昨年ほとんど無敵の快進撃を続けたスペルマロンだが、年明け初戦の大高坂賞では勝負所からの行きっぷりがさっぱりで5着に沈み、2月27日の長浜特別は競走除外。本来の調子にあるかどうかは疑わしく、ここは▲まで。
4頭出しの打越勇児厩舎でまだ底を見せていないブラックランナー、アメージングランに期待する。
ブラックランナーは下級条件から連戦連勝でクラスを上げ、地方で重賞初挑戦となった大高坂賞では直線を向いても単独先頭で、ほとんど逃げ切ったかに思われたが、モズヘラクレスに内を掬われ重賞初制覇とはならなかった。それでも続く前走長浜特別ではゴール前の接戦を制し、あらためて初タイトルを狙う。
アメージングランは、中央2勝クラスから転入して、吉原寛人騎手で5連勝。その吉原騎手が不在となったため、乗替りとなったのは佐原秀泰騎手。打越厩舎に佐原騎手はめずらしい組み合わせと思って調べたところ、昨年4月以降の約1年で、この組み合わせはわずかに8回。重賞初挑戦で巡ってきたチャンスを生かせるかどうか。◎○の順はつけたが、この2頭は甲乙つけがたい。
中央2勝クラスと交流のはりまや盃を11番人気で制したダノンジャスティスだが、昨年は園田FCスプリント3着、建依別賞4着など重賞で上位実績あり。前走で能力全開なら上位勢ともそれほど差はない。
大高坂賞でブラックランナーを差し切ったモズヘラクレスは、黒船賞JpnIIIでも5着に入っており軽くは扱えない。
もう1頭打越厩舎のヤークトボマーも大高坂賞3着ならここでも上位食い込みもありそう。
◎3ブラックランナー
○2アメージングラン
▲1スペルマロン
△10ダノンジャスティス
△6モズヘラクレス
△4ヤークトボマー
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地元で2歳時に圧倒的な強さで4戦4勝としたマリンスカイだが、今回は未対戦の馬が8頭。その中に互角以上に勝負できる馬がいるかどうか。
門別1勝から転入したガルボマンボは、移籍後6戦3勝だが、徐々にレースぶりがよくなっている。土佐水木特別で強い勝ち方を見せ、前走が古馬C2選抜戦でクビ差2着。その実力ならチャンスはある。
マリンスカイは高知所属馬として初参戦となった全日本2歳優駿JpnIが13着だったが、スタートでごちゃついたところで位置取りを悪くしてしまったのが痛かった。向正面で位置取りを上げ、一瞬見せ場をつくったが、そこまで。今回は3歳初戦で転厩初戦ということでは、どこまで仕上がっているか。
アラバドは門別1勝から転入して、初戦8着のあとの11戦はすべて3着以内。◎○とともに1300m=1分25秒台という持ちタイムがあり、勝つのはここまで3頭のいずれかと見る。
チアアップは中央未勝利から転入して8戦6勝、2着2回とまだ底を見せていない。とはいえ同世代同士との対戦のみで、ここはひとつ壁を突破できるかどうか。
前走でアラバドをクビ差で負かしたヴェレノだが、あらためて強敵相手にどこまで。
◎11ガルボマンボ
○12マリンスカイ
▲5アラバド
△4チアアップ
△3ヴェレノ
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メジロゴーリキは今シーズン休みなく順調に使われ、皆勤した古馬重賞でもドリームエイジカップ以外はすべて掲示板内に健闘。岩見沢記念を勝ったあと、北見記念2着、帯広記念2着はともに僅差と、シーズン後半の高重量戦で能力を発揮。昨年のばんえい記念は6着だったが、勝ちタイムが2分43秒4というきわめて速い決着。そういう馬場ではメジロゴーリキの出番はなく、今年こそはと臨む大一番。しかし、今年も前日に雪予報。融けないうちに除雪して、当日晴れてくれることを願う。
5歳時以来、2年ぶりのばんえい記念挑戦となるのがアアモンドグンシン。今シーズンは重賞勝ちこそなかったものの、やはり高重量戦で能力を発揮し、岩見沢記念、北見記念、帯広記念でいずれも3着。特に帯広記念を挟んで7戦で6勝と、ばんえい記念に向けて調子を上げてきた。
