25日(日)メイン「第45回ビューチフルドリーマーカップ」(水沢1900m)の創設は1975年。サラブレッド牝馬で唯一の特別でスタートし、2000年から重賞へ格上げされた。
2010年から"GRANDAME-JAPAN"古馬シーズンに組み込まれ、地元マイネベリンダが優勝したが、翌年から北海道勢が3連勝。2014年、船橋アスカリーブルが連覇にストップをかけたが、翌年から再び北海道勢が快進撃。ジュエルクイーンの3連覇の偉業を含めて4連勝中。
しかし、今年は北海道からの遠征が1頭もなし。データが崩れたかに見えたが、クレイジーアクセルがしっかり踏襲してくれた。
過去の北海道優勝馬7頭はすべてノースクイーンカップを使っていた。続いてブリーダーズゴールドカップを経て参戦したケースもあるが、ノースクイーンカップは必須。クレイジーアクセルは南関東・大井所属馬だが、ノースクイーンカップを快勝して遠征。鉄板データとなった。
デビュー5戦目に2勝目をマークした時が逃げ切り。これを境に徹底的に逃げ戦法にこだわり、東京湾カップ優勝、関東オークス3着。ダートグレードでもハナを譲らなかった。
現在、"GRANDAME-JAPAN2019"で15ポイント獲得。金沢の読売レディス杯でステップオブダンスが4着。これで5ポイントを稼ぎ、計19ポイント。暫定首位に立ったが、クレイジーアクセルが優勝すれば15ポイントを獲得。ノースクイーンCを合わせて計30ポイントとなり、首位を奪回する。
ここも競りかける馬が不在。クレイジーアクセルは外枠から好ダッシュを決め、そのまま押し切る。
アッキーは中央ダート3勝から昨年12月、南関東へ移籍。エンプレス杯5着、地元オープンで3着3回の実績を誇る。前走はヤマノファイト、センチュリオンの強力牡馬が相手。むしろ3着を確保したことを評価するべきだろう。
ただ3着3回とも51キロと負担重量にも恵まれたのは事実。今回55キロ(3歳馬は2キロ減)の定量戦がどう影響するか。やはり対抗格に落ち着く。
エイシンミノアカは中央芝1勝、ダート1勝。昨年9月、岩手A級、中央1000万下の交流・東京カップけやき賞を快勝し、5ヵ月の休養をはさんで園田へ移籍。六甲盃、サマークイーン賞で3着を確保した。
園田から長距離輸送が課題だが、JRA時代に栗東から盛岡へ移動して完勝なら問題なし。自己能力さえ出し切れれば2着争いは確実。
グレースレジーナは最近、全国で活躍馬を送り込んでいるスマートファルコン産駒。まだ2勝馬だが、前々走・のじぎく賞(園田)では逃げたアヴニールレーヴと2頭で後続を離してハイペースを形成。直線一杯となったが、1番人気リリコの追撃をしのいで2着。敗れて強しの一戦だった。
前走は2ヵ月ぶりの実戦に加えて古馬初挑戦。それを考えれば4着なら健闘の部類だし、ひと叩きされて良化必至。53キロのアドバンテージを生かして上位進出を狙う。
コスモパープルは南関東から転入後、7戦4勝。トライアル・フェアリーカップを強いレースで完勝した。動きをみると明らかに盛岡向きだが、今の勢いで水沢も克服。
アーリーバードはフェアリーカップ完敗3着だったが、勝負どころからの伸びがシャープ。有力馬が早めに動いて前崩れなら台頭の可能性がある。
◎⑨クレイジーアクセル
〇⑧アッキー
▲③エイシンミノアカ
△②グレースレジーナ
△④コスモパープル
△⑦アーリーバード
<お奨めの1頭>
3R ラバーブ
東京ダート1400mで5着を確保し、ここ2戦は先行力もあることを証明。3歳C2編入は明らかに恵まれた