いよいよこの月曜日で今年の盛岡開催が終了。8開催、のべ48日間にわたって行われた・・・と書いてみて「あ、48日しかなかったんだ」と思ってみたり。
前は11月一杯盛岡で、11月23日のダービーGPが雪で延期になった事を覚えている方もいらっしゃるでしょう(98年だから、もう10年前ですねえ)。その頃は水沢に移るのが12月、いかにも“冬開催”だなと感じたものです。
旧盛岡競馬場の頃に遡ると、今と同じく10月下旬か11月上旬までが盛岡で・・・、というパターンが多かったようです。ただ、昔は開催期間自体が短く、11月一杯か遅くとも12月半ばで開催終了。冬の水沢は長くても1ヶ月半くらいでした。
昔は雪が多かったですからね。最近は雪を見ないままに年を越す事も珍しくなくなりました。そのうち通年開催になったりして・・・。
先週はコースをほぼ2周するレース。今週は一転して半周ちょっとの戦いです。あちらは2分40秒台の決着、こちらは1分少々。天皇賞(春)の翌週に高松宮記念をやるような感じですよね。瞬きする間もない戦い(ちょっと大げさ?)ですのでお見逃しなく!
ここは(6)トキオパーフェクトを信頼しましょう。9月29日に行われた同条件の八幡平賞を全盛期を思わせる走りで圧勝。再び同条件となればここも・・・という期待がかかります。 今回は同型が増えた分、展開はきつくなるだろうし、“もし流れに乗れなければ”という不安が増えたかもしれません。とはいえ、あのペースで逃げながら息を入れる、という芸当は並の逃げ馬に出来る事ではありません。また、日曜は雨、月曜も雨で軽いコース状態必至となればこの馬にプラスの材料です。
対抗は(10)ジェドバトラー。前走で勝ったのはマイル戦ですが、以前岩手にいた時の印象からは明らかにスプリンター。昨年の岩鷲賞で1200mを1分13秒6なら1000mも決して短すぎる事はないはずです。状態も良くなっており逆転候補筆頭。
(5)トーセンコマチは前回の1000m八幡平賞で3着。とはいえタイム差は0.9秒あってあまり強気にはなれませんが、距離2度目で慣れてくればもっと積極的に動く事も可能。
ぜひ押さえたいのが(4)ジャッキードリーム。長い距離で我慢しながら行くタイプではない印象の馬、今まで一番強い勝ち方をしているのが1200mだし、流れに乗りさえすれば上位争い可能。
(7)ムーンロードは最近不振ですが、父ウイニングチケットという血統は意外にスプリンターの素質が高いもの。この距離で変身あるかも。
●買い目
馬単(6)=(10)、(6)=(5)、(10)=(5)、(6)→(4)、(6)→(7)
◆お奨めこの一頭
10R:コスモスパーブ
確勝を期しての乗り替わり。今シーズン盛岡ラストのレースをこの馬が締める。