5日メインは「スプリント特別」(オープン 盛岡ダート1200m)。次開催にJpnIII・クラスターカップが控えており、スプリント戦線の上位組はスキップ。それでも距離に自信ありのスペシャリストがそろった。
本命はスターオブケリー。門別2勝から南関東へトレードされ、2着4回から3歳交流・ハヤテスプリント(盛岡ダート1200m)に参戦。5番人気ながら鮮やかな逃げ切りを決めた。また芝1000m交流重賞・OROターフスプリントにも参戦して4着。
その後、金沢、南関東などを転籍して今年6月に転入。初戦は11着に大敗したが、2戦目の岩鷲賞(盛岡ダート1200m)で3着に逃げ粘った。前走・いしがきマイラーズは芝にとまどったというより、1600mが長かった印象。逃げ失速7着だったが、仕方なしの結果。今度はベストの1200m戦に替わって岩手初勝利のチャンスを迎えた。
レディブラウンは門別1勝後、南関東へ移籍。浦和・桜花賞で3着の実績があり、B2へ在籍。一度、門別に戻り、昨年12月に岩手入り。これまで6勝2着2回3着1回。馬券対象から外れたのは4走前6着一度のみ。抜群の安定感を誇り、A級入り後も2戦連続2着にまとめている。
脚質は自在だが、基本は差しタイプ。いい脚を長く使えるのが持ち味で今回の大外11番枠は問題なし。盛岡1200mも2戦1勝2着1回と連対パーフェクト。今回もしっかりと馬券対象を果たす。
アブシンスは今年8歳の牝馬だが、1勝2着2回3着1回と健在を誇示している。マイルまでならどんな距離もこなすが、今季は徹底して1200m以下を使われて、特に盛岡戦は通算11勝。盛岡1200mでも2勝2着2回の好成績を収め、絶好の1番枠を引き当てたのも強調材料となる。
ユニコーンはドゥラメンテ産駒。デビューは3歳6月まで遅れたが、門別1勝から高知へ移籍。5勝をマークした。続いて佐賀へ転籍して2勝マーク。B級から岩手入りし、いきなり重賞・岩鷲賞へ挑戦。出遅れながらも6着。スタートに課題を抱えているが、前走1000mより1200m向きは明らか。
セイシークエンスは今シーズン3着2回が最高だが、いずれも盛岡戦でマーク。その2戦を含めて盛岡5勝2着7回3着3回。対して水沢は2着1回にとどまり、典型的なサウスポーと見ていい。前走3着に巻き返して上昇ムードも心強い。
トキノパイレーツは主戦場が1600mだが、3走前の盛岡1200m6着ながら好タイムをマーク。条件2度目で上位進出。
◎(2)スターオブケリー
〇(11)レディブラウン
▲(1)アブシンス
△(7)ユニコーン
△(6)セイシークエンス
△(4)トキノパイレーツ
<お奨めの1頭>
3R ガイストフォル
出走取り消し後の前走2着だったが、タイム差は0秒1。今度はメンバーが大幅に緩和され、順当に首位を奪取する