明日、盛岡芝1600mを舞台に2歳芝・交流重賞「テシオ杯ジュニアグランプリ」が行われる。現時点(17日現在)の出走申し込み頭数は9頭。残念ながらフルゲートにならなさそうだが、メンバーは非常に豪華。ハイレベルな戦いが期待できる。
北海道からスカイキングラブ、スクランブルエッグが参戦。迎え撃つ岩手勢は若鮎賞(トライアル)を含め、芝で2戦2勝シーグランディ。芝ダートで2戦とも圧勝ベストマイヒーロー。そしてビギナーズカップ(水沢1400m)を完勝リュウノフラッシュ。
今年の岩手は例年以上のレベルともっぱらの評判。テシオではジュニアグランプリ開催を記念し、盛岡競馬場で『優勝馬当てクイズ』を実施。的中した方の中から抽選でドリームチケット5000円分を2口、妖怪セミナーin遠野(9月25、26日)の通し券をペア5組にプレゼントする。また特別な隠し玉も用意していますので、19日は是非、盛岡競馬場へお越しください。
18日(土)メインはB1級三組「盛岡十和田号運航開始レース」(盛岡ダート1600m)。2ヶ月近くレース間隔が開いたが、スクリームイーグルが主役を演じる。
スクリームイーグルは中央1勝500万下から転入。初戦の騎手ハンデ戦(B2)で57キロのトップハンデを背負いながら、アッサリ逃げ切り圧勝。底力の違いを見せつけた。続いてB1昇級戦でも好位抜け出しを決め、2連勝マーク。盛岡に替わった前走、ポアントゥブルボンに敗れ連勝はストップしたが、ハナ差の惜しい2着。負けてなお強しのレース内容だった。
その後、脚部不安が発生したため3開催休養。今回は7月24日以来の実戦が不安だが、デビュー2戦目の勝利も6ヶ月ぶりでマーク。久々を苦にするタイプではないと見てもいいだろう。
逆転候補はスウィープザボード、モエレアンドロメダの2頭。スウィープザボードは今年9歳ながら無類の堅実さを発揮。今季着外に沈んだのはわずか一度のみと安定度抜群。ただ、気になるのはかつての破壊力に陰りが見え始め、1勝のみに止まっている点。しかし、その1勝は今回と同じ前々走、盛岡ダ1600mであげ、条件が合うのは間違いないところ。走破タイム1分39秒3も優秀だ。
モエレアンドロメダは昨年の勢いが感じられず、入着止まりを繰り返しているが、こちらも唯一の1勝が4走前、盛岡ダ1600m戦。このときは4番手の積極策に出て、3角で2番手に進出。直線で早め抜け出し、前記スウィープザボードの追撃を半馬身差押さえて快勝した。この1勝を含め、盛岡ダ1600m<2.2.1.1>。条件ベストと見ていいだろう。
タニノレジェンドは近走伸び悩み気味だが、前々走は早め追走がたたって末をなくして6着。前走はじっくり待機策に転じたが、スローに泣いて4着。流れも合わなかったのも事実。反撃の余地は十分にある。
エアダーミも怖い存在だ。こちらも今季1勝は5月、盛岡マイル戦でマーク。その後は精彩を欠いていたが、前走2着で復調のメドが立った。あとは成績安定しないが、格最上位ダンディキングもノーマークにできない。
◎(8)スクリームイーグル
○(6)スウィープザボード
▲(9)モエレアンドロメダ
△(4)タニノレジェンド
△(3)エアダーミ
△(5)ダンディキング
3連単は8、6、9のボックスが本線。あとは4、3、5も怖く、こちらから入る手も十分
馬複は 6-8、8-9、4-8、3-8
<お奨めの1頭>
9レース サクラアーバン
B・ドリーマーカップは全国の強豪相手で7着も仕方なし。自己の条件B2に戻れば底力が違いすぎる