今度はナイターの時間帯でレースを楽しめる!
川口オートは10日に昼間の開催が終わったばかりだが、今度は5日間のナイトレースが行われる。連続で参戦する選手も多いが、他の開催からの転戦になる選手もいる。好調の選手を挙げていく。
S級は3人参戦予定。加賀谷建明はおおむねエンジン良好。ここ2節は地元で走っているが、その両方で優出。優勝とまではいっていないが、スピードは十分で予選準決などは軽快な走りを見せている。今回はナイターの時間帯になるが、エンジン自体は安定しているので問題ないだろう。同じく前回川口の優勝戦に乗っていたのは大木光。結果は6着だったが、準決などでは鋭い突っ込みを見せていた。今年は初頭に連続優出していたが、そこから優勝戦とは遠ざかっていた。前回の優出で再び勢いに乗りたいところ。永井大介は前走が浜松GIIだった。2日目に珍しく反則妨害をしてしまい失権。しかし、初日は白星を挙げたし、3日目以降も1着を2本取っていたのでエンジン面は悪くない。
A級では高塚義明が好調。前走は川口ナイトレースだったが、ここでは見事に優勝を決めた。優勝戦は重走路で先行逃げ切り。準決は良走路できっちり1着を取っていた。その時は最重ハンの20M前だったが、今回はハンデの変動があるのかどうか。10M重くなると、レース展開はだいぶ変わってくる。相馬康夫は前走が昼間の川口。ここでは優勝戦まで進み3着だった。準決では青山周平を振り切ったように、持ち味のスピードを遺憾なく発揮していた。レース序盤の展開作りさえしっかりいけば、快速を披露できるエンジン状態だ。
前々走で準優勝した早船歩は、前走でも準決以外の4走はオール連対。エンジンを高い位置で保てているし、スタートも切れている。阿部剛士もエンジンは好位置で安定。最重ハンからのレースを強いられ、勝ち切るまではいかないことが多いが、好エンジンを駆って車券の対象になれる。2級車ではあるが佐藤励は大物感を漂わせている。ハンデ的に厳しい位置からの競争が多いが、スピードに乗った捲りを決めて上位進出ができている。
その佐藤励の同期で伊勢崎の菅野仁翔は、走りがだいぶ良くなってきた。前走も川口だったが、5走して3回の車券絡み。今はまだ最重ハンの40M前に置かれているので、レース序盤から独走になることが多い。ペースを上げやすいので、強豪相手でも連に絡めるケースが多い。他に伊勢崎勢では鈴木聡太、田中哲などかエンジン好調。
※4月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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加賀谷 建明〔川口 S-3(27期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
大木 光〔川口 S-39(28期)〕
阿部 剛士〔川口 A-11(27期)〕
佐藤 励〔川口 A-45(35期)〕
早船 歩〔川口 A-61(27期)〕
高塚 義明〔川口 A-128(29期)〕
相馬 康夫〔川口 A-198(25期)〕
勢いある選手が多く参戦し、シリーズは自然と盛り上がる!
山陽オート4月の恒例GI・令和グランドチャンピオンカップが今年も始まる。各地から強豪が集結し、その技量を競い合う。どのようなシリーズになるのか。地区別に有力選手を挙げていく。
まずは地元山陽勢から。ランクトップは松尾啓史。前走の浜松GIIでは2日目までは良かったが、3日目からは成績が下降気味。ただし、エンジン自体はまずまずの感じだったので、今回を迎えるにあたってそこまで不安要素は多くないか。調子が良いのは丹村飛竜。前走の山陽で優勝を決めていた。シリーズ中は全4走してオール連対。その前の川口でも優出していたし、エンジンは高いレベルにある。長田恭徳は前走の準決こそ5着だったが、それ以外の3走はオール連対。その前の飯塚では優出していたように、エンジン的には戦える状態にある。巧腕・岡部聡もエンジン状態はそこそこ。今期からS級に復帰した岩崎亮一にも注目だ。
好調者が多いのは川口勢。黒川京介は前走の浜松GIIで、初日からオール1着の完全優勝を決めていた。スタートが良く切れていたし、独走時のスピードも豊かだった。この勢いがあれば記念連続優勝も十分あり得る。同じ優勝戦には若井友和も乗っていた。若井は5着だったが、その前の地元でも優出。更にその前の山陽プレミアムカップでも優出しており、優出が続いている。山陽走路との相性も問題ない。ランク的には中村雅人が上位。前走のプレミアムカップでは成績が散発傾向だったが、そこまでエンジンは崩れていないか。当大会の前年度覇者は平田雅崇。前走の浜松GIIでは初日から連勝。準決は3着だったが、エンジン的には悪くなさそうなので、昨年に続いて連覇を狙ってくる。
飯塚勢も好調者が多い。荒尾聡は前走の山陽プレミアムカップで優勝。優勝戦は重走路だったが、見事な速攻を決めてみせた。準決の良走路も好スタートから青山周平を封じ切っての白星。一気に状態を上向かせてきた。中村杏亮は前走の地元で完全優勝。優勝戦は試走27の上がり363。スピード面にかなり磨きがかかっているし、スタートの切れも良くなっている。GIIは2回の優勝があるが、そろそろGIを獲ってもおかしくない。岩見貴史は連続優出中。直近の優勝戦は中村杏に負けたが、予選準決は1着で通過していた。武器の速攻は変わらずで、切れは抜群だ。森本優佑、鐘ヶ江将平といったあたりもエンジンはまずまず。
浜松勢は佐藤貴也がランクトップ。前走の浜松GIIでは初日から4連勝で優出。完全優勝がかかっていたが、先行した黒川を最後まで攻略できず2着入線の準優勝だった。勝ち切れなかった点は本人も悔しいところだろうが、成績としては十分。今回、黒川と対戦する場面があればリベンジを果たしたい。伊藤信夫はGIIの準決だけ7着と良くなかったが、それ以外のレースでは悪い動きではなかった。笠木美孝は今期からS級に復帰。前走のGIIでも大きな着は取らず、S級として十分な走りを見せていた。
伊勢崎勢は高橋貢が最も有力。前走の浜松GIIでは準決3着で優出を逃したが、その前の山陽プレミアムカップではしっかりと優出していた。エンジンはおおむね良好で、今回も山陽の地で優勝戦まで進んでくるか。他にはS級として新井恵匠、内山高秀、吉原恭佑なども来場するが、エンジン的には上積みが欲しい現況。
※4月8日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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松尾 啓史〔山陽 S-7(26期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-32(29期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
黒川 京介〔川口 S-30(33期)〕