4日(日)メインはB2級「第34回メイカップ」(水沢1600m)、10頭立て。前日の猊鼻渓賞と同じく好調メンバーがそろったが、軸はマイネルイディオスですんなり決まった。
中央1勝後、昨年7月に名古屋へトレードされて5勝マーク。着外はわずか2度と抜群の堅実さを誇っていたが、それは岩手でも継続。目下7戦連続で連対を果たし、しかも現在3連勝中と勢いは止まるどころか、さらに上昇気流に乗っている。
岩手初戦は中団キープからアッサリ直線抜け出して2着に0・5秒差。2戦目・卯月賞はハイペースの流れをジックリ後方で待機し、向正面から徐々にスパート。4コーナーでは先陣を射程圏に入れてゴール前でキッチリ差し切って快勝した。
なおかつ今回は先に行きたい馬がずらりと並び、展開まで味方。よほどスローに落とされない限り自力で動けるだろうし、ほぼ死角なしの本命と言っても差し支えない。
ただ、2着争いが混戦だ。ペースが落ち着けばサイレントカイザーに有利だが、逆に流れが速くなれば前回のレースぶりからトーヨーハヤテが有利となる。
展開はずばりハイペースなると判断し、トーヨーハヤテを相手筆頭に指名する。中央1勝、北海道2勝から南関東3戦0勝2着1回の成績で今年3月に転入。初戦を2着にまとめ、2戦目は人気を集めたが、スローに落とされて追い込み届かず3着。しかし前回は豪快な末脚が爆発、待望の白星をマークした。
トーヨーハヤテの持ち味はいい脚を長く使えること。距離がマイルに短縮されたが、総じてゆったりペースとなる1800mよりむしろ合うはずだ。
サイレントカイザーはデビューから4連勝を飾り、一躍注目の的となったが、3歳特別・七時雨賞6着後に脚部不安が発生。約6ヶ月の休養を余儀なくされ、クラシックシーズンを棒に振ってしまった。11月にひとまず復帰を果たしたものの、本来の動きを取り戻すのにちょっと時間がかかったが、12月31日の白星でようやく吹っ切れた。
父は岩手が生んだG?ホース・トーホウエンペラー。それゆえサイレントカイザーに期待するファンは非常に多く、今年こそ飛躍の1年としたい。
他にも伏兵が散在だ。エイシンガッサンは昨年スランプが続いたが、B2降格で常に勝ち負けを演じ、堅実な差し脚が武器。ベルモントシーザーも同様だったが、A1からB2降格初戦をアッサリ逃げ切ったし、4ヶ月ぶりを叩かれて気配アップ間違いなしマイネルスペランザも侮り難い。
◎ ?マイネルイディオス
○ ?トーヨーハヤテ
▲ ?サイレントカイザー
△ ?エイシンガッサン
△ ?ベルモントシーザー
△ ?マイネルスペランザ
3連単は3を1着固定に1、4の折り返しが本線。あとは9、6、8押さえ
馬複は1−3、3−4、3−9、3−6
<お奨めの1頭>
11レース マイネルティーダ
時に詰めの甘さを出して3着に敗れるケースもあるが、とにかく堅実無比。昇級戦もこの馬には関係なし