キタノユウジロウは6歳で挑戦した昨年のばんえい記念が2着。今シーズンは北斗賞、帯広記念を制した。昨年は軽馬場を利しての好走だったが、ひとつ年を重ねて時計のかかる馬場でも能力を発揮するようになった。
アオノブラックは、夏負けで調子を落とした時期もあったが、北見記念で復活を見せ、帯広記念は5着だったが、6歳で別定920kgはさすがに厳しかった。△の評価ではあるものの、馬場が軽くなれば評価を上げたい。
3歳二冠、4歳シーズン三冠を制したマルミゴウカイは、2018年の5歳時に岩見沢記念を制して、いよいよ古馬重賞戦線での活躍が期待されたものの、6歳から7歳時にかけて1年5カ月の長期休養。復帰後は徐々にクラスを上げ、今シーズン帯広記念は6着だったが、ようやく本来の調子を戻してきた。9歳でのばんえい記念初挑戦でも一発の期待だ。
◎8メジロゴーリキ
○4アアモンドグンシン
▲1キタノユウジロウ
△6アオノブラック
△2マルミゴウカイ
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帯広市のピンポイント予報(木曜午後時点)では、土曜日は雪時々曇。
雪の軽い馬場ならクリスタルコルドを狙ってみる。12月19日には1分を切るタイムの決着で2着があり、1月23日には1分4秒1のタイムで勝利。翔雲賞3着のあとも僅差の2着、2着で、ここにきて調子を挙げている。負担重量が一気に増えるここで前走馬体重1061kgという馬格も魅力だ。
実績、実力ともナンバーワンは、ナナカマド賞と翔雲賞を制したキングフェスタ。ヤングチャンピオンシップは4着だったが、トップハンデならマイナス要因にはならない。前走も勝って臨む一戦だ。
ヤングチャンピオンシップを勝ったのがヤマカツエース。その後1月までは好調を続けていたが、それほど重量差がなかった翔雲賞で着順こそ4着だがゴール前で一杯になったのが気になるところ。
ナナカマド賞2着、ヤングチャンピオンシップ3着、翔雲賞2着というヘッチャラも能力的に差はない。
トワイチロはヤングチャンピオンシップ2着だが、重量に恵まれただけに、定量のここでどうか。
翔雲賞5着のツガルノヒロイモノは、その後のA-1戦で1着、3着だけに力をつけた。
◎10クリスタルコルド
○3キングフェスタ
▲4ヤマカツエース
△1ヘッチャラ
△2トワイチロ
△9ツガルノヒロイモノ
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中央オープンから移籍したウインユニファイドは、初戦となった梅見月杯では1年近くの休み明けもあって差のある4着だったが、続く前走アクアマリンオープンでは、1番人気コルテを直線で4馬身突き放しての快勝。名古屋1400メートルの良馬場1分29秒6は好タイム。中央時代はダートの中距離を中心に使われており、今回距離延長の1900メートルなら前走以上に能力を発揮する。
ナムラマホーホは、昨年1月以降15戦してすべて3着以内。重賞も名港盃、東海菊花賞、名古屋記念を制した。前走梅見月杯はトミケンシャイリの2着に敗れたが、能力上位は間違いない。
トロピカルストームは、中央2勝クラスから笠松への移籍初戦となった前走が直線突き放して大差の圧勝。ただ重賞で勝ち負けにはタイムをさらに縮める必要はありそう。
東海ゴールドカップを制したウインハピネス、ウインター争覇を制したスタンサンセイ、両レースとも2着だったベニスビーチら重賞実績馬もいるが、今回は名古屋から遠征の◎○をはじめ、いかにも強力なメンバーが揃った。
◎5ウインユニファイド
○11ナムラマホーホ
▲2トロピカルストーム
△1ウインハピネス
△10ベニスビーチ
△9スタンサンセイ
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