2週間の水沢開催が終了し、今週31日(土)から盛岡競馬に替わるが、今年は11月18日(月)まで6開催約3ヵ月間のロングラン。
過去の岩手競馬で同一競馬場で行われるのは2011年、東日本大震災で大ダメージを受け、水沢競馬場が使えなかった時以来のこと。
さらに昨年、盛岡競馬場には照明施設が設置され、昨年より1ヵ月ほど早く薄暮競馬を楽しめる。最近、特に感じるのは日の入り時間がどんどん早くなっていること。
8月31日(土)は最終10R発走が17時05分だから薄暮競馬ではないが、9月1日(日)の最終11R、「ビギナーズカップ」の発走が17時40分。時間的に微妙なところだが、もしかすると照明に点灯される可能性がある。
翌2日(月)は最終12R「復興祈念 夢あふれる未来へ」は発走18時10分。その日の盛岡日没予報は18時06分だから、点灯されるのはほぼ確実。この日が今年度の盛岡競馬最初の薄暮競馬になる可能性が高い。
もちろん当日の天気にもより、日没前でも照明が点灯されるかもしれないが、本当の薄暮競馬が今週3日間で見ることができるはず。開催替わりの盛岡競馬ともども、照明施設の動向にもご注目ください。
31日メインはB2一組「二戸まつり賞」(盛岡ダート1800m)。出走予定馬が相次いで回避し、7頭立ての少頭数。展開がさらに重要なカギを握る。
サンシャンペーンは中央0勝だが、1勝クラスから転入。二けた着順はその1勝クラス10着のほか2度のみと大崩れしないのが身上。3着1回4着3回の成績を残した。
このパターンで岩手で成功するケースは多く、本馬も転入後3戦2勝2着1回。前走では2戦目に完敗を喫したエルドリッジに雪辱を果たした。
持ち味は先行力とバテない点。決め手勝負に持ち込まれると苦しいが、流れが落ち着くと最大能力を発揮する。その意味で今回のメンバーなら展開も有利。距離に泣くタイプでもなく、3勝目のチャンス。
エルドリッジは成績安定しないが、豪快なまくりで2勝マーク。追い込み脚質ゆえペース次第の注文がつくが、中央時はダート1800m以上に好走が集中。距離延長を味方に逆転首位まで。
デザートナイトは前走5着は4ヵ月半ぶりの実戦がこたえたため。成績が示すとおり水沢の方が反応がいいが、盛岡も決して苦手ではないはず。ひと叩きされて良化必至。
フォルシュナイトは中央芝3着3回から笠松を経て転入。初戦の姫神賞は芝1000mに戸惑ったが、前走・水沢1600m2着。これで通用のメドが立った。
トチノコンコルドは枠順的にも逃げの手が濃厚。1800mが微妙だが、スローに落とせれば残り目が考えられる。
◎⑤サンシャンペーン
〇⑦エルドリッジ
▲②デザートナイト
△⑥フォルシュナイト
△①リュイールスター
△④トチノコンコルド
<お奨めの1頭>
1R ボーンインメイ
中央時代に条件交流で3着。転入後は重賞へ挑戦して9、6着なら上々。このメンバーなら地力上位は明らかだろう