オートレース界のツートップが参戦!
飯塚オートでGIIオートレースメモリアルが開催される。前回の第1回大会は浜松オートで行われ、川口の加賀谷建明が優勝していた。その加賀谷は今回も参戦するが、エンジンは日替わり状態。連覇もなくはないが、オート界のトップ1、2が参戦するし、地元飯塚勢も好調者が多い。シリーズを展望していく。
現在のオート界を引っ張るのは鈴木圭一郎と青山周平の両者。どちらも近況は好調そのもの。鈴木圭は8月のSG以来のレースとなった前走の浜松GIIで優勝。初日は3着だったが、そこからは4連勝でタイトルを勝ち取ってみせた。青山は前走の地元で優勝していたし、その前の特別GIプレミアムカップでも、更にはその前の伊勢崎GIでも優勝していた。現在3節連続優勝中。この両者が優勝争いの主役を演じる。
今回の地元飯塚S級は層が厚く、また好調な選手が多い。有吉辰也は前走のミッドナイトで優勝。エンジンは高いレベルで保てている。その優勝戦には中村杏亮、長田稚也、岩見貴史も乗っていた。中村杏は準優勝だった。初日には試走27が出ていたように、スピードを発揮できるエンジン状態にある。長田稚は優勝戦で3着。初日の試走タイムは28で、中村杏に負けない仕上がりになっている。岩見は優勝戦で6着だったが、現在は4節連続で優出中。その中には優勝もあるようにエンジンは安定している。
浜松のGIIで優出していたのは浦田信輔。優勝戦ではフライング、更に8着と良いところがなかったが、これが今年の記念初優出。苦しかった分までこれから取り戻したい。篠原睦、滝下隼平といったあたりもエンジン自体は十分な状態だ。
10月4日に行われた川口一般開催の優勝戦で勝利を収めていたのは平田雅崇。重走路の優勝戦で鮮やかな速攻を決めていた。良走路の予選道中も動きは悪くなく、この好調の流れを保ちたいところ。その優勝戦には松尾啓史と佐々木啓も乗っていた。松尾啓は3着、佐々木は5着。ただ、どちらもその前まではイマイチな状態が続いていたので、これをきっかけに良い流れに乗りたい。
金子大輔は浜松GIIで準優勝しての参戦。優勝戦では鈴木圭に屈してしまったが、レース道中の捌きは冴えていたし、車の進み方も良かった。浜野淳は復調の兆しが出ている。佐藤摩弥はエンジンひと息だが、良くなれば猛ダッシュからの速攻に期待できる。
※10月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
金子 大輔〔浜松 S-3(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-8(25期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-14(33期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-16(26期)〕
長田 稚也〔飯塚 S-17(34期)〕