7月18日(月祝)、JpnIII「第20回マーキュリーカップ」と同日、昨年に続いて『ジャパンジョッキーズカップ2016』が実施される。今年は盛岡競馬場開設20周年記念のサブタイトルもついた。
・TEAM JRA
戸崎圭太騎手
ミルコ・デムーロ騎手
川田将雅騎手
内田博幸騎手
・TEAM EAST
五十嵐冬樹騎手(北海道)
真島大輔騎手(大井)
田知弘久騎手(金沢)
岩手選抜騎手(未定)
・TEAM WEST
丸野勝虎騎手(名古屋)
川原正一騎手(園田)
永森大智騎手(高知)
山口勲騎手(佐賀)
以上12名により全3戦の総合ポイントでチーム優勝、個人優勝を争う。第一戦(7R)はダート1200m。第二戦(8R)はダート1600m。第三戦(9R)は芝1700mを舞台に行われる。
昨年はTEAM JRAがチーム優勝を果たし、個人でも戸崎圭太騎手が優秀騎手賞を受賞した。マーキュリーカップともども楽しみにしたい。
3日メインはオープン馬による水沢1400m重賞「第28回栗駒賞」(M3)。ラブバレットが赤松杯2着以来、3ヵ月ぶりに地元岩手で走る。
トウケイニセイ記念優勝後、テンコートレセンで冬場を過ごし、高知・黒船賞から始動。当日は内側の砂が深く、先行馬には苦しい馬場。よりによって3枠に入り、逃げの手に出るしかなかった。
ひとまずラブバレットはマイペースに持ち込んだが、向う正面から後方にいたドリームバレンチノがスパート。これで一気にペースが速くなり、2番手キープしたダノンレジェンドが動くしかなかった。
そのアオリをラブバレットがモロに受け、3コーナーでダノンレジェンドに交わされて失速。2秒2差7着に沈んだ。
続くかきつばた記念(名古屋)でも内の2番枠。好位キープしたが、ノボバカラ、ブルドックボスに交わされて6着。
そして前走、2年連続で挑戦したさきたま杯は6番枠だったが、外からコーリンベリーが2番手に進出。その影響を受けて一度下げざるを得なかったが、3コーナーから追い出すとマズマズの伸びを披露。7着ながら1秒3差にまとめた。
間に赤松杯があったが、この時のナムラタイタンの強さはけた違い。1秒差2着に敗れ、今季未勝利だが、今回はメンバーが大幅に弱化。栗駒賞をキッチリ制し、クラスターカップに向けて好発進を決める。
相手は横一線だが、まずエーシンシャラクをピックアップ。ここ2戦は1000mの先行競馬に泣いて3、4着に敗れたが、今度は過去8勝マークの1400m戦。反撃の条件はそろった。
サカジロヴィグラスは早池峰スーパースプリントで逃げたエゴイストを直線で交わして完勝。待望のタイトルを獲得した。距離1400mも守備範囲だし、揉まれない外枠も好材料となる。
アルベルティは転入初戦の早池峰SS6着。明らかに前が止まらない1000m戦にとまどった印象。中央3勝をダート1200m、1400mで上げ、距離延長は望むところ。最大の惑星馬だろう。
スフィンクスも1400mがベスト条件。昨年11月に実施した栗駒賞で目が覚めるような末脚を披露。高配当を演出した。ハイペースで一気台頭まで。
あとは前崩れになった際にローレルイニシオが浮上の可能性が若干あるかも。
◎③ラブバレット
〇①エーシンシャラク
▲⑩サカジロヴィグラス
△④アルベルティ
△⑦スフィンクス
△⑧ローレルイニシオ
<お奨めの1頭>
9R ゼロワンシンジロー
輸送でアクシデントが発生して前々走、出走取消し。その借りを返すべく必勝態勢で臨んだ前走だったが、2着止まり。連闘は雪辱に燃えている証拠だ