26日(土)メイン10レースはC1級馬による盛岡芝1600m戦「南昌山賞」、12頭立て。当然のことだが、近走成績はもちろんのこと芝適性が大きく勝敗を左右する。
その2つの条件を満たすジーアイジェーンが主軸。中央3歳未勝利から転入し、目下2連勝中。レースセンスもすばらしく、好位キープから抜け出しの理想的な勝ち方でC1ではどうやら役者が違うようだ。
芝適性も問題ないどころか、むしろ歓迎。デビュー戦は08年7月、JRA福島2歳新馬(芝1200m)で0・2秒差3着に食い込んだが、そのときの1着馬はご存知ダノンベルベール。ただ、以降は精彩を欠いて今年8月、岩手へ新天地を求めてきた。
改めて岩手2連勝も納得のいく結果で馬体重も420キロ台をキープ。秘めた素質が全面開花することを期待したい。
逆転筆頭はユメノツヅキヲ。今年4月、園田A3から転入。移籍3戦目に2着確保したが、順調さも欠いて5月下旬から2ヶ月半ほど休養し、復帰後は徐々に体調を回復させて前走は0・7秒差4着。
この成績だけでは強調材料に乏しい印象を受けるが、中央時代の1勝は芝1600m(東京)でマークし、2着1回も同じマイル芝(中山)と今回は待ちに待った条件。芝適性を前面に岩手初勝利を狙っている。
盛岡芝の実績に限ればマイネピルエットがメンバー中一番。これまで<5.2.2.6>と抜群の安定感を誇っている。ただ、今季は年齢的な衰えを隠せないのか得意の芝でも6、3着ともう一つの結果。適性でどこまで巻き返しなるか。
グリーントマトはなかなか本来のシャープさを取り戻せず、昨年8月からずっと未勝利が続いていたが、4走前に久しぶりに1着。また前走も2着を確保し、ようやくスランプから脱出した。
3歳当時、芝を舞台にアッと言わせる末脚で周囲の度肝を抜かせた逸材。追い込み脚質ゆえ展開に注文がつくが、ツボにはまれば一気台頭まである。
以下、オンワードスペル、マイネクリスティナが連下押さえ。
◎?ジーアイジェーン
○?ユメノツヅキヲ
▲?マイネピルエット
△?グリーントマト
△?オンワードスペル
△?マイネクリスティナ
3連単は7、3の1、2着折り返しから11、2流しが本線。あとは12、9を3着押さえ
馬複は3−7、7−11、2−7、7−12
<お奨めの1頭>
7レース マイネルジーク
古馬C2でアッサリ2連勝をマークし、3歳馬が躍進一途。C1昇級も問題にしない