
今週は28日(土)~31日(火)の4日間開催。今開催で岩手競馬はレギュラーシーズンのフィナーレを迎える。30日は2歳重賞「第49回金杯」、31日は大みそか恒例の岩手競馬グランプリ「第48回桐花賞」。いずれの重賞も乗り替わり予定が多数ありますので、レース確定後にご確認ください。
28日メインは岩手県調騎会騎手部会協賛「夢・希望 未来へ前進」。今回はB1級・水沢1400mが舞台。最終開催らしくフルゲート12頭で行われ、3歳から11歳馬が出走。さらに好調馬がずらり。どの馬にもチャンスありの一戦となった。
主軸にゴットゴーゴーを指名する。中央芝1200m1勝3着2回後、ダート路線へシフトしてダート1400m戦で3着3回。今年9月に転入して1勝2着2回3着1回。ほかに4着2回とすべて入着を果たしている堅実さが身上。前々走は後方待機策から直線一気を決めて快勝。待望の岩手初勝利を飾った。
前走は一転して2番手からの競馬。エスクマが逃げ切りを決められたが、ゴットゴーゴーは後続の追撃を封じて2着を死守した。今回は12頭中9頭が元A級馬。格上がそろったが、安定度を重視。単候補というより、3連複、馬連の中心としてお奨めしたい。
サンエイコンドルは昨年、南関東C1級から岩手入りして5勝マーク。今季はA級へ昇格したが、1勝2着2回。そのままオープンに定着するかに見えたが、以降は凡走の連続。4着が最高だったが、B1級降格2戦目2着。その後は好、凡走の落差が激しかったが、前走は4番手インに控えて直線抜け出しを決めて快勝した。今回も人気を集めそうなムードだが、不安は好走が続かないこと。取りこぼしが少なくない点で対抗評価としたが、勢いを重視するなら逆転2連勝まで十分。
アーバンキッドは中央芝3勝オープン、障害を経て転入。初戦場は盛岡芝だったが、ダートもこなせるのが強み。特に近2走1、2着。融雪剤を含んだ馬場を味方に好走を続けている。前走も2着ながら直線で猛追して1着マルーントリックにアタマ差まで肉薄。古豪健在を誇示し、首位を奪回する。
マルーントリックはエンパイアペガサスの妹だが、ムラなタイプで今季は3歳準重賞・はまなす賞(ダート変更)1勝のみ。以降は5着が最高だったが、前走快勝。久々の美酒を味わった。好走要因は揉まれない外枠から2番手をキープできたから。今回も12頭立て10番枠を引き当て、連勝態勢に入ったか。
カミノコは今シーズン順調さを欠いて8月のB1戦を快勝後リタイア。11月に復帰して2戦目に再びB1級へ降格したが、最内1番枠に泣いて6着。着順からは狙いづらいが、今度は手ごろな7番枠。巻き返しに転じて不思議はない。
エイシンガネーシャは中央1勝、園田5勝、笠松1勝・A級から転入。勝てないレースが続いたが、4走前快勝。そして前回は0秒4差で完勝し、弾みがついた。
◎⑨ゴットゴーゴー
〇②サンエイコンドル
▲⑧アーバンキッド
△⑩マルーントリック
△⑦カミノコ
△⑥エイシンガネーシャ
<お奨めの1頭>
7R ランドフリード
前走1番人気2着だったが、勝ったリックフオとは0秒1差。強豪抜けた今回は首位を譲れない