16日メインはB2「オクトーバーカップ」。距離1800mが各馬にどう影響するかが最大焦点となるだろうが、それでもラブルビーの中心は動かない。
中央未勝利から昨年9月に岩手転入。2勝をマークし再び中央入りしたが、壁が厚く今年7月に再転入。最下級C2スタートにも恵まれて連戦連勝。ほぼパーフェクト内容で圧巻の8連勝をマークした。管理するのは今年開業した関本浩司調教師。不安だったのはむしろ前走だったそうで、距離延長とB2昇級が気がかりだった。
しかし、まったくの杞憂に終わった。好位3番手でピッタリと折り合いがつき、直線アッサリ抜け出して4馬身差。B2卒業もいずれ時間の問題となった。それゆえ関本調教師は強気のコメント。ケイジーウィザードと同厩舎1、2を決めたいと語った。
ただ1800mのスタート地点はゴール手前200m。これまで向正面からの発走でコーナーが2つだけ。今回はコーナーを4つ回るとき、掛かってしまうシーンがあるかもしれない。他の陣営がつけ入る余地はそこにあるが、それでもラブルビーの絶対能力が上と見るのが妥当だろう。
相手はケイジーウィザード、モエレアンドロメダにするか迷ったが、ケイジーウィザードを上位に採った。
前走・神無月賞は7着に終わったが、芝1000mの超ハイペースにとまどい、エンジンがかかる前に終わった印象。それでも自身は上がり35秒7の脚を使っており、悲観材料にはまったくならない。
盛岡ダート1800mは2度走って4着が最高と馬券対象になっていないが、A級当時のデータ。B2ならおつりは十分にくる。厩舎どんぶりが濃厚か。
モエレアンドロメダも今季絶好調を誇っている。着外に沈んだのは適性のない芝2戦のみ。ダートではすべて入着を果たし、11戦5勝2着3回3着2回。抜群の安定感を誇っている。
また同条件で1勝2着1回の実績を考えるとケイジーウィザードより上だが、一方で詰めが甘くなることも少なくない。ラブルビーが早めに交わしに行くと厳しい展開を強いられる。
コアレスミューズはマイル3勝マークだが、距離が伸びれば伸びた方が本領を発揮する。前走も調子一息と伝えられていたが、2番手追走から粘って2着確保。バテ知らずがセールスポイントだ。
あとは前走の騎手ハンデ戦で、インの経済コースを回って2着連対したエプソムスタウトも侮れない。今回も同様に内枠を引き当て、うまく流れに乗れればおもしろい。
他にも古豪健在、一戦置きに好、凡走を繰り返しているヤマニンエグザルト、快調教をこなしたエアダーミも怖いが、これだと手を広げすぎか。
◎(10)ラブルビー
○(1)ケイジーウィザード
▲(8)モエレアンドロメダ
△(5)コアレスミューズ
△(4)エプソムスタウト
3連単は10を1着固定に1、8、5を厚めに。あとは4、9を押さえ
馬複は 1-10、8-10、5-10、4-10
<お奨めの1頭>
5R ホッコーレインボー
前走で両目を開けて完全に軌道に乗った。1400mへ距離延長でも追いかける手