ここまで7勝を挙げているキングフェスタが断然。さらに今回のメンバー中8頭が出走していた10月3日の2歳A-1では、他の牡馬より5kg重い重量で勝っており、それでいて今回、ヘッチャラ、キョウエイハンターと同じ別定10kg増の580kgなら、相対的に楽になった。
相手筆頭は、前走2着争いに加わっての4着で、今回別定増量なし570kgのヤマカツエース。2走前を勝ったあと、一開催休んで臨んで来たのも好印象。ただ前走の馬体重で882kgと馬格があまりないのが気になるところ。
デビューから3連勝で注目されたジェイホースワンだが、その後は冴えない成績が続いていた。しかし前走3着で復調気配。ここはさらなる上昇も。
牝馬ではシンエイアロイ。いちい賞では2着だったが、5kg軽いサツキヤッテマレに障害先頭で越えられ、コンマ2秒差という際どい結果。前走ヤマカツエースと差のない5着なら、ここでも上位食い込みが規定できる。
キングフェスタと同じ別定10kg増のヘッチャラ、キョウエイハンターは重量的に厳しく、連下争いにからめるかどうか。
◎7キングフェスタ
○6ヤマカツエース
▲10ジェイホースワン
△9シンエイアロイ
△5ヘッチャラ
△8キョウエイハンター
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北海道との交流重賞となっての過去9回では北海道が8勝と圧倒的に強い。ただ昨年は地元牝馬のゴールデンヒーラーが制して一矢報いた。そのゴールデンヒーラーは、ひまわり賞まで重賞5勝を挙げ、牡馬とも互角に戦っており、たしかにその世代はレベルが高かった。
しかし今回も北海道からの遠征馬2頭が強そう。マックスレジェンドは、フレッシュチャレンジを勝ったのみだが、その後はオープンや重賞で、戦ってきた相手はシャルフジンやナッジなど、この世代のトップを争う馬たち。実力断然と見る。
もう1頭はゲブレセラシエ。門別では未勝利戦を勝ったまでだが、ほかに2着が3回。前走重馬場とはいえ1200メートル、1分14秒4なら水準以上の好タイム。
地元勢筆頭はリュウノガルシア。ビギナーズカップ3着、若駒賞2着という重賞実績は、地元馬同士では断然。前走若駒賞で、勝ったカクテルライトに2馬身半差というのも評価できる。北海道の2頭の間に割って入れるかどうか。
チェリースイスは門別では未勝利を勝てないままだったが、転入後は2連勝。前走は楽勝だったが、タイム的には平凡。
サンエイブレーヴは、若駒賞3着だが、リュウノガルシアとは4馬身差。その差を詰められるかどうか。
エイシンスタートルは、門別未勝利戦を勝っての転入初戦がアタマ差2着。前走芝のジュニアグランプリ9着は度外視でいいだろう。
◎2マックスレジェンド
○5ゲブレセラシエ
▲9リュウノガルシア
△7チェリースイス
△12サンエイブレーヴ
△4エイシンスタートル
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コパノフィーリングは中央オープン、4歳という若さで船橋に移籍。あまり賞金を持っていない中央オープン馬は、ダートでは選択肢が限られてしまうため、習志野きらっとスプリントを狙っての移籍で、見事そのタイトルを獲得した。その後は東京盃を目標としていたが、アフター5スター賞で6着に敗れたため、ここに矛先を変えてきた。能力断然は間違いないが、今回、初めてのコーナー4つの小回りコースがこなせるかどうかがカギになりそう。
グラナリーは中央3勝クラスで入着があっての兵庫移籍で、同じく4歳牝馬。転入初戦の前走キンモクセイ賞(1230メートル)を勝利。コースを一度経験しているアドバンテージはある。
高知のエイシンビジョンは、一昨年兵庫所属時には中距離を中心に使われていたが、金沢を経由して移籍した高知では下級条件からクラスを挙げ、トレノ賞、建依別賞では、高知現役ナンバー1のスペルマロンにそれぞれ2、3着と好走。その強敵がいなくなった準重賞・ミッキーロケット賞を制した。今の勢いならここでも勝負になる。
コウエイアンカは、園田FCスプリント6着のあと4連勝で園田チャレンジカップを制覇。その連勝の中で1230メートル戦も制しているが、今回は遠征馬や転入馬が相手となって通用するかどうか。
