5月5日に行われた3歳馬による東日本交流重賞『ダイヤモンドカップ』はフジユージーンが優勝。圧倒的な1番人気に応えると共に自身のデビューから7連勝、5つ目の重賞タイトルを獲得しました。
好発を切った代わりにかかってしまったフジユージーン。向こう正面に入ったあたりで折り合いをつけたら後続に迫られて・・・の苦しい展開に見えましたが「勝てるだけの力は残っていると感じたので」と村上忍騎手はそれほど不安ではなかった模様。最後もオオイチョウの追撃をしっかり跳ね返して4馬身差ゴール。単勝・複勝ともに1.0倍の圧倒的な人気に応える勝利を果たしました。
5月5日から始まった盛岡開催。初日は好天にも恵まれて場内は大賑わいでした。ちょっと暑かったですけども好天が続くのは大歓迎。・・・だったのですが、5月7日は終日雨の予報になっております。馬場傾向、レースの展開なども変わってきそうですのでご注意を・・・。
5月7日のメインレースは12Rのメイカップです。本命は(6)サダムターゲットを狙います。
JRA未勝利から昨秋に転入してきた同馬はJRA時代の主戦場が中距離だったこともあり自分も当初はやはり芝の長めの距離向きかと考えていたのですが、ダートの1200mや1300mという距離にも対応して勝ち星を増やし、C1級に上がって迎えた今シーズンも2連勝でC1を突破してきました。ゲートはまだちょっと危なっかしさがあるように荒っぽい所はまだ少しあるのでしょうけども、これくらいあっさり出世してきた点、それだけの力量は素直に高く評価していいと思います。
今回はB2級の特別戦、周りは昨季A級やB1級から降級してきた馬もいて相手強化は間違いないのですが、この馬の直近の走りは時計比較で遜色ないですし、かつての主戦場を思えばマイルでの戦い、広いコースでの戦いはむしろ望むところでは?の印象もあります。前走も僅差ではありましたがまだまだ上昇余地がありそうな走りでした。ここでも好勝負できると期待して本命視。
(1)ローグネイションが対抗。先ほど触れた"昨季A級から降級してきた馬"はこの馬の事。こちらは今季C2に降級していたのですが4連勝でB2級まで戻ってきました。降級のおかげと言うべきか完全に勢いを取り戻したように見える近走ですしこの馬も盛岡マイルの条件に苦手感無し。勝ち負け候補と見るのが妥当でしょう。
三番手は(11)モンサンイルベントを。左回り経験があまりないですが合わない感じはない戦績です。岩手での二戦を見ても大きなコースの方が戦いやすいのでは?という印象。重・不良も悪くなさそうですし、3連勝を飾っても不思議は無し。
印上位勢は割と拮抗と見ています。なのでヒモはちょっと穴っぽく(3)ゴールデンギフト、(4)ペインティトブルーをピックアップ。盛岡マイル、雨馬場にも対応できますし、白星先行ではないものの近走の内容も十分と思える二頭。極端な前残りか、あるいはそんな中でのハイペースか。いずれ流れがもつれるようなら食い込んでくる可能性ありと考えます。(横川典視)
●12Rの買い目
馬単(6)=(1)、(6)=(11)、(1)=(11)、(6)→(3)、(6)→(4)
岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