アポロティアモは5月以降地元高知では負けなし。2走前の園田チャレンジカップは2着だったが、JBCスプリントを制したイグナイターに真っ向勝負を挑んでのものだけに、負けて強し。今回、3コーナーポケットからスタートするマイル戦の4番枠は、2番グッドヒューマーが逃げてその2番手につけられそうなだけに、枠順的にも恵まれた。
ダノンロイヤルは半年ほど勝ち星から遠ざかっているとはいえ、その間にも2着が5回。前走レッドファルクス賞ではアポロティアモを追いかけてハナ差まで迫った。マイル戦となれば逆転の可能性まで。
なかなか調子を取り戻せないガルボマンボだが、前走レッドファルクス賞では4コーナー内を突いて、直線で抜け出そうかという見せ場があった。復調気配で、展開次第では見せ場以上がありそう。
枠順的に今回も逃げるであろうグッドヒューマーは、今回もアポロティアモの目標となりそうなだけに、楽な競馬はさせてもらえそうもない。
今年はたびたび復活を思わせる走りを見せるスペルマロン。今回、畑中騎手はダノンロイヤルへの騎乗となって、初騎乗となる多田羅騎手でどんなレースを見せるか。
◎4アポロティアモ
○7ダノンロイヤル
▲1ガルボマンボ
△2グッドヒューマー
△9スペルマロン
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タカラキングダムの2歳シーズンは、ナナカマド賞を制して、ヤングチャンピオンシップ2着という実績。最後のイレネー記念こそ4着だったが、3着以内を外したのはそれだけ。その2歳シーズンの成績で、3歳シーズンは格付的に苦戦が続いたが、それでもとかちダービーを勝ち、その後A1戦まで制した。前走A1特別は端枠に入って障害で止まってしまったため度外視としていいだろう。720キロのトップハンデではあるが、ここにきての上昇傾向からチャンスと見る。
1番人気はマルホンリョウユウだろうか。2歳シーズンはイレネー記念2着など重賞タイトルには惜しくも手が届かなかったが、ばんえい大賞典で重賞初制覇。さらに前哨戦の秋桜賞をトップハンデで制した。3歳になっての安定感では最上位。
上昇度ではスーパーチヨコ。黒ユリ賞を1番人気で制した2歳シーズンの女王で、秋桜賞でもハンデにめぐまれたとはいえマルホンリョウユウにわずかの差で2着に食い下がった。今回もそのときと同じ40キロ差なら、見せ場以上もありそう。
イレネー記念を制したアシュラダイマオーは、その後勝ち星こそないが、同世代同士の重賞なら見直しは必要。
4月以降、3着以内を外したのが2回だけで確実にクラスを上げてきたホクセイタイヨウ、秋桜賞で3着に入り、ここに来て上昇気配のキタノミネらも争覇圏。
◎7タカラキングダム
○3マルホンリョウユウ
▲2スーパーチヨコ
△8アシュラダイマオー
△9ホクセイタイヨウ
△6キタノミネ
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大井のウラノメトリアは、中央でもダート中距離での実績で、転入初戦となった昨年2月の金盃トライアル(2600メートル)を勝って以降、勝ち星がないとはいえ、2着4回、3着2回。昨年の北國王冠では、3コーナー過ぎで先頭に立ったアンタンスルフレをゴール前で追い詰めたがアタマ差届かず。とはいえ仕掛けのタイミングと、4コーナーで大外を回らされたぶんで、力負けではない。今年、六甲盃4着、そしてイヌワシ賞では2着だったが、勝ったのは兵庫のラッキードリーム。そのメンバーと比べると相手は楽になった。
新興勢力として期待したいのは、中央2勝クラスから名古屋に移籍して3連勝のアルバーシャ。中央でも芝ではあるが2000メートル以上で結果を残しており、前走名古屋2100メートルも6馬身差圧勝。さらなる距離延長も楽しみだ。
連覇のかかるアンタンスルフレは、名古屋・名港盃2着、笠松・オータムカップ3着と好走しているが、一気の相手強化でどうか。
