先週4月19日から山本聡哉騎手が騎乗再開。さっそく復帰初戦の第1Rをマイネルエメで快勝。好発進を決め、以降も勝ち星を積み重ねて7勝2着2回。週間トップを飾った。
しかし現在リーディング1、2位の高松亮騎手は5勝2着2回。村上忍騎手も5勝2着1回と好成績を続け、両騎手とも通算26勝と快調に飛ばしている。
先週3日間で計35Rが行われたが、3人を合わせると17勝。ほぼ半数を占めたことになり、リーディング争いは昨年以上にし烈になるのは確実だ。
一方、岩本怜騎手は先週1勝のみだったが、すでに14勝をマーク。あとは目につくのは南郷家全騎手の活躍。何度も高配当を演出し、皆さんにもインパクトを与えたと思うが、先週も3勝。通算12勝でリーディング6位に入っている。
そして26日(日)から小林凌騎手(板垣吉則きゅう舎)がついに復帰を果たした。昨年9月30日以来、約7ヵ月ぶりのレースとなった。
26日は2鞍のみだったが、試運転も兼ねてのこと。骨折した腕にプレートが入っているため、徐々に慣らしていこうという意向だから。岩手ではただ一人となったピンクと黒の勝負服を追いかけてほしい。
27日メインは「スプリント特別」(水沢850m)。短距離に自信ありのオープン馬が顔をそろえた。
先週は雨の影響もあり、日によって馬場傾向が変わった。19日は一転して逃げが厳しく先行、差し有利。20日も同じかと思ったが、逃げ6勝2着1回。先行4勝2着4回。21日もほぼ同じく逃げ6勝2着1回。先行4勝2着7回だった。
シャドウパーティーは今季8、6着。一見すると年齢的な衰えかと思わせるが、単純に距離が合わなかった。極端に言えばいい脚を使えるのは一瞬だけ。なし崩し的に脚を使うと伸びないため、乗り方が非常に難しい。
その意味で瞬発力勝負(逃げもダッシュ力という意味で瞬発力)となるスーパースプリントは大歓迎。過去水沢850m2戦1勝2着1回がそれを裏付けている。ベスト条件を迎え。直線一気を決める。
コンサートドーレは門別1000m1勝後、岩手へ転入。未勝利に終わり、南関東へ移籍。1000mから1200mで7勝。B1まで駆け上った。
850mは未知の距離だが、南関東B1なら岩手オープン通用は当然のこと。3走前に大井1200mで3着確保の実績からも勝ち負けになる。
ゴーインググレートは中央ダート1200m3勝、ダート1000m2勝。オープンに在籍し、GIII・プロキオンステークス4着の実績。その後、金沢1勝を経て岩手転入。
最大ネックは850m対応だが、金沢で行われた日本海スプリント(900m)でエイシンテキサスの2着。好位キープしたことからも問題なし。アッサリ首位まで十分。
ツララはシーズン初戦で11着に大敗したが、1600mが敗因。昨年2勝は盛岡ダート1000m、1200mでマーク。850mでも2、3着1回と適性の高さは証明済み。変わり身あれば上位進出。
トブガゴトクは中山ダート1200m1勝、函館ダート1000m1勝。前走は落馬競走中止のアクシデントがあったが、気配落ちなし。好枠を生かしたいところ。
サマニーは東京ダート1300m1勝。距離短縮に活路を開くか。
◎⑨シャドウパーティー
〇⑦コンサートドーレ
▲③ゴーインググレート
△①ツララ
△②トブガゴトク
△⑤サマニー
<お奨めの1頭>
1R ノーブルシリウス
南関東から転入戦を大差で圧勝。C2下級では地力の違いを見せつけた。ここも迷わず主軸視