限れば昨年12月以降9戦してすべて3着以内と、きわめて安定した成績を残している。タイム的な面でも、テイエムサンピラーに引けを取らない。
上記2頭の一騎打ちの様相だが、怖い存在が中央から転入初戦となるシゲルクロマグロ。ダート短距離を中心に使われてきて、近走は二桁着順続きだが、それでも着差は勝ち馬から1秒程度。佐賀の馬場をこなせれば、あっと言わせるシーンもありそう。
モリデンボスは、B級特別やS2重賞となるとやや壁があるかという成績。とはいえ今回は実力にやや開きのあるメンバーで、連下に食い込む可能性は十分。
◎3テイエムサンピラー
◯5パイロット
▲4シゲルクロマグロ
△1モリデンボス
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前哨戦のOROターフ特別から上位3頭が出走してきたが、6頭立てという寂しい頭数となった。
そのOROターフ特別は、直線で逃げ切り間違いないと思われたダイワマッジョーレがゴール寸前で競走中止。残念な結果となってしまった。
そこを直線一気で駆け抜けて行ったのがサンエイゴールド。直線での伸びは際立っていた。昨年3歳時には芝で3連勝があり、古馬と初対戦となったせきれい賞(芝2400m)でも3着と好走していた。前走OROターフ特別は5カ月ぶりの実戦。今回、復帰2戦目での上積みに加え、父ステイゴールドなら距離延長でさらにという可能性もある。
相手筆頭はブレイズアトレイル。OROターフ特別は3着だったが、ゴール前で故障したダイワマッジョーレのうしろにいて、それを避けるために追うのをやめるような場面があった。巻き返し必至だ。
このレース連覇を狙うのがブレークビーツ。前走OROターフ特別は久しぶりの芝で2着。やはり芝でこその馬のようだ。
ナンヨーケンゴーはOROターフ特別6着が中央からの転入初戦。今回、2戦目での上積みにコース慣れがあれば、馬券圏内に食い込む可能性も。
◎4サンエイゴールド
◯2ブレイズアトレイル
▲6ブレークビーツ
△3ナンヨーケンゴー
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岩手所属ながら北海道の三冠を目指すベンテンコゾウが一冠目の北斗盃を快勝。大逃げのスカイロックゲートをみずからつかまえにいっての勝利は評価できる。しかしながらゴール前ではやや脚色が一杯になったような感じで、2馬身届かなかったとはいえ直線での脚はストーンリバーのほうが目立っていた。今回、ベンテンコゾウにとっては一気に400メートルの距離延長で初めての2000メートル。しかも父はサウスヴィグラス。対してストーンリバーは1800メートルまで経験し、距離は延びたほうがよさそう。よって今回はストーンリバーの逆転と見る。
センコーファーストは、北斗盃は12着惨敗だったが、続く前走3歳の1700メートル戦では最後方から追い込んでの2着。この馬も外回りの距離延長で能力を発揮しそう。
北斗盃では9着だったスウィフトハートだが、サンライズカップ2着に、北海道2歳優駿3着と、2歳時は世代のトップを争った。デビュー戦(1200メートル)以外は1500メートル以上の距離を使われており、この馬も距離延長での巻き返しに期待だ。
レインハートは、2歳時にJRA芝のクローバー賞で3着に入った実績。それ以来9カ月ぶりの実戦となった前走のプラス36キロは成長分だろう。叩き2戦目での上積みに期待。
バリスコアの北斗盃は、直線を向いて単独2番手だったものの、最後は脚が上がって2着のストーンリバーから3馬身差の3着。中央相手の兵庫ジュニアグランプリで3着好走という実績だが、2000メートルへの距離延長でどうだろう。
スカイロックゲートは、大逃げを打った北斗盃は直線バタバタになって8着だったが、続く3歳1700メートル戦は逃げ切って見せた。北斗盃が1000メートル通過60秒6というハイペースだったのが、前走は一転、64秒台というスローに落としての逃げ切り。今回もマイペースの逃げに持ち込めれば粘り込む場面もあるかもしれない。
◎ストーンリバー
◯ベンテンコゾウ
▲センコーファースト
△スウィフトハート
△レインハート
△バリスコア
△スカイロックゲート
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佐賀では負けなし6戦6勝というスーパーマックスが断然だ。大井に移籍しての2戦は結果を残せなかったものの、佐賀に戻っての前走佐賀皐月賞では、3コーナーから徐々に後続との差を広げると、最後は流すような感じで、2着ビーザライトに6馬身差をつける圧勝。その1800メートルの勝ちタイム1分57秒3は、ここまでの3歳馬による1800メートルのS1重賞、花吹雪賞、飛燕賞、ル・プランタン賞とくらべても速いもの。それを楽にマークしたということでは、能力が抜けていることは疑いない。何かアクシデントでもない限り負けないのではないか。
相手にはハクユウロゼ。ル・プランタン賞こそ5着だったが、中央芝の1200メートルというスピード競馬を2度経験し、ともに着順こそ8着だが勝ち馬からの差が1秒前後という走りは健闘といえる。年明けには1800メートルの佐賀若駒賞を制した実績もあり、前走からの上積みも期待できそう。
オヒナサマも相手候補。ここまで惨敗は川崎遠征のローレル賞だけ。花吹雪賞を制し、ル・プランタン賞では2着だが地元馬には先着を許さなかった。地元の同世代同士では3着内を外したことがなく、さらに古馬B-4組に格付けされて4着、2着という好走も評価できる。
フジノカミワザの鞍上には、大井時代の主戦だった笹川翼騎手が呼ばれた。ここ2戦、B級特別ではさすがに苦戦したが、3走前のB-4組で2着ということでは、オヒナサマと同等の能力と考えられる。ただ良績は短距離戦ばかりで、今回2000メートルという距離がどうか。
転入初戦の佐賀皐月賞がスーパーマックスの2着だったビーザライト、飛燕賞を制したコパノレイミー、ここ2戦の好走で調子を上げてきているロトスキャンダルらも連下候補。
◎3スーパーマックス
◯8ハクユウロゼ
▲7オヒナサマ
△12フジノカミワザ
△9ビーザライト
△2コパノレイミー
△4ロトスキャンダル
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3歳馬が全馬初経験となる芝2400メートル戦だけに難解な一戦。
サンエイジャックの前走はまなす賞は9番人気ながら2着。中団よりうしろを追走し、3コーナー過ぎから積極的に大外をまくっていくと、直線で一瞬先頭に立ちかける場面もあった。ここまでダートでは一度も掲示板がなく、芝でも崩れる時はあるが連対した3戦はすべて盛岡の芝。父ジャングルポケット、母の父ダンスインザダークという血統なら、距離延びてさらにということも考えられる。この舞台で素質開花を期待したい。
メドゥシアナは2歳時に芝1600メートルの若鮎賞勝ちの実績。冬休み明けの2戦も、あやめ賞2着、留守杯日高賞3着と好走しており、久々の芝で能力発揮という可能性はある。
ミスターシーバスは、はまなす賞でも3着に健闘しており、ここまで盛岡芝は3戦してすべて3着以内。芝での期待が大きい。
はまなす4着のルークも、これまで盛岡の芝で5戦してすべて掲示板内と、芝では安定して上位に食い込んでいる。脚質、血統的にも距離伸びての期待ができそう。
中央未勝利から転入して今回が3戦目となるビッグイージーは、初めての芝をこなせれば上位進出も。
◎5サンエイジャック
◯1メドゥシアナ
▲3ミスターシーバス
△6ルーク
△7ビッグイージー
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