大井のマイネルロッシュは南関東B級までの実績、同じく大井のコスモポポラリタは南関東のオープンではようやく掲示板という成績。連下争いまで。
◎4ウラノメトリア
○2アルバーシャ
▲7アンタンスルフレ
△8マイネルロッシュ
△1コスモポポラリタ
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キラットダイヤは3連覇を狙った岩鷲賞でまさかの3着。しかしながら前走ヴィーナススプリントではトーセンキャロルに7馬身差をつけて圧勝。あらためてスピードの違いを見せた。この絆カップは2年前から1200メートルになり、まさにキラットダイヤのためかと思われる距離短縮で3連覇を狙う。
相手は、帯に短し襷に長しという感じのメンバー。オンラインボスは岩鷲賞ではスタートで後手を踏んで最後方からとなって勝負にならなかったが、その後3連勝。適距離はマイルあたりと思われ、勝ち星があるとはいえあらためて盛岡1200メートルでどうか。
キラットダイヤが3着に負けた岩鷲賞を制したのがトーセンキャロル。しかしながらヴィーナススプリントでは7馬身差をつけられて2着に負けているだけに、やはり相手候補の1頭。
マイグレーションは中央2勝クラスから転入して、3戦目となった前走盛岡1200メートルで初勝利。タイムも1分11秒台とまずまずだが、そのときが△佐々木志音騎手54キロで、今回は重賞ゆえに減量がなく一気の増量57キロとなってどうか。
カタナは12月から冬休みを挟んで6戦連続3着以内。ただそのほとんどが水沢850メートルか盛岡1000メートルで、1200メートルでどうだろう。
◎6キラットダイヤ
○2オンラインボス
▲5トーセンキャロル
△10マイグレーション
△7カタナ
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3歳4月の初戦から短距離路線で古馬と対戦してきたスペシャルエックス。斤量差があったとはいえ、その初戦エトワール賞で2着に好走し、7月のグランシャリオ門別スプリントでは昨シーズンの北海道スプリンリントチャンピオン・スティールペガサスをアタマ差でしりぞけて見せた。前走A1特別では古馬と同じ57キロを背負って完勝。園田1400メートルは、2歳時、兵庫ジュニアグランプリJpnIIで2着に好走した舞台でもあり、3歳馬同士なら期待しかない。
東京プリンセス賞で1、2着のサーフズアップ、ボヌールバローズが参戦。東京ダービーに挑戦して惨敗だったボヌールバローズだが、古馬相手の1400メートル戦を逃げ切って完勝。1400メートルのスピードならこちらが上と見る。前走名古屋に遠征した秋の鞍は2着だったが、内枠に入って逃げるしかなく、3頭でハナを争う厳しい展開。今回はその経験も生かせるはず。
一方のサーフズアップも、ここまで3着以内を外したのは中央馬相手で2100メートルの関東オークスJpnIIだけ。今年から1500メートルに距離短縮された浦和・桜花賞で2着はあるが、1400メートルは少し短いような気がする。ただ先行馬が多い組み合わせで、前が競り合えばチャンスとなる。
地元筆頭は、菊水賞でスマイルミーシャを寄せ付けず逃げ切ったベラジオソノダラブ。前走古馬B1の1400メートル戦(2着)を使ってここに備えた。
そのB1戦で、3コーナーで一旦はベラジオソノダラブに交わされながらも、直線一騎打ちに持ち込んで振り切ったのがアドワン。中距離の3歳重賞では結果を残せなかったが、1400メートルではデビュー以来7戦オール連対という得意の舞台だ。
北海道から転入して園田では5戦4勝、2着1回、前走古馬B2特別を制したフクノユリディズ、名古屋・秋の鞍でボヌールバローズを負かしたナイトオブバンドらも能力的に差はない。
◎11スペシャルエックス
◯6ボヌールバローズ
▲3サーフズアップ
△5ベラジオソノダラブ
△12アドワン
△9フクノユリディズ
△10ナイトオブバンド
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