17日メインは岩手県調騎会騎手部会協賛「夢・希望 未来へ前進」(B1級一組 水沢1600m)。今回はA級とB1級を行き来するメンバー構成。その力量比較が重要なファクターとなる。
ヴァルラームは南関東デビューで7勝をあげ、B1まで出世。2022年1月以降は勝ち星から遠ざかり、昨年9月に岩手入り。3勝2着1回3着1回と安定した成績を残した。今季も休み明け初戦を快勝し、2戦目6着から首位を奪回。2勝目をマークした。
前走は4着止まりだったが、逃げたアーバンキッド、2番手エイシンスコッティの先行2頭で決着。いつもどおり直線で伸びてきたが、ペースに泣いた一戦だった。今回はA級1度使ってB1へ降格は好材料。水沢1600m2戦2勝とパーフェクト成績。反撃に転じる好条件がそろった。
オンザブロッサムは東京芝1800m・2歳新馬戦を快勝。4戦目にデイリー杯クイーンカップ(GIII 14着)へ挑戦した。その後は1勝クラスで苦戦を強いられ、今年4月に岩手入り。2連勝をマークした。前走は8着に終わったが、1000mが合わなかった上、出遅れも致命傷となった。今回は実績がある水沢マイルが舞台。4歳の若さを武器に逆転を狙う。
ベルフラカンは昨年10月、盛岡ダート1600m8着後、戦列離脱。今年4月、能力検査を受けて復帰し、4戦4着2回が最高だが、ここ3戦はA級戦。相手が強かっただけではなく、自分の競馬ができなかったのが苦戦要因。今回のメンバーなら外目の枠でも主導権を握ることができ、マイペースに逃げ必至。ベストの水沢マイルを迎えたのも心強い。
エスペルトは昨年、南関東B3級から転入後4戦3勝の好成績を収めたが、脚部不安が発生。今年3月に復帰して入着一杯だが、ここ2戦に復調の兆し。そろそろ一発があるかもしれない。
ゴールデンギフトは相手なりに駆ける堅実さが身上。前々走は7着に沈んだが、前回快勝で軌道修正。成績が示すとおり水沢巧者。メンバーは骨っぽくなったが、軽視できない。
モレッキはかつてのシャープな切れは影を潜めて今季未勝利だが、大崩れなし。先行激化になった際に浮上。
◎③ヴァルラーム
〇①オンザブロッサム
▲⑦ベルフラカン
△⑧エスペルト
△⑨ゴールデンギフト
△②モレッキ
<お奨めの1頭>
4R ミヤギヴォイジャー
デビュー戦は2着に敗れたが、わずかクビ差負け。それでも走破タイムが抜けており、今度こそ首位を奪取する