16日(月)、盛岡ダート1200mを舞台に行われる「第15回クラスターカップ」(JpnⅢ)の枠順が確定した。
①エイシンイッテン(笠松)
②トーホウライデン(岩手)
③タマモホットプレイ(JRA)
④エイシンヴァイデン(笠松)
⑤ベルモントギルダー(岩手)
⑥ファンドリコンドル(高知)
⑦メイショウバトラー(JRA)
⑧ナカヤマパラダイス(大井)
⑨ミリオンディスク(JRA)
⑩サマーウインド(JRA)
⑪ガブリン(JRA)
⑫トウホクビジン(笠松)
奇しくも人気を分け合う⑨ミリオンディスク、⑩サマーウインドは同じ7枠からのスタート。直接対決は一度あり、今年1月の根岸S。この時はサマーウインドは2着、ミリオンディスクは6着だったが、その差はわずか0・1秒。
ミリオンディスクは北海道SCレコード勝ちの箔をつけて臨み、両馬の実力はまったく五分と見て間違いない。果たしてどちらに軍配が上がるのか。この雌雄対決は見ものだ。
15日(日)メインは地方競馬全国交流・OROカップへの道「桂樹杯」(盛岡芝1600m)、12頭立て。活きのいい4歳馬4頭が挑戦状を叩きつけ、先輩たちも芝を待っていた強豪がズラリ。非常に興味深い一戦となった。
ここまで芝巧者がそろうと目移りしてしまうが、迷ったら格を重視。主軸にアポロノサトリを指名する。
中央芝1400mで4勝、芝1200mで1勝。3歳時にはNHKマイルカップへも駒を進め、ロジックの0・5秒差4着。その後、障害1勝から大井3戦0勝を経て岩手入り。初戦の水沢1800m戦で4着、芝2400m・桂樹杯5着。
ちょっと物足りない内容だったが、前走・盛岡ダート1600m戦で直線鮮やかに抜け出して快勝。移籍5戦目で待望の白星を飾った。
「芝を狙って転入」と田村光則調教師が語っていたとおり、今回の桂樹杯に照準ピタリ。桂樹杯は2400mの距離が長すぎるのを承知の上、盛岡芝が合うかを確かめる意味で出走させた。
現在、盛岡ターフ王ボスアミーゴは脚部不安のために休養中。ひとまずOROカップに間に合わせようと態勢を整えているところだが、ここでアポロノサトリが勝つようだと最も脅威的な存在にもなる。
逆転筆頭はマルブツコンバット。奥手血統だったのだろう。初勝利まで11戦を要し、その後も好、凡走を繰り返していたが、今年ついに本格化。4走前の水沢1600m戦を快勝し、前走の芝で2勝目マークした。
サッカーボーイは盛岡芝との相性がいいが、マルブツコンバットもその典型。前々走のFM岩手杯は得意の芝だったが、距離1000mが短すぎて脚を余して6着。しかし、それ以外はJRA条件交流でタイム差なし2着、前回快勝と芝で決め手が冴え渡っている。
ジョウテンロマンは転入後1勝のみながら、みちのく大賞典以外は好走の連続。盛岡芝は今度が初めてだが、中央3勝のうち1勝は芝1800mでマークと適性はまったく不安はない。伏兵ぶりを存分に発揮するか。
エアムートンは昨年のオープン芝1000m・きんもくせい賞を快勝。また前走、マルブツコンバットにタイム差なし2着。復帰は遅れたが、その挽回に意欲満々だ。
盛岡芝はすべて3着以上ドリームスナイパーも侮れない。前走・せきれい賞(芝2400m)でも直線で鋭く伸びて2着を確保。自慢の末脚が爆発するか注目。
あとは穴を開けるので定評がある菅原俊吏騎手が騎乗センリグランピーも侮れず、白熱戦が必至となった。
◎(1)アポロノサトリ
○(8)マルブツコンバット
▲(2)ジョウテンロマン
△(6)エアムートン
△(11)ドリームスナイパー
△(7)センリグランピー
3連単は1、8の1、2着折り返しから2、6、11、7へ3着流し
馬複は 1-8、1-2、1-6、1-11
<お奨めの1頭>
11レース バラディー
中央再挑戦は厳しい結果に終わったが、再転入後も1勝2着2回。抜群の安定感を誇っている。ここでは前走タイムが抜けており、勝機がっちりとつかむ