ブランオラージュは園田FCスプリント2着で、習志野きらっとスプリントにも遠征(8着)した。強敵相手となって連下争いなら。
昨年末に中央3勝クラスから転入して6勝を挙げるも重賞にはあと一歩で手が届いていないメイプルグレイト、このレース連覇を狙うエイシンエンジョイなど有力馬多数の混戦となりそう。
◎6コパノフィーリング
○8グラナリー
▲9エイシンビジョン
△12コウエイアンカ
△7ブランオラージュ
△1メイプルグレイト
△5エイシンエンジョイ
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スピーディキックは、ここまで5戦2勝、2着3回。3戦目で初勝利を挙げたアタックチャレンジでは、のちにサンライズカップを制するナッジに3馬身差をつけて圧勝。リリーカップでは前の流れが速い展開で、直線大外一気を決めて見せた。その瞬発力は中央勢相手でも生きると見る。
レディーアーサーは、栄冠賞では前をとらえきれず3着だったが、イノセントカップでは4コーナー早め3番手から差し切って完勝。重賞2戦、牡馬と対戦して結果を残しているだけに、中央馬相手でも牝馬同士ならおおいに期待できそう。
スカーレットピースはフレッシュチャレンジで2着に2秒7の大差をつける圧勝。2戦目として臨んだリリーカップは馬が行く気になってしまい、そのぶん直線では一杯になってしまった。折り合って流れに乗れればあっと言わせる場面はありそう。
スティールルージュは1000mのフルールカップを逃げ切ったが、1200mのリリーカップは13頭立ての大外枠で好位につけたものの終始大外を回らされる厳しい展開で6着。1200mでもオープン戦を勝っているだけに、スムーズに運べば粘り込む場面も。
ヒストリックノヴァは、芝の2戦は勝ちきれないながら好走を見ていたが、3戦目初ダートの未勝利戦では手応え十分のまま直線抜け出し7馬身差の圧勝。ダートでのスピードは魅力だ。
エイシンヌプリは、牝馬同士の重賞で2、4、3着と善戦。展開ひとつでチャンスはありそう。
芝のクローバー賞で2着だったブッシュガーデンは、初ダートのヤマボウシ賞で4着。門別のダートでスピードを生かせるかどうか。
◎10スピーディキック
○11レディーアーサー
▲7スカーレットピース
△8スティールルージュ
△13ヒストリックノヴァ
△12エイシンヌプリ
△2ブッシュガーデン
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無敗馬は2頭。ガリバーストームはデビュー戦を大差圧勝。2カ月半ぶりとなった前走は、プラス13キロの528キロという馬体重で、スタートからベラジオボッキーニとの一騎打ちを、最後はやや一杯になりながら半馬身差でしのいだ。そのときの1400メートルの勝ちタイム1分31秒0(良)はメンバー中最速。そこから中1週がどうか。休み明けの実戦を使われての上積みを期待したい。
もう1頭、デビューから2連勝はウーニャ。前走も逃げ切りだが、追走してきたピロコギガマックスを振り切ると、直線を向いて気合をつけられたが、最後は余裕があっての4馬身差。勝ちタイムは1分32秒6で、◎との比較では差がありそうだが、まだまだタイムは詰められそう。
アンサンは、デビューから2連勝で臨んだ園田プリンセスカップは3着だったが、1、2着は北海道からの遠征馬で、地元馬にはまだ先着されていない。強敵相手のレースを経験しての上昇はありそう。
ベラジオボッキーニは、デビュー戦圧勝のあと、2戦目はアンサンに半馬身差、3戦目はガリバーストームに半馬身差で2着。その着差なら逆転の可能性はありそう。
アッパートライを圧勝のあと園田プリンセスカップは7着だったメイプルシスター、ウーニャには負けたものの前走1230メートルのアッパートライを好タイムで勝ったピロコギガマックスらの巻き返しがあるかどうか。
◎7ガリバーストーム
○4ウーニャ
▲5アンサン
△1ベラジオボッキーニ
△9メイプルシスター
△11ピロコギガマックス
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