今週は11月3日(金)から5日(日)までの変則開催となり、今シーズンの盛岡競馬もこれですべて終了する(次週から水沢競馬)。3日メインはA2級馬によるマイル特別「第7回秋嶺賞」(盛岡ダート1600m)、11頭立て。このレースの1着馬には12月3日、水沢1600mを舞台に行われるオープン特別・第16回白嶺賞への優先出走権が与えられる。
主軸はゲイリーエクシードで動かないだろう。昨年10月、中央ダート5勝オープンから転入して2勝マークし、重賞・北上川大賞典でも4着。冬期間は佐賀で4戦使って4月から再び岩手入り。格付け賞金の関係でA2級へ編入と恵まれたスタートを切り、これまで10戦5勝2着4回3着1回と抜群の連対率を誇っている。
前回・赤松杯ではA2格下からの挑戦だったが、岩手オープン馬を相手にブラーボウッズの0・1秒差2着。自慢の末脚が冴え渡った一戦となった。
このゲイリーエクシードは芦毛といっても白馬に近く、一際目立つ白い馬体の持ち主で遠目にもどこを走っているのかがはっきり。おそらく今回も後方待機策から3コーナースパートをかけると思うが、生でも画面越しでも躍動する白い馬体に注目して欲しい。
相手筆頭格にサンシャインヘイロを指名する。前走・白神賞は久々の短距離戦(盛岡ダート1200m)で追走にてこずり5着確保するので一杯。持ち前の破壊力を発揮できずに終わった。しかし今回は守備範囲のマイル戦に加え、盛岡ダート1600mは2戦1勝2着1回と連対パーフェクトの実績。
白神賞以前のレースでも前がふさがる不利が多々見られたし、スタートで後手を踏んで取りこぼすケースが多かったが、今度こそこれまでのうっ憤を一気に晴らして欲しいところだ。
サージェリーも首位圏内に位置する。前回はゲイリーエクシードと同様、A2から赤松杯に挑戦。さすがにメンバーが強く、いつものまくり脚が見られず8着だったが、タイム差は0・7秒と勝ち馬から1秒以内にはまとめた。
3走前の岩手日報杯では、今回も人気の中心となるゲイリーエクシードを切って捨てて見事1着。また、続くM&Kジョッキーシリーズ第一戦では出遅れを喫しながら、前記ゲイリーエクシードに0・1秒差2着と一進一退の攻防を演じており、前走の雪辱を期待したいところだ。
逃げの手に出るのは快速チェリーフォティだが、すんなり2番手の競馬ができるのがメタモルキングだろう。前走は鮮やかな逃げ切りを決めて快勝し、前々走も逃げ粘って3着と充実ぶりが目を引く。もちろん控えるレースも可能で、有力馬に差しタイプが多い今回、カギを握る1頭となりそうだ。
他では3歳牝馬ゴールデンパンジーも前回・白神賞(ダート1200m)で0・3秒差4着に食い込み、ここも軽視はできない。
3連単は7を1着固定に8、5を2、3着折り返しと3頭ボックス。そして4、2を3着押さえ
馬複は7−8、5−7、4−8、5−8
<お奨めの1頭>
5レース トミケンアプローズ
前回は2ヶ月ぶりの実戦で最後は伸びきれず3着に敗れたが、一度叩かれた今回はきっちり白星飾る