約2ヵ月半にわたって行われた盛岡開催も次週9月3日(火)でひとまず終了。9月8日(日)から1ヵ月の水沢開催へ移る。そうなると盛岡で積み重ねたデータはいったんクリアー。頭を水沢競馬に切り替えなければならない。その意味で今週、来週で勝負をかけたいところ。どうやら今週は良馬場の可能性が高く、時計はかかると見ていいだろう。
26日メインは岩手県調騎会騎手部会協賛「夢・希望 未来へ前進」(B2級二組 盛岡ダート1600m)。時計比較でも分かるが、実力伯仲のメンバー構成。有力各馬にチャンスありの一戦となった。
スペースクラフトは中央ダート3勝、高知B級を経て昨年6月に岩手入り。A級では荷が重かったが、C1~B1で2勝2着3回3着3回。8戦連続で馬券対象を果たした。今季はクラスもきつかった上、水沢が合わず凡走の連続だったが、3走前にB1からB2へ降格。2戦2着から前回快勝。待望のシーズン初勝利を飾った。時計比較では若干劣るが、復調度合いを重視。冒頭にも記したように盛岡とはしばらくお別れ。コース替わる前にもう1勝を稼ぎたい。
モールは今季2戦目を快勝したが、これが転入後の初勝利。以降も勝ち星を重ねて4勝2着1回3着1回。C1級特別を勝ってB2昇級戦は5着だったが、前々走3着から前回完勝。好タイムもマークした。再び上昇カーブを描き、あっさり2連勝まで十分。
ミユキザストロングは中央未勝利、笠松2戦2勝から再度、中央入り。1勝クラス・ダート1700mで2着3回を確保した。その後、南関東へ移籍して2着1回から転入。岩手B2編入は恵まれた格付け。先行力あるのも魅力で初戦から狙いが立つ。
メイショウメイスイは一昨年、南関東C1から転入。6勝をあげ、オープンでも3勝をマークした。昨年は1勝のみにとどまったが、今季初戦を快勝。幸先のいいスタートを切ったが、以降は2着2回が最高。好、凡走の落差が激しいが、前々走2着。前走も8着ながら1着馬とは0秒8差なら見限るのは早計。
サムズアップは大井2勝、門別2勝から昨年6月、園田B1から転入。長らく苦戦が続いたが、3走前4着から徐々に体調アップ。前々走2着、前走・オーガストカップ3着に健闘した。展開はまれば待望の岩手初勝利まで。
ピースワンパルフェは先行粘りが身上。好調馬がそろったが、好枠からマイペースに持ち込めば残り目一考。
◎(6)スペースクラフト
〇(7)モール
▲(5)ミユキザストロング
△(3)メイショウメイスイ
△(1)サムズアップ
△(2)ピースワンパルフェ
<お奨めの1頭>
1R リッチアロマ
南関東C1から転入初戦を1秒1差で圧勝。岩手C2では地力の違いを見せつけた。同じ1000mが舞台なら2連勝もらった。