青山周平が同大会2度目の優勝を目指す!
川口オートで行われているGI開設記念グランプリレースは優勝戦のメンバーが出揃った。3日目は降雪のため開催中止になったが、準決の日は見事な良走路。スピードあるレースが展開され、エンジンの優劣が分かりやすかった。
優勝戦のハンデ構成は、10Mオープンで最内から鈴木宏和、加賀谷建明、小林瑞季、永井大介、中村雅人、高橋貢、早川清太郎、青山周平となった。
スタート争いは鈴木宏が先行とみた。全選手の中でトップスリーに入るスタート力を有している。枠の利も加味するとトップスタートを決めるだろう。次いで加賀谷、小林瑞、永井あたりが出て行きそう。青山も怖い。準決では10線に7車並んだ大外から好ダッシュを決めてみせた。内枠勢が少しでもダッシュが付かないようだと、青山の先行も十分あり得る。
レース展開としてはいきなり逃げに入れる鈴木宏が断然有利。序盤は先頭を走る展開になりそう。鈴木宏のペースだが、準決の1着選手の上がり時計の中では一番数字が良くない。つまり、記念の優勝戦で8周回逃げ切るにはやや不安が残る。準決よりエンジンの上積みがあればいいが...。早い段階で2番手で追走していそうな青山が道中で交わすとみた。先頭に立って逃げる青山は、準決の動きを見る限りエンジン完調とは言えないが、必殺のブロック力を発揮して後続を封じ込めてしまう。ブッチ切りの勝利となるかは分からないが、先頭を譲らない走りで逃げ粘りそう。そこで、当ブログでの本命には青山を挙げる。2014年以来、2度目の開設記念グランプリレース制覇を狙う。
相手は鈴木宏。スタミナに関しては不安な面もあるが、いきなり独走に入れる点は大きな魅力。2番手以下が激しく競り合うようなら、その間にリードを広げて逃げ切りもあるだろう。次に小林瑞。枠順的にも悪くはなく、3番手までに発進できれば、優勝争いに参加できる。準決では前を走る青山を最後は追い詰めていた。あと2周あったら交わしていたのではないかと思われるエンジンの仕上がりだった。昨年に続いて同大会連覇もあろう。そして永井。準決では力強い走りを見せていた。序盤の位置取り次第だが、好位置につけられれば突っ込んでくる。最後に加賀谷。10Mオープンの2枠は有利。外枠に行かれないスタートが切れれば、鈴木宏をマークから差しを見せるシーンもありそうだ。中村雅、高橋貢、早川らもチャンスがない訳ではないが、優勝を狙うとなると枠ナリ以上のスタートが求められる。
◎青山周平
○鈴木宏和
△小林瑞季
△永井大介
▲加賀谷建明