松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
この日曜日、5Rで菅原俊吏騎手がデビューしました。“デビュー”と書いたからには新人騎手なのですが、出馬表を見ても彼には減量マークが付いていません。他地区からの移籍でもありません。彼はオーストラリアで騎乗した経験を持つ“ベテラン”新人騎手なのです。
菅原俊吏騎手は03年11月〜04年4月までの間、オーストラリア・ゴールドコーストを中心に騎乗して通算24勝を挙げました。その後日本に戻って厩務員を務めながら改めて騎手を目指し、今年1月1日付でついに念願の日本の騎手免許を手にしました。
今回の“デビュー戦”は「しばらく実戦から遠ざかっていたのでカンが戻っていませんでした」と語った俊吏騎手ですが、レース運びはやはり実戦経験を持つだけの事はあると思わせるものでした。日本での初勝利、そう遠くないように思えます。
◇お奨めこの1頭
1R・ノボトゥーリオ
転入2戦を2着・2着。しかしこれは相手が強すぎただけでこの馬の能力も相当なもの。馬体重が絞れていればだまって頭。
8R・ベリーメリーホーク
前走は3着でしたが、休み明けながらまずまずの仕上がりが目に付きました。鞍上替わって人気にはなるでしょうが、必ず押さえておきたいところ。