9月24日に行われた牝馬によるスプリント重賞『ヴィーナススプリント』はキラットダイヤが1番人気に応えて優勝。前走の岩鷲賞で敗れた雪辱を果たす復活の勝利を挙げました。
今回はスタートからいつも以上の速さを見せたキラットダイヤは先行争いを制すとそのままペースもコントロール。道中、後続が迫ってくるシーンもありましたが、影を踏ませぬ形でまったく寄せ付けずにリードを拡げてゴール。2着には岩鷲賞でキラットダイヤを破ったトーセンキャロルが食い込んできましたがその差は7馬身。結果・内容共に"強いキラットダイヤ"を見せつけた勝利でした。
ようやく秋が来ました!今週は、日中の日差しはまだ少し強さを感じますがそれもお昼頃の短い間だけ。夕方は上着が欲しいほどの肌寒さです。「暑い」という言葉からもだいぶ離れる事ができました・・・。
とはいうものの、つい先日までは夜も冷房を入れていたくらいだったのが、その次の日には暖房を入れたくなるくらい寒いというのも、ちょっと困りものですよねえ。暑い暑いとうだっていた事を思えば贅沢な悩みかもしれませんが、こう変動が大きいと身体がついていかない・・・。皆さまも体調には十分に注意を。
さて9月26日のメインレースは10Rに行われる芝の地方競馬全国交流重賞『岩手県知事杯OROカップ』。昨年は11月のJBC当日に行われましたが今年は例年の時期に戻っての実施となりました。
このレースの本命は(10)ゴールドギアを採りました。
この春の転入後、初戦はダートの重賞を使いましたが2戦目3戦目は芝路線に戻り、準重賞かきつばた賞優勝、重賞せきれい賞2着。JRAの芝オープンで戦ってきた力量をしっかり発揮しています。
せきれい賞は大井ヴィゴーレに敗れましたが一瞬先頭に立ったところを勝ち馬の末脚で逆転された形の2着。しぶとい末脚を武器にしている一方、一瞬のキレではやや分が悪い。そんなこの馬の持ち味であり弱点が現れた敗戦だったように思います。
芝で戦う以上そういう末脚切れる馬との戦いは避けられませんが、夏場と違って今の時期の芝は切れ味よりもパワー優先。舞台はこの馬のようなタイプの味方でしょう。遠征馬は強力ですが実績でひけは取っていないし、条件も合うのなら戴冠のチャンスは十分にあると判断しました。
対抗は(5)アトミックフォース。昨年のせきれい賞・OROカップを制して盛岡芝の適性・実績は十分。昨年の、7月31日のせきれい賞から11月3日のOROカップへと3ヶ月開いたローテーションに比べて、8月23日のスパーキングサマーCを叩いて1ヶ月で挑んでくるあたりも好印象の臨戦過程と言えるでしょう。連覇あって不思議のない存在。
三番手は(8)ラビュリントスです。こちらも遠征馬ながら盛岡芝で重賞2勝と適性や実績に問題は無し。対古馬では時計面でもう少し欲しいところはありますが、53kgの斤量でカバーはできるでしょうし、何より若さが魅力的。
以下、まずは(13)アーバンキッド。直近の勝ち星はもう2年近く前の話になりますが今季は調子を取り戻して芝で健闘。一昨年2着の実績があるように今の時期の力のいる芝は合うタイプ。もう一頭は(2)ロードクエストに△。せきれい賞は馬の気配ももうひとつに感じたのですが、昨年もせきれい賞大敗からOROカップ3着へと立ち直っておりやはり盛岡芝巧者の一頭。当日の気配次第では厚めの狙いも。
●10Rの買い目
馬単(10)=(5)、(10)=(8)、(5)=(8)、(10)→(13)、(10)→(2)
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