ニセコヒカルはばんえいオークス2着の実績があり、今年5月9日以降、4着以内を外さない堅実な成績を続けてきた。紅バラ賞が僅差の2着で、勝ったエンゼルフクヒメが今回は相対的に10kg増となるならチャンスは十分。前走、熱発で除外となったが、1日休んだだけでしっかり乗り込まれているようなので、心配はないだろう。
ゲッカビジンも7月以降、自己条件で3着以内を続けてきた。紅バラ賞では障害2番手から3着に粘り、続く前走自己条件でも障害先頭から写真判定の2着。はじめての重量さえこなせれば、ここでもやれるのではないか。
ばんえいオークスを制したのがアバシリルビー。その後はしばらく大敗が続いたが、9月以降に3勝。前走の自己条件も障害3番手からあっという間に先頭に立って押し切った。ここに来て確実に状態アップなだけに怖い存在だ。
紅バラ賞ではトップハンデで苦戦したフォルテシモだが、牡馬相手に銀河賞3着という実力だけに、巻き返しが期待できる一戦。
紅バラ賞を制したエンゼルフクヒメは、今回フォルテシモと同じく他馬より10kg重くなるだけにどうか。
ヒメミヤは3走前に格上のB1混合戦で2着と好走。紅バラ賞でもフォルテシモに先着の4着と好走しているだけに、あらためてこのメンバーに入ってどうか。
この開催から砂障害が撤去され、ヒーティングが稼働してロータリーハローも毎日入るという状況で、これまでとは異なる馬場状態で波乱もありそう。
◎3ニセコヒカル
○8ゲッカビジン
▲2アバシリルビー
△4フォルテシモ
△5エンゼルフクヒメ
△10ヒメミヤ
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タケノサイコウは、中央未勝利から転入してここまで6連勝。初めての1750メートル戦となった2走前のベテルギウス特別ではサンカハラに6馬身差をつけての圧勝。続く前走リゲル特別では、地元デビュー馬限定の九州ジュニアチャンピオンを制したムーンオブザクインに4馬身差をつけての快勝。この距離(今回は1800メートル)で、このメンバーではモノが違う。
ユウワクスレスレは、九州ジュニアチャンピオンは2着だったが、2走前のシリウス特別は1400メートル良馬場で1分30秒1という好タイムで勝利。1400メートルで1分30秒台の持ちタイムはメンバー中唯一なだけに、あとは距離延長でどうか。
ブルーデイジーは、地元2戦2勝で臨んだ九州ジュニアチャンピオンが、2着ユウワクスレスレにアタマ差で3着(同着)。逃げて粘りきれずという3着だっただけに、相手強化に加え、距離延長はあまりいい材料とはいえない。
ストロングブックは門別から転入してなかなか結果が出なかったが、ここに来て2連勝。ここは一気の相手強化となるだけにどこまで食い下がれるか。
サンカハラのここ2戦はタケノサイコウに完敗という内容だけに、ここでも連下争いまで。
◎5タケノサイコウ
○3ユウワクスレスレ
▲6ブルーデイジー
△1ストロングブック
△2サンカハラ
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北海道から遠征のレディーアーサーの実績が抜けている。栄冠賞3着、イノセントカップ勝利、そしてエーデルワイス賞JpnIIIで勝ち馬から0秒3差の6着ということでは、ホッカイドウ競馬でも世代トップを争う実力だ。距離延長も広い盛岡コースで1400メートルなら問題にしないだろう。
相手筆頭は大井のササキンローズ。デビュー戦はスタートで出遅れ最後方からとなって、なんとか挽回しての3着。続く前走は4コーナー7番手から差し切った。能力は高いが、レースが荒削りなだけに、輸送があっての小回りコースなど、さまざまな環境の変化に対応できるかどうか。
ビギナーズカップ、若駒賞を制し、南部駒賞では北海道勢3頭に先着されての4着だったカクテルライトは、あらためて遠征馬を相手にどこまでやれるか。地元同士なら能力は最上位。
アップテンペストは盛岡コース6戦5勝、2着1回。ビギナーズカップではカクテルライトに6馬身差をつけられただけに、その差を縮めることができるかどうか。
浦和のニッショウアッキーは、3戦目の前走浦和800メートル戦で初勝利を挙げたが、1400メートル戦で大敗しているのが気になるところ。
◎5レディーアーサー
○7ササキンローズ
▲8カクテルライト
△1アップテンペスト
△2ニッショウアッキー
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今年10戦8勝で重賞6勝というスペルマロンが断然だ。負けたのは前で競り合いとなってアイアンブルーに差し切られた大高坂賞と、中央相手の黒船賞JpnIIIだけ。高知で行われている全距離の重賞を制し、ここはアクシデントでもない限り負けないのではないか。
相手は、下級条件から9連勝のあと珊瑚冠賞でスペルマロンの2着だったクラウンシャインか、中央3勝クラスから転入して建依別賞4着があったダノンジャスティスか。
珊瑚冠賞でスペルマロンに唯一食い下がり、1馬身半差で2着だったクラウンシャインは見どころがあったが、スペルマロンが着差以上に楽勝だった。であれば、遠征で強敵相手のレースを経験してきたダノンジャスティスに期待したい。多田羅誠也騎手はこの馬に初騎乗だが、黒潮菊花賞を連覇し、ダノングッドで遠征した名古屋のゴールド争覇を制するなど勢いに期待する。
A級までクラスを上げてきたサンライズフォルテは重賞初挑戦でどこまでやれるか。
◎5スペルマロン
○9ダノンジャスティス
▲6クラウンシャイン
△10サンライズフォルテ
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ネオキングダムは2歳シーズンの三冠がすべて2着。今シーズンはここまで勝ち星がないが、しかしながら秋桜賞では障害先頭から差のない3着に入り、前走自己条件でも僅差2着とようやく調子を戻してきた。秋桜賞のときと相対的に他馬との重量差がほとんど変わらないだけに、ここはチャンスと見る。
その秋桜賞で勝ったサクラヒメとタイム差なしの2着だったのがミソギホマレ。黒ユリ賞2着、イレネー記念3着という重賞での好走があり、夏以降B3からB1までクラスを上げ力をつけてきただけに、ここでも期待できそう。
イレネー記念馬オーシャンウイナーはメンバー中最上位のA2格付けの特別戦でも2着に好走。トップハンデだったばんえい大賞典でも2着なら、ここでも勝負になる。
サクラヒメはここまで9戦連続で3着以内を外さず、秋桜賞を勝ってB1混合の特別でも勝利なら、現在のB2という格付け以上に力をつけている。今回の680kgは有利。
ナナカマド賞勝ちのアバシリサクラ、ヤングチャンピオンシップを制したアルジャンノオーには復活の走りを期待する。
◎3ネオキングダム
○7ミソギホマレ
▲1オーシャンウイナー
△8サクラヒメ
△4アバシリサクラ
△6アルジャンノオー
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