オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。 仲田恵一朗が混戦を制して久々V!
まずは10線最内の横田が0ハンの北渡瀬を叩き、いきなり先頭を走る展開になった。1周を回る頃には大月が2番手に立ったが、仲田がまくって2番手に立つと、返す刀で先頭を走る横田まで差した。そこから仲田はペースを上げて走っていた。試走一番時計の早川は道中で田村の抵抗にあい、なかなか車を押し上げられないでいた。4周を回る頃にようやく同ハンとの競り合いに勝ち、青旗で大月を交わし2番手までいけた。最後はゴール前のチョイ差しを狙ったが、僅かに仲田が振り切って優勝を決めた。
仲田は2023年11月以来となる自身5度目のV。優勝からはやや遠ざかっていたが、今年に入ってからはエンジンが安定しており大きな着を取ることは少なかった。本人のポテンシャルは元々高いので、今のエンジン状態を持続できれば好成績でまとめられ続けるだろう。
笠木美孝が久々に優勝を決めるか!
0ハン両者のスタート争いは野田が有力。独走力があるのは石田の方で、もしも石田が先行なら20線勢は苦しい展開になる。その20線は最内の笠木が先行か。鈴木宏はスタート力あるが、内枠勢の顔ぶれ的にカマシ切るまでは厳しそう。笠木は準決で素晴らしい上がりタイムをマークしており、0ハン両者をすんなり交わすようなら外枠勢を振り切れる。
相手候補は鈴木宏。スタートで内枠勢を全て置いて出ることはできなくても、何車か包んでいくことは十分可能。レース序盤で好位置に付けそうで、笠木が抜け出す前に交わせれば優勝できる。伊藤信は優勝するとなるとトップスタートが条件。木村武はレース運びが巧く、中盤から後半にかけて車を押し上げる。石田は野田に先行するようだと大逃げありそうだ。
◎ 3 笠木美孝
○ 7 鈴木宏和
△ 5 伊藤信夫
△ 6 木村武之
▲ 2 石田啓貴
おすすめの買い目
3-2567-2567
穴なら 石田の大逃げ
2-3567
早川清太郎のパワーが断トツだ
去年は優勝1度にとどまった早川清太郎が今年すでに優勝2度。そして今回は3度目のVが最有力とみる。長距離でも突っ込める機力と、差したあと流れず綺麗に回れる操縦テクニックは、このメンバーでは抜きん出ている。
速攻から独走した準決勝戦のタイムも優秀な仲田恵一朗が相手候補。伊藤正真も他者に突っ張られず進めるようなら高いスピードを発揮できる。エンジンを乗り換えた今節2連勝の大月渉は準決勝戦の本走タイムは他者より見劣るが、今回は内から捌いて行けるレース足が良い。今年2月ぶりに本走3.3秒台で走った横田翔紀が10線の最内枠という好位置から先に抜け出すシーンもありそう。
◎ 8 早川清太郎
○ 3 仲田恵一朗
△ 7 伊藤正真
▲ 4 大月渉
穴 2 横田翔紀
おすすめの買い目
8-3=742
穴なら
2=8-734
文/鈴木
雨の中を華麗に泳いでウミヘビ大木光がV獲る!
降り続く雨がナイターの光を乱反射させ全体的に霧がかかってるような優勝戦。試走3.62で佐藤励と人気を分けあったのが大木光。3連単4-7-6と4-6-7は同じオッズ。2連単は4-7、4-6、7-4と続く。
1周回る間に大木は30mから先行して先頭へ抜け出してしまった。対する佐藤励は永井大介の後ろで車を進められない。大木は内線をなぞるように安定したコース取りで後続に大差を付けてゴール。結局、佐藤励は永井に離されてしまい、山田達也がインから圧をかけてきたが微差で3着。
見事、人気に応えた大木は今年1月24日のナイトレースで優勝して以来(この時も濡れ走路)自身9度目となるV。このあとは18日からの川口デイレースを経て今月末の地元SG《第44回オールスター》へ出場する予定。
鈴木圭一郎が大会連覇を果たした

準決勝戦で優秀な本走タイムを計時した鈴木圭一郎が決勝戦の試走タイムも8車中トップで1番人気。スタートは6~7番手になったが、最大のライバルである青山周平よりは先行し、結局ゴールまで1度も前へ出させなかった。というより8周回の道中2車身以内に近づけさせなかった。

序盤の展開は、松尾彩を捲った佐藤摩弥が主導権。篠原睦と有吉辰也が2・3番手へ上がったのも束の間、2周回目に鈴木圭がズバズバとこの飯塚2名を捌くと、すかさず3周回1コーナーで佐藤摩を差して早くも先頭へ。
青山周もレース終盤に差しかかる頃に2番手まで浮上したが、今回は鈴木圭のスピードが上回っていて、差を縮めることはできなかった。

鈴木圭は昨年の『SGスーパースター王座決定戦』以来となる通算84度目、2025年の初優勝。令和グランドチャンピオンカップは昨年に続く2連覇で、通算では42度目のグレード制覇となった。
次節は、今月下旬の川口ナイター『SGオールスター』へ5度目の優勝をめざして直行予定。
文/鈴木